みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
4.最後になって討ち入りに加われなかった毛利小平太を準主役にした忠臣蔵だ。描き方としてこういう描き方もあるのかもしれない。 映画は控えめな演出ながら、本格的に堂々と進む。松本幸四郎の内蔵助も、長谷川一夫や片岡千恵蔵と比べ遜色ないと思う。しかし鶴田浩二の小平太は雰囲気に合わないような気がするし、エピソードもそれだけが浮いている感じ。チャンバラの時間も長くて嫌だ。 ところで内匠頭の時世の句が読まれるのはわかるが、内蔵助をさしおいて忠左衛門の「君が為・・・」が朗々と読まれるのはなぜ? 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-12-21 16:58:07) 3.先代松本幸四郎(←眼の辺り息子そっくり!)氏は、何を考えてるか腹の奥が伺えない「昼行灯」大石内蔵助に正にぴったりの配役だと思います。東映版の千恵蔵氏にしても、右太衛門氏にしても、大石にしてはちょっと凛々し過ぎるというかお顔がご立派すぎ。同じ松竹製作大曾根監督ながら、「大忠臣蔵」(4点)より、こちらの方が正統派忠臣蔵で面白いかったです。討ち入りシーンも迫力有り!・・・ただ、ちょっと真面目すぎるというか、映像的にこなれていないような感じですね。これが松竹という会社の昔からの体質なんでしょうか?毛利小平太(鶴田浩二)と、不忠者の娘のレッテルを貼られた、しの(桂木洋子)との悲しいエピソードを絡め新味を出そうとはしてますが。やっぱり自分は、オーソドックスな作りの長谷川一夫=カラー大映版が一番好きかなあ・・・。次点は、お祭り的な派手な賑やかさが楽しい東映三部作のいづれかか。滝沢修=吉良(←この人の「ええい、黙らっしゃい!」って有無を言わせぬ決め台詞好きっす!)、月丘夢路=浅野奥方、山田五十鈴=大石りくという配役もそれぞれに適役。 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-02-14 10:06:08) 2.まず花の巻。忠臣蔵と言えば職場でのイジメ、いわゆるパワーハラスメントというやつ。権威をカサに着て、言葉でいたぶる、理不尽に叱る、必要な情報を与えない、等々。私のようなシガナイ勤め人にとっては実にオソロシイ話。ましてやパワハラの相手がタッキー滝沢修ときては、ああ、ぶるぶる・・・。と言いたいところですが、本作ではこの辺の描写はややあっさり。どっちかというと、その後の「赤穂城開城」の顛末が中心。おお、これはまさに現代においては企業倒産に等しいもの。これも勤め人には怖い話だなあ。身につまされます。以上が花の巻。続いて雪の巻。前半で時間を使いすぎた(?)ので、忠臣蔵の割には話がサクサク進みます。耐えに耐え、忍びに忍んで、という感じもあまりないまま、討ち入りへ。いやこれがなかなかスゴイ。カメラが、すべる、すべる! カメラが横へ横へと走りつづけ、チャンバラもまた空間的に際限なく広がっていく。こりゃちょっと、ハリキリ過ぎかな、とすら思える程(笑)。しかし結局、オイシイところは鶴田浩二が持っていく。ちょっとズルイぜ。それにしても、前半における彼の涼しすぎる眼差しは、実にまぶしい、まぶしすぎ。こりゃまるで、タカラヅカ。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2006-11-30 22:09:24) 1.54松竹の忠臣蔵。当然当時のオールスターで大石:松本幸四郎(白鸚)、浅野:高田浩吉、吉良:滝沢修を始め鶴田浩二、山田五十鈴、月丘夢路、淡島千景、瑳峨三智子、近衛十四郎などなど挙げ切れないほど(って他は5、6人しかわからんが・・・)。58大映版でも吉良をやってる滝沢修は流石にうまいし、女優陣なんかは尋常じゃないくらいみんな綺麗。見所の討入シーンは期待を裏切らない出来。家を破壊しまくり血しぶきも乱れてスピード感も凄い。ただ討入前の高揚感、討入後の達成感はそれほどなく鶴田浩二が余計。 【バカ王子】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-10-28 23:56:23)
【点数情報】
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