みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
382.冒頭、人の頭蓋骨が機械のキャタピラによって踏み潰される場面はクライマックスでT-800の頭部がプレス器で潰されるのと対になっています。ジェームズ・キャメロンがどの程度意図したかはわかりませんが、未来から武器を持ち込めないという設定は低予算の中でリアリズムを保つためだけでなく、もう既に人間は車や銃のような簡単に人を殺すことのできる機械に囲まれて生きているという事実を浮き彫りにしてはいないでしょうか。最終的にこの映画で人間は現代の機械の力を借り未来の機械に辛くも勝利するわけですが、ターミネーターはいわばその孫にあたるような存在なのであり、悲惨な未来は現代の延長線上にあるのです。次作では残されたマイクロチップがスカイネットの起源であると設定し、それを何とかすれば救われるという安易な解決策を提示してしまったことで、単純なエンターテインメントとしては良いのかもしれませんが文明批評的側面が弱まってしまったと思います。 【Сакурай Тосио】さん [DVD(字幕)] 8点(2023-03-07 20:12:37)(良:1票) 381.当時、中学生だったと思いますがTVで観た時のインパクトは凄かったです。話が堂々巡りで難解ではありましたが、シュワちゃん(T-800)のパワーで一気に持っていった映画でした。最近見直す機会がありましたが今見ても破綻の無い脚本が素晴らしい。 子供心ながら、裸でやってきた化け物級の大男に凄いインパクトを感じたし、最終的に未来からきた男性と結ばれて、未来の指導者を身ごもるという意味が判らないラストにゾクゾクしました。カイル・リース(マイケル・ビーン)が全く印象に残っていませんが、未来から死ぬ気で助けに来てくれた彼を好きになる気持ちは大いに理解できたし、その彼が死んでしまうのも悲しい余韻があって印象的でした。 序盤からダーク&スタイリッシュですが、80年代特有のドギツイ感覚もチラホラ見られます。さすがに映像的には全体的に古さが目立ちますが、T-800(アーノルド・シュワルツェネッガー)の若くギラギラした雰囲気で一気に持って行きます。反面、サラ・コナー(リンダ・ハミルトン)がどう頑張っても19歳の女子大生に見えないのがイタイです。当時リアルで25歳前後でアクションもこなせる女優が居なかったので仕方ないとは思いますが、まあ、その後40年もこの設定を引っ張ることを考えたら結果的にはこれで正解だったと思います。(まだデビュー前ですが、同年代でいうとティルダ・スウィントンTilda Swintonあたりが似合っていたと思いますねー) スキンが剥がれる終盤のT-800のグロさったら凄まじい。どこまでいっても止まらないこの殺人マシーン、当時はマジで夢に出てきそうな勢いでした。どうやって撮ったのかもすごく不思議で、映画のロマンが全て詰まった素敵な作品でした。今考えると本作はなかなかの低予算映画で、やはり映画は脚本だよなということをまざまざと見せつけられた作品でした。重要な作品としてアメリカでは保存されているという話も納得の名作。 【アラジン2014】さん [地上波(吹替)] 8点(2022-08-16 15:24:21) 380.公開された時、池袋東口の今のビックカメラのあたりに映画館があって、正面に等身大の シュワちゃんのパネルが飾ってありました。 逃げても逃げても追いかけて来るT-800にはビビリましたよ。 ヒロインのサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)は大学生には見えませんでしたが(笑)、 人類抵抗軍のカイル・リース(マイケル・ビーン)はカッコ良かった。 同期入社のヤツが遅い5月病らしく、駅で「じゃあな」と別れて見送ったが人混みに消える 姿が弱々しく見えて、追いかけていって「映画観ないか?おごるよ」と声をかけた。 観終わって劇場を出た時に顔を輝かせて「面白かったよ!」。 でも2ヶ月後に「仕事が合わない」と転職してった。どこかの空の下、元気かな? 【横浜っ子】さん [映画館(字幕)] 10点(2019-10-12 03:51:28)(良:1票) 379.久しぶりに鑑賞。2の印象が強すぎるせいか、1の内容は殆ど忘れてしまっていた。 改めて鑑賞すると、当時本作がB級映画程度の低予算で作られたというのが嘘のように思える素晴らしい出来上がりで驚きを禁じ得ない。 低予算だろうが何だろうが、名作を作れるのはさすが巨匠といったところか。 アクションシーンのスピーディな展開や演出、サスペンスの盛り上げ方、ここぞという場面でちょいちょい入るスローモーションは、センス抜群。 今から見ると未来のシーンやシュワちゃんが完全に機械になったシーン以降は、ちょっと時代を感じる場面もあるが、背景を暗く落として、映像面の拙さを上手く誤魔化しているあたりも、制作側の工夫や努力が感じられて巧みだなと思った印象。 いやー名作。でも本作を上回る2があるので、点数的には9点とする。 