みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
6.この手のバンドや歌手の出てくる作品では、その歌の魅力に引き込まれないと厳しい。歌とストーリーの相乗効果で感動が倍加することもあるけど、ここに出てくるバンドは子ども達まで巻き込んで熱狂する存在には思えない。まったく好みのバンドではないし、置いてきぼりを食らった感じで何の共感もできず。 森下くるみの演技が意外とまともだったのが良かったくらい。 【飛鳥】さん [DVD(邦画)] 2点(2015-09-29 23:28:33) 5.この映画を観た翌日、僕は近所のTSUTAYAさんで 神聖かまってちゃんを借りた 「友だちを殺してまで」というアルバムを借りた 「ロックンロール」というやつだ しかし、何がいいんだか全然分かりません 正直、この映画のラストのライブシーンでボーカルのの子が登場したのを目の当たりにした時、何かおかまみたいな声だし、女装して緑色のメガネをかけて歌うなんてぜってぇあぶねえ奴だ。イカれてる。そう思った。しかし、借りてきたアルバムを聞いている内に段々とその音楽世界にはまりつつある自分が居た。歌詞は酷いし、声も気持ち悪い。しかし、上手く説明できないが何故か引き込まれる魅力があったのだ。 劇中には、かまってちゃんを愛する様々な人達が登場する。幼稚園児は、幼稚園に居る時も家に居る時もパソコンでずっとかまってちゃんのライブ映像を観ている。感情を内に込めたままひたすらPCに向かう姿は異様でもある。しかし、かまってちゃんのライブ当日、家に友達を呼んで皆で一緒にパソコンで観戦するのだ。そこにはちゃんと友情が育まれているではないか。「のこ来たーー!」と歓喜し、ニコニコ生放送にコメントして皆で騒いでいるのを見たらそれまでの不安は吹き飛び、何とも微笑ましい気持ちになった。 一方、プロ棋士を目指す女子高生は、親の反対を押し切り将棋に打ち込んで行く。彼氏に浮気されてもあるてぃめっとレイザーで吹き飛ばし、ライブに行けない代わりに決勝戦で完全燃焼する。この女子高生を演じた二階堂ふみはこの映画に一筋の光を照らした。この映画で1番輝いていたと言っても良い。真の主役だった。 最後に総評。 クライマッスのライブシーンに向かって、色んな人の思いが収束していく、その構図は面白かった。ただ、肝心のライブシーンが小規模だし、盛り上がりに欠けたのが勿体無い。そこに至るまでのかまってちゃんサイドの描き方もゆるく、あまり魅力を伝えきれてないんじゃないかと思った。確かに低予算なら仕方ないのかもしれないが編集次第ではまだまだ面白くできたはず。もっともっと、クライマックスで弾けて欲しかった。不完全燃焼。 【ヴレア】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-11-14 17:31:00) 4.ただのファンムービーなら思いっきりコキオロシてやろうかと思っていましたが、まさかの「ミイラ盗りがミイラ」といった状態です私。 クソみたいな応援ソングをはじめ、マザコンラッパー、粘着質ラブコメソングなどの薄っぺらな諸々が横行し、もはや氷河期以下の冷え込みといった邦楽業界ですが、そう遠くない春を感じさせる。そんな映画でした。 っしゃ! 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-09-10 03:24:16) 3.なにがしたかったの?っていう感じの映画 いろんな人物がかまってちゃんに引き込まれていくストーリーのオムニバスとライブの構成ですが、個々のストーリーがあまりにもしょうもなくてなんのオチもなく、こんなのがメインなぐらいだったらライブ映像見てたほうがよっぽどいいと思います。 【madq】さん [映画館(邦画)] 2点(2012-06-10 02:19:59) 2.これはダメだなー。こんなに面白い素材を使って、こんなにも平凡なドラマを作るんだ。このバンドのどこに魅力があって、主人公たちが惹かれているのかが伝わってこないのが致命的。このストーリーなら、どんなバンドでも替えがきいちゃう気がする。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 2点(2012-05-09 22:37:38) 1.エンドロールまでしっかり観終わった後、ラストのライブシーンを繰り返して、主人公の女子高生が大きく息をついてからガッツポーズを決めるカットを二度観た。 その後も特典映像の劇場版予告編を見終わったまま、DVDをプレイヤーから取り出せないでいる。 まさに余韻に浸っている状態だ。沢山の映画を観ていると稀にこういう状態に陥る。 実在のバンド「神聖かまってちゃん」のライブまでの日々を軸にし、まったく関わりのない別々の環境の人間たちのくすぶる心情と葛藤がつらつらと描かれる。 作り手が自らの趣味趣向を全面に押し出したマスターベーション的な映画世界が繰り広げられるんじゃないかという危惧は大いにあった。 そもそも、某ラジオ番組で話題に出ていなければ、こんなタイトルの映画は見向きもしなかったろう。 “見向きもしなかった”ことを考えると、本当にぞっとする。 冒頭から安っぽいデジタル撮影の映像が映し出され、上手いのか下手なのか、はたまた自然体なのか素人くさいのか判断に悩む出演者らの演技が繰り広げられる。 作り手の自己満足が入り交じったチープな映画世界が展開しているようにも見える。 しかし、すべてが終わった後には、無駄なものが何もない映画に思えるから不思議でならない。 “チープ”という印象がいつの間にか消え去り、“良い映画”という印象も覚えぬまま、気がつけば“大好きな映画”になっていた。 「神聖かまってちゃん」なんてふざけた名前のバンドはその存在すら聞いたこともなかったし、必然的に作品の中で流れてくる彼らの音楽にすんなりと共鳴できたわけでもなかった。 しかし、ラストのライブシーンでは彼らの音楽とともに、登場する様々な環境の人物たちの様々な思いが混じり合うようにして流れ込んでくるのを感じた。 プロ棋士を目指す少女は将棋盤を睨みつけ汗を拭う。 くすぶっていたそれぞれの火種が、バンドの音楽とともに突如として燃え上がる。 彼らの問題がそれですべて解決したわけでは決してないけれど、そこには次に進むための一筋の光が見える。 「感動は理屈ではない」なんてよく言うけれど、本当に自分の中で理屈が成立する前に訳が分からぬまま気持ちが高揚し、涙が溢れ出そうになってきた。 まだまだ吐き出したい思いは溜まっているけれど、うまく言葉にできない。 年の瀬、想定に反してスゲー映画を観てしまった。 【鉄腕麗人】さん [DVD(邦画)] 10点(2011-12-30 12:07:56)(良:2票)
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