みんなのシネマレビュー

山羊座のもとに

Under Capricorn
1949年【英】 上映時間:117分
ドラマ犯罪ものロマンス小説の映画化戯曲(舞台劇)の映画化
[ヤギザノモトニ]
新規登録(2003-11-10)【Pewter All】さん
タイトル情報更新(2023-07-22)【TOSHI】さん


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監督アルフレッド・ヒッチコック
助監督クリフ・オーウェン(第2助監督)(ノンクレジット)
キャストイングリッド・バーグマン(女優)ヘンリエッタ・フラスキー
ジョセフ・コットン(男優)サム・フラスキー
マーガレット・レイトン(女優)ミリー
セシル・パーカー(男優)総督
ハーコート・ウィリアムス(男優)御者
ロナルド・アダム〔男優・1896年生〕(男優)リグス
アルフレッド・ヒッチコック(男優)総督の歓迎会にいる男(ノンクレジット)
日野由利加ヘンリエッタ・フラスキー(日本語吹き替え版【PDDVD】)
てらそままさきサム・フラスキー(日本語吹き替え版【PDDVD】)
佐々木敏総督(日本語吹き替え版【PDDVD】)
谷育子ヘンリエッタ・フラスキー(日本語吹き替え版【テレビ版】)
糸博サム・フラスキー(日本語吹き替え版【テレビ版】)
脚本ヒューム・クローニン(潤色)
ピーター・ユスティノフ(ノンクレジット)
音楽リチャード・アディンセル
ルイス・レヴィ(音楽監督)
撮影ジャック・カーディフ
ポール・ビーソン(カメラ・オペレーター)
製作アルフレッド・ヒッチコック(ノンクレジット)
衣装ロジャー・K・ファース
編集バート・ベイツ
録音ピーター・ハンドフォード
A・W・ワトキンス(ノンクレジット)
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【クチコミ・感想】

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4.家政婦さんにのみ監督らしさを感じました。以外は神経質な夫婦に好青年が絡む有りがちなメロドラマ。名優三人の熱演で作品として整ってはいますが、名匠ならではの作品とは到底思えません。脚本ヒューム・クローニンに100へぇ。 The Grey Heronさん [インターネット(字幕)] 5点(2021-07-07 00:54:05)

3.1940年の「レベッカ」以降、アメリカに渡ったヒッチコックですが、49年の本作はイギリス映画となっています。
ヒッチコックのアメリカ映画、特に全盛期を迎える50年代以降の作品とは全く趣を異にする異色作。
1700年代のまだイギリスの流刑地だった頃のオーストラリアを舞台にした史劇的メロドラマ。
オーストラリアで財を成した大富豪のもとに嫁いできた、精神的な不安定さを見せる美しい妻、嫌な雰囲気を醸し出す家政婦。
そんな人物描写には「レベッカ」を思わせる部分もあり、18世紀イギリスの階級社会を感じさせる人間関係にはサスペンス的要素が内在しますが、
軸となるのはあくまでも2人の男とイングリッド・バーグマンを巡るメロドラマとなっています。
後にヒッチコックは本作を失敗作と評したそうですが、カラーで撮られた40年代のバーグマンを見ることができる作品。
特に中盤の舞踏会での彼女は、大勢が一堂に会する舞踏会シーンにあって際立つ美しさがありました。 とらやさん [DVD(字幕)] 6点(2017-08-28 22:45:32)

2.確かに、ありわせのビデオをデジタル化したような最悪の画質。へんな雑音も入ってるし。
この映画にヒッチコックのいわゆるどんでん返しに次ぐどんでん返しのサスペンスを期待すると失望する。
イングリッドバーグマンの精神を患ってるのかと思ったら、ただの酔っ払いだったという演技のまずさもイマイチ。

ではなぜそんな作品が9点かというと、それはひとえにヒッチコックの群を抜いた演出力に捧げた点数。
これはサスペンスというよりは、愛憎劇だ。
それもイタリアの巨匠ヴィスコンティなどが描く愛憎劇に似ているが、ヴィスコンティなどよりはるかに演出技巧が高度。
ワンカットで、外から女中部屋を通ってダイニングへ、さらに居間へ移動して、またダイニングへもどってくるとか・・・
どうやって撮ったんだろうとおもわれるような、あのワンカットの息の長さ。しかも息が長いだけでなく
登場人物の心理に合わせて巧みにカメラサイズを変え、役者を自在に出入りさせている人物さばきのうまさ。
こういう卓越した演出が自然の流れの中で随所に見られ、愛憎劇に深みを与えている。
普通ならこれは重い悲劇に終わる話だが、それをしないで軽いハッピーエンドに終わらせているところが、
いかにもヒッチコックらしい。

結局ヒッチコックは、どんでん返しのサスペンスストーリーに頼らなくても十分重量級の悲劇を撮れる巨匠なのだが、
生涯、観客へのサービス精神に徹した、超一級の職業監督だったんだな、と思った。 kinksさん [DVD(字幕)] 9点(2015-11-16 15:06:48)

1.ヒッチコック監督の意地悪(?)のせいで、『汚名』でも『白い恐怖』でもほとんど笑顔を見せることのなかったイングリッド・バーグマン。本作でも期待に違わず、なかなか笑ってくれません(笑)。何しろ、長いこと酒浸りの日々が続いてボロボロになった女性の役なのですから。ところが、社交舞踏会に行く段を迎えるとその美貌が一気に輝きを増します。美しいドレスと気品に溢れた優雅な顔立ち。このシーンでは、ヒッチコック映画の中で(あくまで限定 笑)最も美しいバーグマンを見ることができます。しかもカラーで(笑)。なお、この映画に関して言えばジョセフ・コットンはあまり魅力的ではありません。意地悪な家政婦も出てきますが、『レベッカ』のダンヴァース夫人ほどではないので、決して期待して観ないでください(爆)。 Pewter Allさん 5点(2003-12-04 04:50:11)

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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 5.83点
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5466.67% line
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9116.67% line
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review1人
2 ストーリー評価 5.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

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