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激動の昭和史 沖縄決戦

1971年【日】 上映時間:149分
アクションドラマ戦争もの歴史もの
[ゲキドウノショウワシオキナワケッセン]
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タイトル情報更新(2024-09-17)【イニシャルK】さん


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監督岡本喜八
助監督河崎義祐
山下賢章
キャスト小林桂樹(男優)牛島中将
仲代達矢(男優)八原高級参謀
丹波哲郎(男優)長参謀長
天本英世(男優)野田校長
池部良(男優)太田少将
浜村純(男優)泉知事
加山雄三(男優)比喜主任軍医
田中邦衛(男優)比喜三平
井川比佐志(男優)伊藤大尉
寺田農(男優)吉田中尉
地井武男(男優)小倉曹長
藤原釜足(男優)亀甲墓の爺さん
橋爪功(男優)益永大尉
藤岡重慶(男優)真田少将
岸田森(男優)目軍医大佐
高橋悦史(男優)加賀中佐
大谷直子(女優)抵抗する若い女
酒井和歌子(女優)渡嘉敷良子
大空真弓(女優)上原婦長
長谷川弘(男優)坂口次級副官
阿知波信介(男優)外間曹長
北竜二(男優)川辺参謀次長
東野英治郎(男優)梅津参謀総長
大木正司(男優)中村曹長
山内明(男優)宮崎中将
神山繁(男優)島田知事
鈴木瑞穂(男優)中島参謀
東野孝彦(男優)広森中尉
佐原健二(男優)王代勢教諭
滝田裕介(男優)仲宗根教諭
今福正雄(男優)照屋校長
草川直也(男優)輸送指揮官の少尉
当銀長太郎(男優)諏訪部大尉
小川安三(男優)小森伍長
石山健二郎(男優)安藤大将
草野大悟(男優)奥山大尉
新田昌玄(男優)天野少将
江角英明(男優)連隊区司令部将校
三井弘次(男優)八原参謀に怒鳴る老人
佐田豊(男優)亀甲墓の父
田中浩(男優)
堺左千夫(男優)水を売る男
広瀬正一(男優)
山本廉(男優)大森軍曹
樋浦勉(男優)神山島斬込隊西岡少尉
木村博人(男優)
香川良介(男優)うなされる老人
佐々木孝丸(男優)宇垣長官
中谷一郎(男優)上野参謀長
睦五郎(男優)薬丸情報参謀
荒木保夫(男優)作戦課員
船戸順(男優)作戦課員
中真千子(女優)孤児の女の子の母親
橋本功(男優)益永大尉
鈴木和夫(男優)脳症の兵
川津祐介(男優)神航空参謀
玉川伊佐男(男優)釜井航空参謀
大前亘(男優)海岸の歩哨
南風洋子(女優)島田知事夫人
池田勝(男優)
園田裕久(男優)師範の配属将校
岡本喜八(男優)
富永美沙子(女優)
加藤茂雄(男優)
原田力(男優)伊東大隊の下士官
沖田駿一郎(男優)仲真二等兵(クレジット「沖田駿一」)
中山豊(男優)吉崎上等兵
久野征四郎(男優)
千葉一郎(男優)
榊田敬二(男優)
吉頂寺晃(男優)
薩摩剣八郎(男優)(クレジット「中山剣吾」)
小林清志ナレーター
脚本新藤兼人
音楽佐藤勝
撮影村井博
木村大作(撮影助手)
製作藤本真澄
古賀祥一(製作担当者)
配給東宝
特撮中野昭慶(特殊技術)
川北紘一(特殊技術 助監督)
富岡素敬(特殊技術 撮影)
美術村木与四郎
編集黒岩義民
録音渡会伸
東宝録音センター(整音)
照明佐藤幸次郎
その他東京現像所(現像)
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【クチコミ・感想】

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9.沖縄現地で米軍の上陸を阻止するために作戦を練る上級軍人、作戦を実行する下っ端軍人、大本営、現地の政治家、疎開する児童、学徒動員された学生、野戦病院に動員された婦女子、様々な人を巻き込んだ沖縄決戦を、日本側視点のみにフォーカスしつつ、俯瞰的にとらえる大群像劇として、今見ても、日本映画にしてはあまりチープさを感じさせない臨場感、切迫感で、描いています。感傷的な演出などはほとんどないまま、淡々と描写されるので、ややもするとドライな印象を持つのですが、その中にも、ところどころにユーモアがちりばめられ、作り手による人間に対する慈しみに包まれた作品だと思いました。押しつけがましさを感じさせない懐の深い作品です。視聴にあたっては、前述のとおり、淡々と事が進んでいくので、史実を知らないと、なかなか心に残らないと思われます。途中良くわからないことがあったら、躊躇なく再生を止めて、史実を調べながら見るのもありかと思いました。というか、私はそういう見方をすることで、より興味を持って作品を堪能することができました。川津祐介がイケメン。 camusonさん [インターネット(字幕)] 7点(2023-02-10 17:59:59)(良:1票)

