みんなのシネマレビュー |
|
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
6.終始殺伐とした雰囲気がいい。ラストシーンまでどんよりした曇り空ですからねぇ。ほぼお決まりのサスペンスではありますが、私の中では〝仕事を選ばない男No.1〟のリーアム・ニーソンの存在感が際立っています。 対照的に、この作品においては女性がいろんな意味で〝断片〟としてしか登場しません。まったく人格を与えられていないわけで、この監督こそサイコパスなんじゃないかと疑いたくなります。もっとも、恋人だの奥さんだのが登場してベタベタするのも雰囲気に合いませんが。これも殺伐演出の一環なんでしょうか。 【眉山】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2022-05-28 20:59:26) 5.途中まではギリギリ7点ぐらいですが、最後のタランティーノ風味のプロレスは萎える。 サム・スペードとかフィリップ・マーロウの名前が出てきて、ハードボイルドっぽくしたいんだろうなあという意識は感じるのだが、だったらプロレスは要らない。 【くろゆり】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2019-02-09 23:06:51) 4.2018.05/01 BS鑑賞。出だし好調も・・・。1991年は私の転職した年、1999年は2000年問題で大騒ぎがあった事を思い出した。携帯電話もコンピュターも普及しだした時代。これらを年配の元刑事は付いて行けない。時代背景を上手に取り入れている。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-05-01 20:34:07) 3.年を取るほど渋みが増すニーソンのかっこよさが余すところ無く発揮された一本ですねえ。鬼畜犯人どもの実態がわりと凡庸な描写に終わったのはやや尻すぼみな感があったり、証拠写真に何が写っているのかこちらの脳が認識する前に画面が変わってしまったり、と不満もあるのですが、一方でキレの良い演出も散見します。冒頭の横たわる女性。その意味がわかってゆく時の総毛立つようなカメラの引き画、ここ凄いですね。マット・スカダーという男の性格説明も簡潔でうまい。とりあえず自分の食事を後回しにして依頼人に応じ、足を使って丁寧に聞き込みをする。犯人との交渉では一歩も引かない頼もしさ。みんなの思っていることを、びしっと犯人に叩きつけるニーソン、ほれぼれします。落ち着いた色調も好ましく、加点に次ぐ加点で、結果この点数になりました。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-05-01 00:29:19)(良:1票) 2.好きな俳優リーアム・ニーソンが主演だから鑑賞しました。彼の映画はいつも大傑作ではないけど、そこそこ楽しめる作品ばかりで、私の信頼も結構厚いのです。今回もそこそこな感じの作品ですが、さすがにちょっと緊迫感が足りない気がしました。犯人が意外に低レベルで拍子抜けしたのは否めませんが、退屈しのぎには十分なのでサスペンスが好きな人は観ても良いのではないかな。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2016-05-12 21:38:40)(良:1票) 1.『96時間』の大ヒット以降は暗い過去を抱えた暴力オヤジ役をひたすら演じ続け、もはやどれがどれだか分からなくなりつつあるリーアム・ニーソン。本作の主人公マット・スカダーもその系統のキャラクターであるためニーソンはいつものニーソンではあるのですが、80年代にもジェフ・ブリッジス主演で映画化されたことのある人気ハードボイルド小説を原作とし、『アウト・オブ・サイト』や『マイノリティ・リポート』で知られるスコット・フランクが脚色を担当したことから、作品のクォリティは従前のニーソン作品と比較して格段に優れたものとなっています。 ひょんなことから舞い込んだ依頼や、思わぬ相棒の登場など、前半部分は探偵ものの定石に当て嵌めた作りとなっており、これら一種の様式美が微笑ましく感じられます。点と線をつないでいく捜査過程にはビジュアル的な刺激が少ないため少々退屈させられるのですが、この部分ではかなりの情報量がコンパクトにまとめられており、ひとつのセリフを聞き逃すと全体を見失うおそれがあるため、まったく気が抜けません。この辺りはただ情報をまとめるだけではなく、もっと動きのある展開にしてくれると良かったのにという点が不満でした。 ただし、新たな誘拐事件が発生し、犯人との直接交渉が始まると、映画は急速に熱くなっていきます。ゲスな犯人に対抗する主人公のタフネゴシエーターぶりがとにかくかっこよく、切れ味抜群な言葉の応酬戦だけで、ド派手なアクションを見せられているような高揚感があるのです。この辺りはスコット・フランクの面目躍如、素晴らしいものをみせていただきました。クライマックスに向けて妙に説教臭くなっていくのが玉にキズですが、事件が解決しても「めでたしめでたし」では終わらない陰鬱な空気感は最後の最後まで維持されており、探偵ものとしては優れた作品だったと思います。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 7点(2016-01-03 01:38:27)(良:1票)
【点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS