みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
27.歴史的な“混迷”をリアルタイムに感じずにはいられない昨今、日本国内はもとより世界的規模で“時代”は進むべき方法を惑っているように思わずにはいられない。 そんな折に触手を伸ばした古いポリティカルSF映画が、殊の外面白かった。 前々から某動画配信サービスのマイリストには入れていて、キャスティングの豪華さとあらすじの壮大さに反して、作品としての知名度の低さに懸念を覚えて鑑賞するタイミングを推し量っていたのだが、想像以上にしっかりとしたスペクタクル映画だったと思う。 ハワイ沖を航行していた最新鋭(1980年当時)の原子力空母が、時空乱流に巻き込まれて1941年12月6日にタイムスリップしてしまう。奇しくも時は日本軍による真珠湾攻撃前夜、空母に搭乗していた現代のアメリカ海軍の面々は、日本軍の奇襲を阻止(=歴史介入)して祖国を守るべきか否かを迫られる。 個人単位のタイムスリップにより、歴史の改変に対して葛藤したり、奔走したりする映画は多々あるけれど、数千人の乗組員を有する巨大な原子力空母ごと時間移動してしまうという設定が大胆で嫌いじゃなかった。(似たプロットだと、半村良原作の「戦国自衛隊」や、かわぐちかいじの漫画「ジパング」が思い起こされる) 40年の時を遡って現れた原子力空母は、太平洋戦争当時であれば強大な国が新たに出現したことに等しく、180度歴史を転換してしまう力を有していることへの説得力も大きかったと思う。 様々な立場や歴史観を持つ人物が入り交じる空母艦内だからこそ、歴史を改変してしまうことの是非や、軍人・米国人としての倫理観も多角的に対立し、ストーリー性にも幅があった。 カーク・ダグラス、マーティン・シーンをはじめとして、当時のスター俳優たちの競演にも見応えがあったし、実際に大西洋上に配備中だった空母ニミッツでの撮影や、トムキャット等実機を贅沢に映し出した戦闘機の描写にも迫力があり申し分なかったと思う。 上映時間が104分とこの規模の娯楽大作としてはコンパクトだったこともスマートで好印象だったけれど、一方では、映画としての骨格がしっかりしていた分、もっと掘り下げたストーリー展開があっても良かったかなとも思える。 ストーリー展開がテンポよく進むので鑑賞中はあまり気にならなかったけれど、主要キャラクターたちの人格描写やバックグラウンドは、もう少し丁寧に描き出した方が、彼らの葛藤や対立を軸にしたストーリーに厚みが出たろうと思う。 特にマーティン・シーン演じる重工業会社の社員や、実務の傍らで歴史学を研究している航空隊長(演 ジェームズ・ファレンティノ)の両者においては、言動の理由がやや不明確だったように感じてしまう。 実質的な主人公でもある彼らのキャラクター描写と人間ドラマにもっと深みがあれば、ラストのタイムパラドックス的“オチ”も更にエモーショナルなものになっていただろう。 ともあれ、期待を大きく越えた娯楽映画であったことは間違いない。 世界的な混迷を迎えている現代においても、「ああ、あの時代に戻ってやり直せなたら」と、世界中のあらゆる人間たちが悔恨や憤りを感じていることだろう。 でも、本作で歴史学を愛する航空隊長の台詞にもあるように、「すべての物事は一度しか起きない」ということが真理であり、決してやり直しは効かないのである。 ことの大小に関わらず、どんな物事であっても常に「今」が勝負時であり、もし失敗しなたらば次の機会にその反省を活かして巻き返すしかないのだろう。 現代を舞台にしても十分成立するストーリーだと思われるので、リメイクしてほしいものだ。原子力空母という存在感の大きさを活かして、ドラマシリーズ化して多様なストーリー展開を見せても面白いかもしれない。 【鉄腕麗人】さん [インターネット(字幕)] 7点(2024-01-21 11:35:38) 26.ほんわかと進んでいくストーリーが良いね。のんびり楽しく見れた。脚本的には90分ドラマみたいな感じで中身スカスカだけど、さすが US Navy全面協力、映像面ではトップガンにも引けを取らない。F14を懐かしみながら、のんびり楽しく見れた。 【センブリーヌ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2023-02-04 01:40:45) 25.設定のワリに中身が地味。ドンパチやるのが非現実的なら、「歴史とは何か?」という重厚なテーマに挑めたハズなのに、その辺へのツッコミも甘い。結局、空母・戦闘機のPVで終わってしまったような。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-05-19 11:26:47) 24.