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竹取物語(1987)

1987年【日】 上映時間:121分
SFファンタジー時代劇特撮ものロマンス小説の映画化
[タケトリモノガタリ]
新規登録(2003-12-27)【】さん
タイトル情報更新(2023-07-16)【イニシャルK】さん
公開開始日(1987-09-26)


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監督市川崑
助監督手塚昌明
吉田一夫
キャスト沢口靖子(女優)加耶(かぐや姫)
中井貴一(男優)大伴の大納言
三船敏郎(男優)竹取の造
若尾文子(女優)田吉女
小高恵美(女優)明野
石坂浩二(男優)
岸田今日子(女優)皇后
横山道代(女優)理世の妻
中村嘉葎雄(男優)密偵・理世
伊東四朗(男優)道尊僧上
加藤武(男優)藤原の大國
常田富士男(男優)商人の宇陀
浜村純(男優)坂上の太政大臣
井上純一(男優)小野の房守
広瀬正一(男優)
林孝一(男優)
加藤茂雄(男優)
脚本菊島隆三
日高真也
市川崑
石上三登志
音楽谷川賢作
山本純ノ介(オーケストレーション)
東京交響楽団(演奏)
撮影小林節雄
関口芳則(撮影助手)
江口憲一(特殊技術)
製作田中友幸
フジテレビ
東宝映画
プロデューサー藤井浩明
角谷優
配給東宝
特撮中野昭慶(特技監督)
浅田英一(特殊技術 助監督)
大屋哲男
井上泰幸(特殊技術)
美術村木忍
衣装ワダエミ(衣裳デザイン)
三松(衣裳協力)
編集長田千鶴子
阿部亙英(編集助手)
録音東宝録音センター(整音)
大橋鉄矢(調音)
斉藤禎一
照明下村一夫
その他馬場和夫(資料提供)
東京現像所(現像)
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【クチコミ・感想】

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12.ああやっぱり、沢口靖子ってのは、宇宙人だったんだなあ、と、まあそんな作品です。
竹取物語という設定を借りて何を描こうというでもなく、そのまんまお金かけてSF超大作にしてみました、といった感じで。もうちょっと他にいいネタ無かったんですかね。こういう強引な特撮モノなら、カネかけるまでもなく、大林宣彦にでも頼んでおけば、どんな出来になろうと誰も傷つかないで済んだのでは。
しかし敢えてそこに飛び込むのが市川崑のエラいところ。この人にとって、過去の名声とか言ったものはどうでもいいらしい。
などとバカにしたような事を書いてると、セットやら衣装やらが豪華で、気合も感じられ、予想されたこととは言え、ちょっと圧倒されます。
しかし、セットが立派なのはいいけど、部屋の中はやたら、ガランとしてます。妙に、空虚。いやもしかしたら、これが正しい「時代考証」とやらなのかも? そこはちょっとワカランけれど、それにしても、雰囲気を出すのには、小道具ってのも大事な要素だと思うんだけど、およそこれという小道具が登場せず、この作品がどこか大雑把で薄味に感じてしまう理由の一つは、そういうところにあるのでは?
クライマックスに向けた盛り上がりにも乏しく、ただただ、「『未知との遭遇』ってやっぱりスゴかったな」と感じてしまうのが、悲しいところ。 鱗歌さん [インターネット(邦画)] 4点(2022-01-22 09:42:39)

11.もう、とにかく脚本がひどくて・・・「そんなこと、この役者だったら目の動き1つで表現できるだろう」というようなことまで、わざわざ口にさせないと気がすまない。しかも、言い回しや単語に近代以降のものが頻発していて、時代設定の意味がまったくない。台詞を聞いているだけで苦痛でした。当然、俳優陣も、魂のこもった演技などできようはずがありません。見るべきところは衣装くらいでしょうか。 Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 2点(2016-03-29 01:22:36)

