みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
2.カリフォルニア州で1990年より開始されたZEV規制により、カリフォルニア州では電気自動車が各社から販売される事になった。 しかし制度に対する自動車メーカー各社の反発は強く、後年に自動車メーカーが電気自動車を回収するなどし、2000年代の半ば頃には電気自動車はなかった事にされていた。(らしい) この映画では電気自動車を惜しむ立場で、様々な関係者から電気自動車消滅の経緯に関する証言を集め、自動車メーカー、石油会社、行政、消費者などを批判している。 ではなぜ電気自動車はなかった事にされたのか? それはやはり、普及までの条件が整っていなかった、早すぎたから、ではないか。 性能的にガソリン車に見劣りする、現在と比べると技術的に未熟、ガソリンがまだ高くない、電気自動車への消費者の関心が薄い、規制がカリフォルニア州限定、など、それじゃあしょうがないなと思える理由はある。 しかしZEV規制によって低公害車の技術開発が進んだことは無駄ではないし、作中でもプリウス等のハイブリッド車が電気自動車にかわって有望視されていることへの言及がある。 2006年の内容なので現在では状況がいろいろ変わっているかもしれないけど、カリフォルニア州で起こって消えた電気自動車現象について、振り返ってみるのも悪くないと思う。 【且】さん [DVD(吹替)] 8点(2012-05-09 18:53:57) 1.日本ではどうしてもドキュメンタリー映画って人気が無いので、こういうのが観られるのは非常に貴重です。あたしはアメリカで起きかけていた電気自動車の波が来ていたのと、それがかき消された事実を知っていたのだけど、その経緯が良く判らなかったので、この映画を見られた事が非常に良かったと思っています。但し、この映画はあくまでもドキュメンタリーなんで、面白みとか興味を持たせるという意味ではちょっと出来はイマイチかもしれません(その辺は、やっぱりマイケル・ムーアは上手いと思います)。 この映画を観てると、今傾きかけているアメリカの自動車産業についての影の部分が何となくわかると思うので、興味のある人には、是非観て欲しいです。 【奥州亭三景】さん [DVD(吹替)] 8点(2009-05-12 16:13:47)
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