みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
6.片岡千恵蔵が特別出演しているのは、戦後の大友柳太朗の『丹下左膳』に大河内伝次郎がゲスト出演していたようなもので、戦前の武蔵役者に対する敬意の表明だろう。うるわしい。本作を一本の映画として見ると、いささか散らかっていて弱いが、あくまで大長編の結末として見るのが礼儀(歌舞伎で「仮名手本忠臣蔵」の通しを上演するとき、芝居として見どころがないのは分かっていても最後に討ち入りの幕を入れないと落ち着かないようなものか)。第三部で五条の大橋に主要人物たちが集まってくるのにはけっこうワクワクさせられたものだが、今回おばば・又八・朱実・おつうらが、都合よく出会うのは、さすがにもうワクワクとはいかなかった。解散の前に全員集合させられている遠足の児童のよう。ドラマ決着の前に厄介払いしているようで、これまで全国をあちこち回らされていた彼らが可哀想。そもそも彼らが必要だったのは序盤だけで、すぐに厄介ものにされてしまっていた。新聞連載小説の原作ものの難しいところだろう。石仏を刻んでいた盲目の河原崎長一郎だけ、筋を通してもらえた。武蔵の精神主義に疑問を呈するエンディングになっているのが、吐夢さんの筋を通したところ。 【なんのかんの】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-07-07 08:48:55)(良:1票) 5.'10.10/9鑑賞。内田吐夢監督「宮本武蔵」5作連続鑑賞予定の第5作、最終編。豪華俳優陣の割りに巌流島の決斗シーン以外印象、見所少ない。 足掛け5年を掛けた超大作。まだまだの若き三国連太郎、高倉健、田村高廣、里見浩太郎、平幹二朗、江原真二郎、佐藤慶等々・・。中学時代に数学の先生から「宮本武蔵」の講談を胸躍らされ聴き入ったことを思い出した。私たちの徳川夢声でした。 【ご自由さん】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-10-09 18:16:55) 4. シリーズ物であるが、とりあえず一番興味を引くこの作品から観た。 画像も綺麗で、今でも現役の役者さんが出演しているが若い人は驚くこと必至。 台詞は今の時代劇のように現代語ではなく、かなり侍用語が並んでいるが聞いていて全く違和感がない。むしろカッコいい! シリーズの最初から観なくても充分面白い。私はこれから第一部から観直そうと思う。 中村錦之助は役者の中の役者だ! 【クロエ】さん [DVD(邦画)] 9点(2008-12-17 11:12:31) 3.内田吐夢監督、中村錦之助主演による宮本武蔵シリーズ全5作品、二週間で全部観終わりました。どの作品も本当に面白かったというのが感想です。そんな中での最後となるこの作品、改めて中村錦之助の魅力とそして、もう一人、三国連太郎演じる沢庵和尚の存在、正に堂々とした時代劇として見応え十分の作品です。このシリーズの成功は宮本武蔵という一人の男を中心とした剣のドラマとして描いたことではないでしょうか!それにしても本当にこのシリーズ全部、もう一度、観たくなる魅力的な作品として忘れることは出来ません。片岡千恵蔵の佐渡も良い味、出してました。佐々木小次郎の高倉健と松たかこのお兄さん、何か似てる気がする。まあ、色々と書いてきましたが、間違いなく時代劇の歴史に残るシリーズの完結編として見応えのある作品でした。 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-23 22:28:33)(良:1票) 2.武蔵の成長物語完結編。すっかり落ち着いた武蔵ですが、剣の道を極める苦悩はまだまだ続く・・・。 【東京50km圏道路地図】さん 7点(2003-12-27 02:01:03) 1.原作を読み終えた時とはまた別の、映画の後味。剣の道をひたすら歩んできた武蔵が、旅の終わりに見たものとはなにか。吉川英治の原作が持つ面白さを損なわず、自らの魂も映画に込めた内田吐夢監督は本当に凄い。 【紅蓮天国】さん 8点(2003-10-15 16:17:10)
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