10.紫式部をして「物語のいで来はじめの祖」といわしめた竹取物語の映画化は実は二度目。 東宝の前身の映画会社が作ったその映画の撮影現場をのぞいた若き市川崑は、「いつか自分も監督になったら、こんな夢のある映画を」と思ったとかで、監督の夢の実現でもあるのですね。 なのでこの真っ当な作りも納得がいこうというもの。 盲目の少女・明野(小高恵美)がいたり、大伴の大納言(中井貴一)に惹かれたりといったアレンジはあっても、地上の人間が美しいかぐや姫こと加耶(沢口靖子)の存在に翻弄される筋はとても古典的。 蓮の花の形をした「未知との遭遇」風巨大宇宙船からはクリオネのような天女たちが舞い降り、ピーター・セテラの"STAY WITH ME"が流れる和洋折衷が摩訶不思議な、日本最古のSF。 レインさん [映画館(邦画)] 6点(2013-02-03 08:49:45)

9.幻想的な映像美は市川崑監督らしいし、沢口靖子のかぐや姫も悪くはない。いや、むしろかぐや姫のイメージにぴったりである。完成度としてはそんなに高くはないし、良い出来ではない。市川崑監督作品の中では下から数える方が良いぐらい駄作かもしれないけど、嫌いではない。ただ好きかって言われるとこれまた困る。出演者の顔ぶれがとにかく凄い。三船敏郎と若尾文子の共演、しかも脇役にこの二人というのは何とも贅沢である。そんな贅沢なキャスティングを用意できるのは市川崑監督という人の持っている人望、俳優達に好かれているからである。他の監督だったらこの程度の出来の映画に果して出演していたかどうか?である。その他にも石坂浩二や加藤武の姿を見るとどうしたって「犬神家の一族」や「悪魔の手毬唄」を思い出すし、見たくなってしまう。色んな意味で贅沢な作品である。それ故にもっと凄い映画になっていても良いぐらいであるし、この監督ならそれぐらい出来たはずである。 青観さん [DVD(邦画)] 6点(2012-07-01 21:02:12)

8.なんで原作の面白さを生かさないんだろう。なんでかぐや姫に恋などさせるんだろう。あれは「細雪」の雪子なわけでしょ、もっと男どもを軽蔑しなきゃ。現代風への親切のつもりなのだろうか、“軽蔑”があの物語の核心だと思うんだけどなあ。なんでかぐや姫に「生存者」なんて言葉を使わせる。なんで眼が青い。恥ずかしい恥ずかしい20世紀風の空飛ぶ円盤は、もう見なかったことにしておく。満月の恐れが出てないのもいけない。日に日に月が満ちていく怖さ、それこそ一番の映画向き見せ場になるはずなのに(タヴィアーニの『カオス』!)あっさり跳んじゃうんだもん。この監督、『雪之丞変化』とか「金田一もの」とか、リアリズムを脱したしかし現実世界を描くとすごくいいんだけど、『火の鳥』とか『つる』とか、完全なファンタジーになっちゃうと失敗するんだ。監督論を考えるときの重要なポイントかも知れない。いいところをひとつぐらいあげとくと、若尾文子がフシギをすぐ信じてしまうのが、実にそれらしくてよかったこと。 なんのかんのさん [映画館(邦画)] 5点(2010-03-23 11:58:13)

7.20億の大作予算をかけただけあって、20年前の映画としてはなかなかの映像美を展開してくれたと思う。何せまだまだデジタルではなく、ハイビジョンで合成していた頃だからね。マット・ペイティングで描かれた城下町や着ぐるみの竜なんかも、アナログにも関わらず雰囲気は出ていた。市川監督にしてはドラマの作りこみが甘いので、最終的な満足感は大味な気がするが、沢口靖子や石坂浩二などの豪華キャストは見ているだけでも楽しめる。特に中井貴一が良い味出していた。 ドラりんさん [DVD(邦画)] 6点(2008-07-22 04:07:27)

6.沢口靖子が悪いんだよ。映画館に見に行った俺も悪い。
市川先生も組織に忠実だからなあ。 みんな嫌いさん [映画館(邦画)] 3点(2007-09-16 18:53:03)

5. この映画、さぞかしお金がかかったんだろうなぁ、と思いました。衣装はワダエミがやっているんですねぇ。ともかく、若い頃の沢口靖子を見ることができるのはたいへんよろしい。
海牛大夫さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2007-05-05 14:35:27)

