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座頭市御用旅

1972年【日】 上映時間:90分
アクション時代劇シリーズもの小説の映画化
[ザトウイチゴヨウタビ]
新規登録(2004-10-01)【スルフィスタ】さん
タイトル情報更新(2025-01-16)【イニシャルK】さん
公開開始日(1972-01-15)


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監督森一生
キャスト勝新太郎(男優)座頭市
森繁久彌(男優)藤兵衛
三國連太郎(男優)鉄五郎
大谷直子(女優)八重
高橋悦史(男優)相良伝十郎
笑福亭仁鶴【三代目】(男優)豆六
酒井修(男優)清次
石橋蓮司(男優)権六
蟹江敬三(男優)庄六
大川修(男優)伝三
南條新太郎(男優)
深江章喜(男優)仁助
芝田総二(男優)
大杉潤(男優)
森内一夫(男優)
勝村淳(男優)
正司歌江(女優)
正司敏江(女優)梅助
正司玲児(男優)団九郎
原作子母沢寛
脚本直居欽哉
音楽村井邦彦
撮影森田富士郎
製作勝新太郎
西岡弘善
東宝
企画久保寺生郎
配給東宝
美術太田誠一
編集谷口登司夫
録音大谷巖
照明中岡源権
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【クチコミ・感想】

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2.『座頭市〇〇旅』という定番のタイトルですが、前後のシリーズ作品は「新座頭市」と題されている、そんな頃の作品。大映は倒産し、勝プロダクション製作で東宝が配給。
一応、監督が森一生なんだから、シリーズ源流からの流れを汲んだ作品には違いない、はずなんですが、監督だけでどうにかなるものでもなく、ややチープな雰囲気が。テレビ時代劇っぽいんですね。音楽も何だか軽いノリだし。残念ではありますが、仕方がない。逆に言うと、ここまでグレードを下げてでも続けられてしまうのが、座頭市シリーズというコンテンツの持つ強み、ということでもあるのでしょう。
何者かに襲われ瀕死の女性が、死の間際に赤ちゃんを産んで、座頭市がその赤ちゃんの世話をしながら、親の元に送り届ける、というのがお話の発端。この「赤ちゃん」の人形丸出し感がもうすでにイヤな予感しかない。何とも安っぽいなあ、と思っちゃうのですが、こういう安っぽさが映画全編を貫いています。
とは言え。オハナシ自体はよくできている、というか、ちゃんとツボを突いてくるので、それなりに楽しめてしまいます。座頭市の親切心が彼を困難に巻き込んでしまう、ということで、「座頭市はただの人のいいオジサンではなく、その裏に悪魔的な顔を持っていて欲しい」と思ってしまう私としては、イマイチな印象はあるものの、彼がシガラミにとらわれていってしまう様は、やはり目を離せないものがあります。
何よりこの、三國連太郎のワルそうなこと。極悪、などというようなサバサバした悪ではなく、陰鬱、陰惨、といった言葉の方がよく似合います。この悪役との対比として、座頭市のキャラから暗さが取り除かれているのかも。さらに親分がワルければ子分もワルそうで、石橋蓮司に蟹江敬三。
座頭市と悪党どもとの間に立つ目明しの森繁久彌も存在感を示し、そうなると、剣豪の用心棒・高橋悦史は、正直、出てこなくてよかったんじゃないの、と(このアクの強い顔、無意味に目立ってしまう・・・)。しかし蛇足のごとき彼の登場も、言ってみれば、この作品のサービス精神の表れ。存在を忘れた頃に出てきてくれるので、ちょいと嬉しくなります。
これで、作品の出来がもう少し良くって、気が散らなかったらなあ。 鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2025-03-02 09:17:39)★《新規》★

1.勝新太郎に森繁久彌に三国連太郎共演てまずは凄過ぎます。今じゃまず考えられないぐらいの贅沢な共演てだけで見るに値する。森繁久彌が人情味溢れる男を演じているのとはまるで正反対な三国連太郎の悪人ぶりが強烈過ぎるほどの印象を残す。主役である勝新太郎を完全に食ってしまうほどに凄い。この三人のトライアングルが繰り出す物語をどう見せる?いや、魅せるか?がこの映画の見所!所々で流れてくる浪曲は森繁久彌が出てるてだけでついつい「次郎長三国志」を思わずにはいられなくなります。ただあの浪曲ははっきり言って「座頭市」シリーズには合わない。座頭市映画としてだけ見るならば面白い映画であるだけに余計浮いてしまってる。ラストが一番最初の座頭市を思わせるのはこのシリーズのファンの為に勝新太郎と森繁久彌を共演させて日本映画ファン、それも昔の日本映画ファンを意識しているみたいです。

青観さん [DVD(邦画)] 7点(2014-02-12 21:47:14)

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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 6.75点
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