【nakashi】さん [インターネット(字幕)] 9点(2019-04-16 09:05:23) 378.充分に面白いのですが、先に2を見たので相対評価になってしまいます。 【Donatello】さん [DVD(字幕)] 8点(2017-07-25 10:48:55) 377.人工知能が騒がれている2016年でも荒唐無稽な感じが全くないところが凄い! シュワちゃんが悪役だったのは意外だけど怖くて良かったです。 【さわき】さん [地上波(字幕)] 8点(2016-12-22 23:12:32) 376.先が分かっていても目いっぱい引き込まれます。三番目の標的に迫りくる緊張感はハンパじゃないです。ターミネーターが不死身の如く何度も蘇るシーンにもゾクゾクします。人工知能が現実味を帯びつつある昨今、人類大丈夫でしょうか?久々に見ましたがロマンのある物語は変ってませんでした。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2016-02-21 22:22:47) 375.シリーズ化されて当然という面白さがあった。 どうなっていくのかという期待。それを裏切らない物語。 このシリーズは戦闘シーンもいいが、逃げ切った後のロードムービー的な部分が凄く好き。 カイル・リースが人間だけど強くてとても頼りになるのがかっこいい。 機械対機械じゃなくて、人間対機械っていうのが1の面白いところ。 【アキラ】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-07-24 13:52:51) 374.最新作「新起動」を観る前に、オリジナルを“おさらい”しておかなければ!と思いたち、相当久しぶりに1984年の第一作を鑑賞。 改めて観返してみると、記憶に無いシーンが随分と多かった。続編である「T2」は散々繰り返し観たものだが、よくよく考えてみればこの第一作目は、子供の頃に観たきりだったかもしれない。 そして、忘却してしまっているというよりも、民放のテレビ放映版を観たことしかなかったため、大部分がカットされていた可能性が高いようだ。 そういうこともあり、僕自身が3歳の頃の映画を殊更フレッシュに楽しむことができた。 エンターテイメント性の高い「T2」に比べて、この第一作目が“疎遠”になっていた理由は明らかだ。 それは、少年時代にこの映画を初めて観た時の“恐怖心”に対してのトラウマが確実に残っていたからだと思う。 今、大人になって観返してみても、ラストの恐怖感と緊迫感は物凄い。それこそ、30年前の映画であることを忘れさせるくらいにフレッシュで、ただただ面白い。 “無名のボディービルダー”を感情を持たない殺人マシーンに配し、その肉体を剥ぎ取られてもなお執拗に追わせることにより、類まれな「恐怖」という娯楽性を生み出したこの映画の「発明」は、あらゆる意味で映画的価値に溢れている。 ただ逃げ惑うだけのウェイトレスだったヒロインが、クライマックスでは自らを助けにきた未来の戦士に対して「立ちなさい!」と叱咤する。 それはまさに、ヒロインが自らの運命を受け入れ、“未来”に向けて覚醒した瞬間だった。 【鉄腕麗人】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2015-07-13 21:52:57) 373.制作での目立った出費は有名アスリートへのギャラと特殊メークとダイナメーション撮影くらいか。あとはアイディア溢れる脚本と技術で一級のSF作品に仕上げたB級映画。後に傑作たる続編が出る意味でも、見て損の無い作品です。主演三人が駆け出しの若手であるためかえってキャラクターが生かせてますね。実物も見ぬまま偶像を愛したカイル。訳け解らぬまま恐怖から逃げるサラ。何より、当時のシュワさんの大根レベルの演技が【目的遂行だけのロボット】にぴったりでした。 【役者の魂】さん [映画館(字幕)] 9点(2015-03-05 06:03:18) 372.幼稚園の息子がどうしても観たいというので借りてきて、「コワイから観たくない」という小学生の娘もダマクラかして一緒に見せ、ついでに私とカミさんも久しぶりに楽しませてもらう。やっぱり、面白いものは面白いのです。シュワ型ターミネーター(という呼称は当時はなかったけど。というより正式名称では勿論ないけど)の超おおざっぱなサラ・コナー狩り、これだけでも天才的な発想だと思います。この猪突猛進型・出たとこ任せの強引さは、いくらあの(これも面白かった)『ウェストワールド』を引き合いに本作を二番煎じ呼ばわりしたって、ユルブリンナー型ロボットにはこのユニークさは無かったよね。銃砲店のオヤジのアワレな運命(同年の作品『グレムリン』でのアワレさも印象的だったディック・ミラー)が特に、シュワ型のアバウトさを象徴しています。このいい加減シュワに対し、マイケル・ビーンの貧乏くさい(いや失礼)、影の薄い(これも失礼か)、憂いを含んだ表情がいい雰囲気。