4.思ったほど駄作ではなかったけど駄作です。「製作費20億円 壮大なスペースファンタジー」と煽るだけあって宇宙船や竜、家なんかかなりお金掛けてそうだけど、「人間の真心忘れません」とか言うほどの交流が見られない。3日で成長して帰ったみたいな印象が強い。三船や若尾などの往年のスターや今ではベテランの中井貴一や小朝などの豪華キャストは結構楽しめる。沢口靖子は「誰が26やねん」って言ってる今のほうが魅力的に見えるなぁ。 バカ王子さん [DVD(字幕)] 5点(2005-10-24 23:31:49)

3.この作品、DVDになったんだなぁ。なんとなく、感無量。初めて劇場で見た時は、おや? おやおや? おやおやおや? って感じだったような気がするけど(何しろ、スターウォーズや未知との遭遇があったし)、DVDで改めてみると、やはり市川監督の実験的な作品のひとつで、しかも、それなりに纏まってたのね、と思った。改めて見ると、あの当時の邦画としては、わりと出色ではない? 正直に言えば、近年の「陰陽師」より、ある意味、クオリティ高いじゃないと、思ってしまったよ。それは勿論、市川作品の常連の役者の確かさもあるのだろうけど、これは実験的な映画と割り切って作った監督の力量の賜物なんだろうなぁと、思う。俯瞰して撮る平安京、その、歴史的には古代都市にあたる都に飛来するUFOのシュールさ。「これは、八世紀の物語である」。これは、日本最古のSF小説である。日本は、こんな時代から、異文化交流というものを身近に感じていたのである。それにしても、三船敏郎って、もしかして下手? とも思ってしまった。最後に、ちゃんと明野の目が治ったのが、嬉しかった。 由布さん 9点(2004-07-14 23:57:46)(良:1票)

2.かぐや姫に沢口靖子を据えて(当時としては納得のキャスティングだった…かな)、その他にも三船敏郎を筆頭に大物俳優を揃えた東宝入魂の市川崑作品。風に揺れる緑の眩しい竹林の映像が美しく、当時では邦画としては珍しい高空からの町の俯瞰映像も一瞬あったり(当然マット・ペインティング)、駄作になる宿命だった映画を市川監督の技量が救っていたと記憶しています。そしてラスト、満を持して登場するのが「未知との遭遇」のマザー・シップ!(しつこいカット割で表現されるスピード感が悲しいけど、じっくり見せたらボロが出るから、この演出は正解でした) それにしても、東宝さんはどーしてもハリウッド大作をパクりたくてしょーがないのね…(しかも10年後にやっとこのレベル)。ま、一応それなりに楽しんだので、6点献上。 sayzinさん 6点(2004-05-14 22:40:26)

1.この映画、懐かしい!当時小学生で、アニメ映画以外で初めて、自分で「観に行きたい!」と思って劇場で観た映画です。かぐや姫の話が、大人向けに難しくなっているのかも!?と感じていたけど、けっこう同じ年頃の子どももたくさん観に来ていたのを覚えています。内容はSFファンタジーで、かぐや姫が宇宙人だったということにされていて、月から迎えに来たのが円盤だったときは、子どもながらちょっと引いてしまったけど。かぐや姫が昇天するシーンは(死ぬのじゃなくて)けっこう幻想的できれいだと思ったけど、十二単姿のお姫様が吸い込まれていく先がUFОというのは…ちょっと夢が壊された感じだったなぁ。あえてそういう設定にしたんだろうけど、もう少し、幻想的で神秘的な展開にしてほしかった…と思いました。そのほかは、衣装や背景も豪華で見惚れるし、最後の洋楽の主題歌も、何かこの映画に合っていて好きでした。 kiku☆taroさん 6点(2004-02-02 18:56:53)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 17人
平均点数 5.35点
000.00% line
100.00% line
215.88% line
315.88% line
4317.65% line
5317.65% line
6635.29% line
7211.76% line
800.00% line
915.88% line
1000.00% line

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