みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
6.グレタ・ガーウィグの、監督としての評価が一気に高まるきっかけとなった青春映画。遅ればせながら鑑賞したが、なかなか悪くない出来だった。演出、脚本、映像、どれもが高いレベルでまとまっている。物語のテンポの良さ、気の利いたセリフ回しやちょっとした伏線の使い方に、監督の優れた技量が表れている。ちょっと自意識過剰で、ちょっと痛い、でもやや陽キャラで、ブサイクではないから、それなりに人付き合いはできる17歳の女子高生の一年を、過度に美化することもせず、描き切っている。 海外では手放しで大絶賛されている本作だが、個人的にはそこまで完璧な映画か?と思う。数ある青春映画の中では秀逸な出来だが、比較的起伏の少ない物語であるため、スコーンと突き抜けるような盛り上がりはなかったように思う。 大名作というには留保をつけたいのだが、優れた映画であるのは間違いない。故郷への強い愛着が窺える、街の風景のモンタージュが印象的だった。映画内で度々繰り返されるそれらのシーンに、抑えても抑え切れない監督自身の故郷への愛を感じることができた。 【nakashi】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-07-14 08:46:12) 5.ちょっとひねった青春モノをやってみたかったのでしょうが、内容がなんとも凡庸な上に、各シーンの突っ込みも浅いまま次から次に進んでしまうので、結局制作側の自己満足にしかなっていません。私はレディ・バード、といくら口で言ったところで、主人公がなぜそうしたいのかについても洞察も描写もされていないのですから、設定の意味がないのです。シアーシャ・ローナンは、もっと高度な複雑な演技も要求できる人なのですが。 【Olias】さん [ブルーレイ(字幕)] 3点(2020-02-07 00:16:17) 4.映画けどリアル、でもその逆も言える。 自分にとって時々ある「序盤はイマイチ入れなくてやめそうになるが、終盤でグッときて観て良かった」という作品。親の子供に対する接し方は難しい。家族内のイザコザが本当に一番の憎しみにも慈しみにもなる。 【simple】さん [インターネット(字幕)] 6点(2019-04-07 21:19:46) 3.自分の両親は地方公務員の身分で子供3人を東京の私大に通わせてくれた。それも何ひとつ文句も言わずに。それでも一度怒られたことがあった。私大の受験料は数十年前でも1校1〜2万円ほどしたのだが、一度に5、6校申し込んだ時に母親に「受験料も安くはない」と言われたことは今も忘れない。大変だったんだろうなあと思う。そんな両親も5年前に亡くなったが感謝しても仕切れない。なあんて映画の感想とは関係ありませんが。 【kaaaz】さん [インターネット(字幕)] 8点(2018-11-22 23:00:11) 2.よくある青春もの。と、簡単に言ってしまうのが惜しいほどの力強い作品だった。 主人公の"レディ・バード"(と、自分で名乗っている。中二病ww)は卒業間近の高校生で、とにかく遠くの大学に行きたいという願いはあるものの、成績もぱっとしないばかりか周りに対してすぐ反抗したり、自分を特別だと思っている思春期特有の衝動にかられたごく平凡な少女だ。 後になって失敗したなぁという事ばかりで、それは通過してきた者にとっては誰もが共感できる所ではないか。 そんな彼女の無軌道ぶりを楽しみつつ、じっと成長して行く姿を見守るのが正しい見方であろう。 主人公を演じた女優さんがとにかく良い演技で引き込まれた。 【ヴレア】さん [映画館(字幕)] 8点(2018-11-08 11:21:40) 1.高校生の女の子が主役なので当然かもしれませんが、女性の方が心にグッとくるものがあると思います。自分が10代の頃の不平不満や、友達との付き合い。異性に興味を持ち、家族はウザったく感じる。将来に希望を抱くものの、不安だらけ。それでも、故郷を愛し、家族を愛することに気が付く主人公に、清々しさを感じました。とっても後味の良い映画でした。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 7点(2018-06-22 23:01:52)
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