8. 八原高級参謀、あるいは硫黄島の栗林中将、彼らのような本来は一番軍人に向いている合理的、論理的な思考の持ち主が排除され少数派になり、長のような、あるいはインパールの牟田口のような無能な合理的思考とは程遠い大言壮語するしか取り柄のない人間が幅をきかすのが、昭和の軍隊、とりわけ陸軍のどうしようもない欠点なわけで、八原や栗林が構想するような戦い方が、全島嶼で行われていたならばと考えずにはいられません。(軍事的合理性から考えれば、バンザイ突撃とか全く意味がない集団自殺にすぎないわけで)

 民間人が、巻き添えというのではなく、直接米軍に標的として殺される描写が多々ありました。これは事実なんでしょうか?事実としたら明らかに国際法違反ですよね。どうなんでしょう。(そもそも、なんでもっと早く北部への疎開が進まなかったんでしょうね、島田さんの前の知事の、無能さ、怠慢さが本当に疎ましく思います)

沖縄戦についてじっくり考察してみたい気持ちになりました。ただ、この映画そのものは、あまりに悲惨なんでまあ一回みただけでいいかなと
  rhforeverさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-08-31 17:48:04)

7.“沖縄軍の戦死者10万”
“沖縄県民の死者15万”

太平洋戦争末期、「沖縄」という地で失われた命の数がラストのシークエンスで大写しにされる。
その膨大な数が表す通り、この映画は最初から最後まで延々と、愚かさと絶望の中で続いた「死」を容赦なく映し出し続ける。
「地獄絵図」という比喩表現そのものの光景に対して、憤りを通り越した虚無感に襲われ、ただただ涙が溢れ、逃げ場を見失う。

ただ、「これが現実」という絶望的な悲劇の中で、同時に強く印象に残ったことは、それでも残った命の存在とその意味だった。
「死」の中で残った数少ない「生」の描写こそ、このあまりにも絶望的な映画において、監督が手繰った希望だったのではないか。

敗色濃厚というよりも敗戦が必然の中で葛藤し続けた高級参謀然り、息子を亡くしそれでも表向きにはひょうきんに従軍し続けた散髪屋然り、最後は強引に生き残ることを命じられたひめゆり学徒隊の少女たち然り、息絶えた母親の背で泣き続ける赤ん坊然り、そしておびただしい数の屍の中を歩き続けた孤児の少女然り。
あの時、彼の地で生き延び、後の時代に継いだ命の価値と、命を継がれた者たちの“声”を真摯に受け止め続けることの意味をこの累々とした死を描きつけた映画は物語っているのだと思う。

彼らの死と、継がれた命が語る「事実」を、総ての人々は今一度知らなければならない。


この重く、辛く、だからこそ誰しも一度は観なければならない映画を描きぬいたのは、岡本喜八監督。
この映画はドキュメント要素が強く、普通ならばただただ淡々と暗く悲しい事実に対して、一方的に耐え忍ぶように観なければならない映画に仕上がっていたことだろう。

しかし、娯楽映画に秀でた大巨匠だからこそのあまりに巧い演出力が光る。
悲壮と絶望が渦巻く戦禍において、敢えてユーモラスなキャラクターやシニカルな台詞回しを適所に配し、的確な可笑しみを効果的に加味している。それにより映画的な抑揚が生まれると共に、現実の悲劇性はより深まっている。
その演出方法は、岡本喜八という大巨匠の映画監督としての意地と誇りの表れのように思えた。


繰り返しになるが、重く、辛い映画であることは間違いない。
でも、この映画は決して説教臭くもなければ、何かしらの思想を強要するものでもなく、娯楽文化としての「映画」という表現の中で、しっかりとその意味と価値を表している。
そのことが、本当に素晴らしいと思う。 鉄腕麗人さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2015-08-15 20:49:40)(良:1票)

6.兵士だけでなく多くの民間人の死亡、多くの屍の散乱、さらには自決死を望む女学生たちの姿など、見ていて楽しめるはずがない。映画イコール娯楽とは真逆に位置する作品 沖縄決戦 国内戦時録。監督:岡本喜八。出来栄えがどうのこうの、リアルさがどうのこうのと、ああだこうだと述べる事は可能なんだが、そんなこと馬鹿げたことだと思ってしまえる 良いも悪いもナイ エンターテイメントではないのだから。出来ればもう二度と目にはしたくない でも観るべきだ。知っておくべき沖縄史。 3737さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-03-27 21:40:04)(良:1票)

