|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想】
4.これまた、人物配置が実にお見事で、印象的な登場人物たちを巧みに絡み合わせて、そりゃもう面白くならない訳がない、というもの。 緋牡丹お竜を取り巻くは、カタギになって藍の小作人たちの権利を守る労働組合委員長(?)になった待田京介。少女を連れた渡世人・鶴田浩二。敵役もそれぞれにワルさの度合いが異なりそれぞれに魅力的だけど、何と言ってもアヤシイのが、ピストル片手に上から下まで真っ白のスーツ姿の丹波哲郎。もうちょっと足が長くてスマートだったらもっとサマになってたんですけどね。こういった個性的で魅力的な登場人物たちが惜しげもなく投入され、物語の中に的確にハメこまれて、これじゃもう、熊虎親分の出番は無いでしょ、と言いたくなるくらいなのですが、そうはいくかと熊虎親分もとってつけたような大活躍を見せてくれます。 ここまでくると、もし登場人物を誰かひとり削らないといけないとしたら、緋牡丹お竜を削るしかないんじゃないか、と。 いや、もちろん彼女にも見せ場は準備されていて、カタギの立場を貫こうとする待田京介との関係とか、賭場シーンで見得を切って見せるところとか、いろいろあるんですけどね。しかしクライマックスの立ち回りにおける彼女の活躍もやや抑え気味。祭りの終わった阿波の地から、静かに姿を消していく。そんな印象です。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2019-07-23 20:41:02)
3.これはちょっと驚き!何がって?いつにも増してこんなにもかっこ良い待田京介、それもほとんど剣を振るわずに男の中の男と言えるかっこ良さ、かなり新鮮!そして、相変わらずお竜さん(藤純子)は美しいし、かっこ良い。このシリーズ全部に言えるんだけど、このシリーズの成功はイチにも二にも矢野竜子演じる藤純子の燐とした美しさとその上品さ、言葉使いまでもが本当に上品で、単なる任侠ものとは明らかに違います。そんなお竜さんを見事に演じている藤純子あってのこのシリーズだと思います。この作品の中でも本当に上品でしかも美しくて、強い女を見事に演じています。更にこのシリーズ全般に言えることの一つとして、やはり脇を固める俳優陣の素晴らしさ、それを描ききっている監督の手腕、今回で言うならみんな良いけど、特に鶴田浩二が良い。鶴田浩二と娘との親子の絆のような物語に私は同じ監督の撮った「関の与太っぺ」を思い出しました。娘の名前が「おかよ」←漢字が分らない。て「お小夜」みたいだなあ!てね。そうそう、それと丹波哲郎の本当に良いとこどりみたいなものと最後の方の祭のシーンなど、盛り上がりと同時に哀愁めいたものを感じた。 【青観】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2006-11-07 21:55:15)
2.気のせいかもしんないけど、山下監督の作品って「立場や義理のしがらみで思うように行動できない人間の苦悩」が多く描かれてる気がする。それがきっとドラマを重厚なものにしてるんだな。それにしても今回はお竜さんの泡踊りじゃなかった阿波踊りの姿も見られるし、ほっぺたをピクピクさせて内面を表現する(笑)鶴田浩二は相変わらず渋いし、丹波“大霊界”哲郎はオイシイとこ持ってくし、祭りの喧騒が遠く聞こえる中の対決シーンは盛り上がるし、つまりは面白~い! 【ぐるぐる】さん 8点(2005-02-28 21:28:47)
1.“緋牡丹博徒”シリーズ第5弾。もう幾度と無く感じてきたことであるが、これほどまでに洗練された女の“優しさ”と“強さ”を同じキャラクターの中で違和感無く表現できる女優が今いるだろうか。何を置いても藤純子の魅力に圧倒される。第一作目以来の監督となる山下耕作のハイセンスな演出も目を見張る。突如登場する丹波哲郎には驚かされたが、常連キャストの若山富三郎、待田京介の男気も加わり、映画全体の“粋”を堪能できた。 【鉄腕麗人】さん 8点(2005-02-09 13:14:11)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
7人 |
平均点数 |
7.57点 |
0 | 0 | 0.00% |
|
1 | 0 | 0.00% |
|
2 | 0 | 0.00% |
|
3 | 0 | 0.00% |
|
4 | 0 | 0.00% |
|
5 | 0 | 0.00% |
|
6 | 1 | 14.29% |
|
7 | 1 | 14.29% |
|
8 | 5 | 71.43% |
|
9 | 0 | 0.00% |
|
10 | 0 | 0.00% |
|
|
【その他点数情報】
|