みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
9.この設定と進行で、倍賞美津子と桃井かおりっていうキャスティングが・・・いや、この2人だったら、最初から三癖も四癖もありそうな気配満載で、一見平凡そうな目立たない人々の裏にはこういうことが、という作品世界の根本が出てこないのですよ。いや、お客さんは呼べるんでしょうけど。ただ、長塚京三の魅力が引き出されていないところからしても、この雰囲気だけで流してしまう演出からすると、誰が出ても一緒だった、という気もしなくもない。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2018-03-21 23:22:46) 8.たぶん「ハリウッド映画こそが映画の王道」と思っている人が見たら、スクリーンにポップコーンを投げつけるレベルの作品かなと。私はそこまではしませんが、とにかくナイーブで不親切。ストーリーもセリフもどうでもいい感じ。そのへんの喫茶店に行けばいくらでも見られるような光景を、延々と見せられるだけ。内向きで閉鎖的な世界観に、誰もが関心を払うと思うなよと。「東京」というより地方都市のほうが似合いそうだし。 観客にとっては、無機質でしかないシーンの数々の中から、有機的なつながりを見つけて堪能しろと要求されているような感じです。なるほどスティーブ・ジョブズの言う「点と点をつなげ」とはこういうことかと一瞬得心しましたが、何もこんな映画にそんな労力を投下する義理も必要もなかろう。 ただし、「大地の子」の出演から間もない上川隆也が、中国語を習っているシーンには笑いました。 【眉山】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2018-03-20 18:16:01) 7.蒸し暑さの和らいだ夜更けに網戸越しに聞こえる蛙の合唱をBGMに鑑賞した。退屈さを遥か通り越して、最高に心地良かった。もうここまでくるとストーリーはいらない。どのシーンの画も惚れ惚れするほどに美しい。その辺にあるような街角や店先を撮ってはいるのだけれど、構図の取り方に悉く唸らされる。それは溝口健二監督を想い出すほどですが、それ以上に市川監督の作品は光の使われ方が印象に残ります。芸術の域だと感じました。それにしても良い晩に見ることができて良かったです。 【カリプソ】さん [DVD(邦画)] 9点(2007-07-01 12:14:35) 6.とても静かでいい映画です。静かだけど、揺れのある、振幅は狭いけれど、たえず微かに揺れている、そんな映画です。出ている人達は何故か皆な照れていて?!、とても微妙な表情をしている。(僕には生き生きして見えるんだなぁ。これが。) そんな微妙さの中に様々な情動が見え隠れして、それがなんとも言えないリアルな色気を感じさせるのです。結構ぐっときます。桃井かおりに長塚京三、そして倍賞美津子、キャスティングも秀逸。「東京兄妹」もよかったけど、こっちもかなりいいですね。 【onomichi】さん 10点(2004-02-14 01:21:12) 5.市川準監督って、時のうつりかわりを描写させたらピカイチだなぁと。 【クー】さん 8点(2003-03-23 10:31:27) 4.微妙なボタンの掛け違い、月日の流れ、それぞれの思い。なんともしれん、いいですね。大人のための映画です。この映画のタマコを演じていた桃井かおりには、桃井かおり臭さが微塵も感じられません。そこがたまらなくいい。倍賞美津子演じる妻の、何事も無かったかのように、淡々と日々を送ることに心を砕く静かな演技にも魅了されました。「ねえ、お茶漬けたべてかない?」という台詞がとても印象に残りました。市川監督の作品の中でもベストの出来です 【ノブ】さん 9点(2003-02-01 15:58:10) 3.ギンギンに退屈しました。 【リュウマン】さん 1点(2003-01-29 14:21:57) 2.淡々とした日常生活、その中にある人と人の関係や感情がなんとも言えない上質な描き方。余韻が長くつづく。 【dan】さん 9点(2002-10-30 19:12:32) 1.なぜこういう作品を最近誰も観ないのだろう?こんなに大人を感じさせ、生きていくせつなさとか強さとかを説教臭くなく伝えている絶妙なバランスに乗った作品だ。上川のキャスティング以外はまるでイチローの筋肉よりも美しい。 【matsu】さん 10点(2002-05-18 06:19:47)
【点数情報】
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