5.死にまくりすぎて感覚が麻痺してしまう。実際、それほどに死にまくったんだからしょうがないのだけど。うーん、なんだろう、痛快なまでの悲惨のオンパレードで、一つ一つが強烈な上に見せ方が派手なのでどこか作り話っぽく見えてしまうのだと思う。喜八節とも言えるアップテンポな展開にも一因がある。沖縄の民間人たちが殺される様を娯楽テイストで鑑賞することに対する拒否反応と言ったら言いすぎか、どこかこのいけいけどんどんに乗り切れない。しかし怒りはじゅうぶん伝わった。 R&Aさん [映画館(邦画)] 6点(2011-12-22 16:17:54)

4. 一番悲惨なのは一般市民だということがよくわかりました。 海牛大夫さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-05-22 21:06:36)

3.日本にとって平和な時代が続きすぎているからか、こういう映画を観ても「反戦」という言葉が浮かんでこない。最も強く感じたことは「自決」とは何だったのかということ。言葉の定義だけならば、自らの主義を貫くために自殺することだ。国民が一丸となって戦争に臨む教育がなされていたことは、両親や祖父母の世代から聞いていたけれど、負けた時の心構えなんて誰も口にしなかったのでしょう。言った途端に非国民扱い。そして、負けたら絶望というような強い思い込みが自決に繋がったように思える。思い込みは主義ではない。戦争とは、戦闘員と非戦闘員の線引きを明確にし、軍人が陣地を取り合って、そこだけで勝敗が決まらなければならないのだと思う。日本が最後に経験した戦争では、そんな常識であるべきことを曖昧にしたまま戦争にのめり込んで行った感がある。その大きな流れに飲まれて、非戦闘員までが自らの命を絶った。誰が悪かったかというと、これは明確で、戦争を指導する立場の人たちです。自決を当然と考えるタイプが指導的立場の人たちに多かったことは、この映画からも見受けられる。考えてみれば、戦争の勝敗の決し方なんて誰かに習った覚えがない。せめて義務教育の歴史の授業とかで取り上げても良いのではと思ったりする。戦争なんてやらずに済むに越したことはない話だけど…。 アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-03-18 21:06:21)

2.沖縄県というまさに日本の国土を血で染めた戦いになった沖縄作戦の全貌がこの作品で赤裸々に描かれている。 映画の公開は1971年、その翌年に沖縄はようやく返還された。 史実や関係者の記録のから多くのエピソードがちりばめられているがその点と点を結ぶスムーズな演出がなかったのでややぶつ切りでシーンをつなげたような散漫な印象を受けるのが残念。 ただしこれも意図的な演出であったのかもしれない。 それに予備知識がないと状況がなかなか把握できないのもすこしつらい。 ナレーションによる状況説明はかなり入るがそれだけでは不足だ。 各個のエピソードがその時々の戦況を伝え、一つ一つが戦況の流れの中でつながっていたことが実際の戦況経緯を知って始めてわかった。 少ない予算のために敵艦船も飛んでいる飛行機もまったく出てこない(記録映像でおぎなっている)。 そのためかカメラが上(空)を撮ったシーンが全く、あるいはほとんどなかった印象だが、沖縄作戦が地上戦であったことを考えるとこの潔さはかえって地上の悲惨な戦いに焦点を合わせるのに役立ったように思う。 2006年のクリントイーストウッド監督作品「硫黄島からの手紙」を観てまず思い浮かんだのがこの「沖縄決戦」だった。 どちらも地上戦、洞窟での持久戦を描いているが洞窟持久戦の実情をより正確に表現していたのは「沖縄決戦」のほうだと感じる。 いずれにしても戦場の実際を正確に再現することなど不可能だ。 だがより悲惨さが伝わってきたのは確かに「沖縄決戦」だった。
ほぼ同じ時期に八原高級参謀(当時)の手記「沖縄決戦」が上梓されている。 沖縄返還の時期に合わせたということはあろうが同じ題名の作品が映画と本という別の形で世に出たというのは興味深い。 八原氏の記録があるいは八原氏自身がどの程度この映画に影響を与えたのか興味は尽きない。 とても重い作品だ。 称えよ鉄兜さん [DVD(邦画)] 10点(2007-09-21 13:39:27)

1.圧倒的悲惨。感情移入を拒否するかのごとく乾いた描写で、まるでそうなることが当り前みたいに連ねられる死、死、死。劇中では戦争批判などほとんど語られることが無い作品ですが、その内容で力強く全否定しています。 KYPAさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-03-06 23:47:43)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 17人
平均点数 7.00点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
400.00% line
5317.65% line
6211.76% line
7847.06% line
8211.76% line
900.00% line
10211.76% line

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