みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
8.耐えられずに途中で視聴放棄。時間を返してほしい。 【kaaaz】さん [インターネット(字幕)] 2点(2017-10-27 23:17:32) 7.おそらく深い意味があるのだと思いますが、時系列、世界線が乱れる展開が私にとっては不快以上のものではありませんでした。 【Donatello】さん [DVD(字幕)] 1点(2017-07-18 21:02:29) 6.土曜日の深夜にこの映画を観た。 映画を観終わり、エンドロールが終わっても、しばし呆然とした。 そして、それほど眠気は無かったが、すぐに眠ることにした。 いつもならば、映画鑑賞をした後はすぐにレビューの文章を綴るのだけれど、この映画の感想を綴るには、とてもじゃないが一日使い古した深夜の思考回路ではおぼつかないと思えた。 それに、一旦眠りに就き、一晩夢見の中でこの映画の余韻に浸りたいと思った。 「死」がなくなった新世界、世界で最後の「死」を迎える老人が118歳の誕生日に自身の人生を顧みる。 あの日、あの時、ああすれば良かった……。という思いは、人生という限られた「時間」を生きゆくすべての人間が思い巡らせることだろう。 自分の人生はただ一つだが、実は同時に「選択」の数だけ無限のパラレルワールドが存在し、それと同じ数だけの人生が存在するということが、あまりに美しいビジュアルの中で表現される。 「選択をしなければ、すべての可能性が残る」 と、人生において最初の「選択」を迫られた少年時代の主人公が語る。 映画は展開し、無限のような広がりを見せた果てに、その少年時代の台詞に帰結する。 死を目前にした老人が“過去の記憶”を辿っていく物語に見えていた映画世界が、その瞬間から、9歳の少年が自らの「選択」による“未来”とそれに伴う“可能性”を辿った物語に転ずる。 それまでに脳内に注ぎ込まれていた膨大で不可思議なイメージが、一瞬で整合した感覚を覚えた。 この映画のすべてを自分自身が正確に把握し理解しているとは思わないが、圧倒的に凄い映画であることは間違いないと思った。 「人間」の営みそのものを宇宙的視野の中で捉え、見事としか言いようがないビジュアルで表現した世界観は、スタンリー・キューブリックの「2001年宇宙の旅」を彷彿とさせる深遠さと崇高さを備えていた。 そして、この映画が表現する「概念」そのものは、手塚治虫の傑作短編集「空気の底」の映像化を見ているようだった。 決して万人に受け入れられる映画ではないだろうし、個々人の精神状態次第で酷く退屈な映画になり得る作品だと思う。 ただ僕は、自分自身が己の人生を通して考え続けているあらゆる要素が溢れているこの映画から目線を外すことが出来なかった。 敢えてもう一度言う。凄い映画だ。人生を通して何度も観たい。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 10点(2014-03-04 00:45:54)(良:1票) 5.「あの時こうしていれば」「あの頃に戻れるなら」など誰でも思う話だけど、ちょっと話にメリハリがないかな。恋愛以外にもいろいろ取り入れてほしかった。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-07-25 20:30:49) 4.アハ体験というのでしょうか、あっ、そういうことなのかという快感。 【長谷川アーリオ・オーリオ】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-03-08 23:26:47) 3.相当に入り組んだ構造の映画だということは知っていましたが、ここまでとは。 全体像を理解するのは困難ですし、そもそも明確な「答え」すら存在しないような気がします。 今作が描いているのは「パラレルワールド」。 この映画は一人の人間の人生を追うドラマであり、サスペンスでもあり、美しい映像で綴られたSFファンタジー作品でもあるのです。 惜しいのは上映時間が2時間15分と長いこと。 圧倒的な映像美もこの長さだと新鮮味が薄れてしまいますし、着地点がわからなくなる物語なので、かなり疲れてしまいます。 それでも、観た後は誰かと語らいたくなる巧妙さ&美しさ。 賛否のある作品ですが、個人的にはかなり好きになれた映画でした。 ネタバレはこちらでhttp://kagehinata64.blog71.fc2.com/blog-entry-214.html 【ヒナタカ】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-08-02 22:53:46) 2.なぜこんな支離滅裂な、終始転結のないストーリーテリングに感動してしまうのか!己に解いた。わからん!でも、「トト・ザ・ヒーロー」と同じで、ニモにとっては空想、妄想かもしれないそれは、確実にぼくの目の前には存在していて、確実にぼくの心を激しく揺さぶった。ニモと同じように愛おしく思い、嘆き、喜んだ。「トト・ザ・ヒーロー」の監督の新作がやってのか・・・ま、見に行ってみますか・・・軽い!ぼく、軽い!そんなフワッと足を運んだ映画館で、グサッとやられましたわ!なんてことはない、ただただやっぱり監督の描く少年少女の無垢で純粋で熱い想いは、孫悟空のにょいぼうの如く、真っすぐに伸びて伸びて、ぼくには抵抗のしようがないほど爽やかに突き刺さる。その気持ち良さたるは、ピュアな恋心の始まりの瞬間のよう!アンナ好き!嗚呼、気持ちいい。 【ボビー】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-05-25 11:08:05)(良:1票) 1.この監督にとって、創造のテーマは常に「人生とは何ぞや?」というあまりにも根源的なものであり、そしてそれに、恐らく自問自答することに生涯を捧げるつもりなんだろうなー、と、エンドロールを見ながら思いました。というか、このテーマから離れられないんでしょう、きっと。寡作なのは無理もない話です。さて、本作ですが、そーですねぇ、評価は分かれるんじゃないでしょうか。「なんだよ、トト・ザ・ヒーローと同じやんけ!」か、「今度はそーきたか!」か。と書いておきながら恐縮ですが、私はそのどちらでもなく、「やっぱしそーか」でありました。予備知識はなるべく得ずに見たのですが、オープニングの鳩のシーンで「やっぱし・・・」と思ってしまったのでした。別にガッカリしたのではなく、むしろその逆で、ホッとしたというか。『ハロルドとモード』のオマージュと思しきシーンや、『トト・ザ・ヒーロー』とソックリのシーンもあり、相変わらず音楽は素晴らしい。映像も美しく、やっぱりこういうところのこの監督のセンスがすごく好きなんですね、私は。・・・きっと、ニモにとってのリアルはアンナとの人生ではなかったのだろうけれども、心の中ではそれがリアルだったのだと思う。これは、もの凄くそう思う。私は「あの時ああだったら・・・」という妄想はほとんどしないけれども、リアルとは別の人生がやはり心の中にあり、それもまた、私にとってのリアルに違いない、という状況にまさに今あるからで、そういうことって、歳を重ねると大なり小なりあって不思議ではないと思うのです。人生は、いくつかの必然と、無数の偶然で構成されているのだと、やっぱり本作を見て確信しました。どの偶然も、ただの偶然ではなくて、選ばなかった大多数の偶然も、それらは全て意味ある偶然なのです。若い頃見ても、きっと共感できなかった、あるいはサラ~ッと流してしまったであろうと思う作品です。 【すねこすり】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-05-23 22:09:08)(良:1票)
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