シュワほどムキムキではないけれど引き締まった肉体が織りなすアクション、倒した警官から手錠のカギを奪う際などに見せる熟練兵士らしい冷静沈着さも魅力的です。シュワは無敵の強さだけど、戦いの中で、髪が焦げてチリチリになり、眉毛もなくなり、さらには手の故障、目の故障、足の故障、そして…と、少しずつ壊れていく様が、かえってそのタフさを表現しているのも面白いですよね。未来における機械と人間の戦争、その最終決戦が現代で行われるという設定が、解説調にならず物語の中で徐々に解きほぐされていくあたりも、脚本が念入りに編まれているし、といってもちろん複雑になりすぎることなく、スピード感としつこさを併せ持ったアクションで引っ張っていきます。戦いの終わりの方では、もはや怪奇趣味といってもよいようなテイストで緊張感を持続し、トドメの場面ではこれでもかという細かいカット割りによって、真のクライマックスを築き上げる。やっぱりこれ、いい映画です。面白いです。 【鱗歌】さん [DVD(吹替)] 10点(2015-02-14 14:03:02)(良:2票) 371.CGがない時代の、SFサスペンスの名作! 子供の頃から何度も観ましたが、色褪せない面白さです。 【たけたん】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-01-08 05:45:48) 370.ターミネーター2を先に見てるから、こっちの面白さが半減してしまった気がする。 【aimihcimuim】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-08-30 09:04:15) 369.公開当時、この映画を観た後、興奮の余韻が残ったことを覚えている。サラの本気度が良い。ラストもすばらしい。 【cogito】さん [映画館(字幕)] 9点(2014-08-03 22:45:30) 368.何度見ても色褪せない名作 【pillows】さん [DVD(字幕)] 10点(2014-04-02 18:02:43) 367.未来から不死身の殺し屋が送られてくるという究極的に不条理な設定が、ホラーやサスペンスとして優れていた。それに実写と特撮の組み合わせ方がやはり上手い 【よいしょ】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2013-09-21 16:15:49) 366.私にとってもこの映画はアクションよりも恋愛色の方が強いです。確かにシュワちゃんのターミネーターがこの世に現れた記念作品ですが、それよりも憧れの女性を守りにきた青年の熱意に胸が熱くなった女子の一人です。 【movie海馬】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-09-24 01:56:45)(良:2票) 365.ボディビル世界王者という異色の経歴を持つ主演男優、SF、低予算、本来B級映画であったはずのこの映画がここまでの作品に仕上がった。ジェームズ・キャメロンとシュワルツェネッガーのその後の成功も当然で、賞賛に値する。ダイ・ハードもそうだが多少無茶なストーリーで破綻しかけていても作り手にある種の一貫したポリシーがあればどうにでもなるという例。あまりにしつこいターミネーターと、あからさまなピンチの演出にイラっとくることもあるが、これだけ一貫してると単にホラー的と納得することもできる。SFとしてはあまり話しがグチャグチャしてなくわかりやすいのも好ポイント。 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-04-21 14:21:14) 364.ターミネーター2は一応子ども中心に楽しむことができるが、こっちの方はもうシュワルツェネッガーが暴れるだけでおもしろくなく減点。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 5点(2012-03-16 09:14:14) 363.B級・低予算映画として製作されたと良く言われますが、SFX職人だったジェームズ・キャメロンらしくそんなこと感じさせない映像は、現在の眼で観ても遜色ないところです。予算の少なさはキャスティングにしわ寄せが行ったのでしょうが、まるで演技ができないドイツ訛りの大男をターミネーター役に抜擢したことで、本作をレジェンドに高めることになりました。脚本を書いた当時は予想してなかったでしょうが、タイムスリップや自我を持ったコンピューター“スカイネット”といった荒削りながらも骨太なプロットのおかげで、その後に三作も製作された一大サーガに発展出来たわけです。ターミネーター役が、当初のランス・ヘンリクセンではなくてシュワちゃんになってほんと良かったですよね。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-01-01 23:33:20)
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