本物の空母と戦闘機に頼っただけの駄作です。 無意味な戦闘機の発進や燃料の補給など、ストーリーに交わらないシーンが多く、登場人物たちがタイムスリップしたことを理解するまで、1時間かかります。 何が起こったとか、そういうものが全くなく、終わった気分でした。 製作者たちは何がしたかったのでしょう。 カーク・ダグラスやマーティン・シーンのキャラクターもハッキリせず、もったいなかったです。 因みに岩崎宏美さんの「聖母たちのララバイ」の元ネタになったメロディーが劇中に流れます。 【クロエ】さん [CS・衛星(吹替)] 4点(2014-06-08 04:17:10) 23.BSでやっていたので、懐かし~いと思いつつ、ついつい観てしまった..当時は斬新だったんだけどね~ 今観ると、物語として、意味不明..本物の海軍が出てくるところだけ、見応えあり... 【コナンが一番】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-07-23 15:06:16) 22.これだけの仰々しい設定なのだから、もっとギャップやズレを生かしていろいろやったらいいのに・・・結局、やっていることは通常の戦史ものもしくはアクションものと変わらないので、設定の意味がないのです。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2012-02-02 01:29:48) 21.ホントに制作費2000万ドルもかけたの? というくらいB級感漂っている作品で、 戦闘シーンが少なく、どちらかというとドラマの要素が強い。 と言ってもタイムパラドックスを扱ったSF物なので、 しっかりした人間ドラマというわけではなく、あくまで軽く、当然ながら突っ込み所も満載。 それでも軽いオチがついて、肩の力を抜いて楽しめる娯楽作品には仕上がっていた。 未見の方はB級ホラーを観るような感覚でご鑑賞あれ。 【MAHITO】さん [地上波(吹替)] 4点(2011-08-12 18:36:25) 20.過去に戻ることによって現代(当時の)のアメリカ合衆国が誇る兵器がいかに進歩しいかに最強であるかをわかりやすく見せた映画。しかも比べる相手はF6Fヘルキャットではなく同時代対決でも大人と子供ぐらいの差があった日本のゼロ戦。にしてもF-14トムキャット。見せる見せる。で、魅せる魅せる。マニアにはたまらんでしょうね。マニアでなくてもかっこいいなって思うもん。はっきり言ってその過去が真珠湾攻撃直前であることはこの映画にとって然程重要ではない。トムキャットの勇姿とその勇姿を通してアメリカの威厳を見せることができればOKの映画なんだと思う。カーク・ダグラスはまさにその威厳を見せるためのベストキャスティング。このとき64歳。ちなみに今年(2011年)のアカデミー賞でプレゼンターとして登場したとか。スゲー。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-06-17 09:51:40) 19.海軍協力のもと空母ニミッツとトムキャットのプロモみたいな映画だけどまたこれ微妙な。戦争をネタにやってんだけどアッサリ気味が強い印象。迫力はあるんだけどな~んか盛り上がりがないんだよなぁ。まぁ攻撃をやっちゃう前に帰っちゃうのはありゃ、、な感じプンプンですがタイムスリップする映画なのでちゃんと過去と現在を繋げてるのはエライなぁ~・・・、あ、普通か(笑)チャーリー&エミリオのオヤジであるマーティン・シーンの若いころの顔と息子の若いころの顔がそっくりなんはちょっと笑ってもた。 【M・R・サイケデリコン】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-08-15 01:38:48) 18.かなり昔の映画なのでチャチに感じる部分はあるけどとても楽しめました。ラストは鳥肌立つ位好きです。音楽も抜群。ただラストの曲を聴いてアレ?と思って調べてみると盗作騒動があったらしいです。ま・・・いい曲だもんね。 これは是非2もいつか作って欲しい。主演はマイケル・ダグラスとチャーリー・シーンかエミリオ・エステベスだと最高。何度も観たいけどDVDが絶版していて手に入りにくいのが難点・・・だけど伝説と化した?日本人役の日本語のセリフだけでも是非観て欲しいかなっと。 【ジェイムズ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2008-09-20 12:25:02) 17.ゼロ戦VSトムキャットの戦いは弱いものイジメをしているみたいでかわいそうでした(笑)。戦争が舞台となっていますがメッセージ性は無いので、完全な娯楽SF作品と割り切って見た方がおもしろいと思います。 【長毛】さん [地上波(吹替)] 6点(2006-09-16 23:49:14) 16.音楽は良いですね。昔見たときはもっと面白かったと思っていたのですが、先日レンタルビデオで見て内容のしょぼさに結構ショックを受けています。ビデオも状態が悪くて肝心なところで画像乱れちゃうし、DVDでないかな 【pokobun】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2006-06-25 23:56:37) 15.これは映画館まで観に行きました。先日久しぶりにオンエアされていたので観たのですが、やはり今観ると、テーマは面白いのにB級然としていてもったいないですね。捕らえられた日本兵もおそらく日系俳優なのかカタコトの日本語だし。しかしそんな中でテーマ曲だけは映画史に残る名曲だと思いました。是非リメイクしていただきたいと思います。 【ロイ・ニアリー】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-06-17 19:04:21) 14.「 時空超え ワープの話も いいけれど せめて日本の 役者を使えよ 」 詠み人 素来夢無人・朝 【スライムナイトのアーサー】さん [地上波(吹替)] 4点(2005-09-26 06:17:21) 13.初見が何年も前なのでトムキャットがもっと活躍したように記憶していたが、案外何もしないで帰ってきてたのね。ラストの落ちは良いけれど対零戦をもう少し見たかった。日本人としては複雑な展開になるけど。。。 【北狐】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-04-17 01:01:05) 12.壮大なストーリーをまとめるには力不足であった点を否めない。まぁ、現在のようなCGが出来なかったのは仕方がないにしろ、手抜き加減が際立ってしまった印象が強い。それなりにもっと頑張れたのではないだろうか。加えて諸事の考証が甘すぎ、勉強して無さ過ぎ!おかげで滑稽な部分がやたら目に付く羽目に。しかしながら米海軍の全面協力のおかげで、迫力のシーンも多数。当時CVW-8でCVN-68に艦載されていた飛行隊「ジョリー・ロジャース」のVF-84時代の勇姿が拝めるだけでも、マニアには一応いい目の保養になるでしょう。既に公開から20年以上、今や「ドラ猫」も一線を退役しつつある。時代の流れを感じるなぁ。 【なんだかんだいってもやっぱり色即是空(VF-154)】さん 6点(2005-01-13 16:24:29) 11.飽きずに見れるが、それ以上でもそれ以下でもない。(ラストはつじつま合わないしー)音楽がやたら立派なので耳にこびり付いてる 【nizam】さん 5点(2004-04-02 12:38:52) 10.トムキャット対零戦21型は子供の頃見たテレビで鮮明に覚えている。それにバルカンの発射音が「ブーーーッ」と言う音にも驚かされた。確かに毎分6千発だから音としては「ブーーーッ」なんだろうな。でも、何となく消化不良。日本人的には、良い終わり方なんだろうけどね。そうそう、「ファントム無頼」という漫画で零戦対ファントムの場面がありました。もしかして元ネタはこの映画? 【クルイベル】さん 6点(2003-11-26 15:24:12) 9.タイムスリップ物では良いできだと思います。愛と青春の旅立ちで海軍が協力しなかったことが話題になりこのときは米海軍は総力をあげて撮影に協力したそうじゃないですか・・・・最先鋭戦闘機と零戦のドッグファイトはあっさりでしたが ヨシムラって名乗っていた日本兵の日本語は非常に聞きづらかったです。 【だだくま】さん 9点(2003-10-23 23:21:21) 8.もっと日本人の描写がボロクソなのかと思ったらそうでもなくて、逆に驚いた映画(手放しでそう思えるほどでもないですが)。近年の「パールハーバー」を知っていると、本当に意外に感じました。F-14とゼロ戦のドックファイトはこれも意外なほど迫力。しかもちゃんと「21型」のカラーリングだし(笑)。(この部分のコメントは近年の「パールハーバー」と、ゼロ戦の知識をよく知らないとわからない^^;)。ちなみに最後は現代に戻ってあれで正解ですよ。もしそのまま戦闘に突入してたら、あんな時間じゃ済みません。続編が必要になります。最後に老夫婦が空母を見送りに来てたシーンは「ほほぅ!」と思って、なかなか楽しめた。 【はむじん】さん 6点(2003-10-16 16:14:14)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS