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落葉樹

1986年【日】 上映時間:105分
ドラマモノクロ映画
[ラクヨウジュ]
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タイトル情報更新(2024-01-14)【イニシャルK】さん


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監督新藤兼人
キャスト小林桂樹(男優)初老人
財津一郎(男優)
乙羽信子(女優)
梶芽衣子(女優)山へ来る女性
戸浦六宏(男優)執達吏
馬場当(男優)執達吏
大滝秀治(男優)伊左衛門
森塚敏(男優)道具屋
殿山泰司(男優)作造
初井言栄(女優)行商の女
未来貴子(女優)長姉
中本賢(男優)(クレジット「アパッチけん」)
原作新藤兼人
脚本新藤兼人
音楽林光
撮影三宅義行
配給近代映画協会
美術重田重盛
編集近藤光雄
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【クチコミ・感想】

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2.あのおやじなんやねん。ニコチン中毒にもほどがあるで。 ケンジさん [DVD(邦画)] 7点(2012-05-03 19:57:35)

1.作者が取り乱している。息せき切って取り乱している、それを隠そうとしてない、それが良かった。大の大人が「おかあさん」と口にするときの、もうハニカミも何もないみっともなさを思い切って肯定してしまうところに、この作品の立地点があるようなのだから。小林桂樹はかつてテレビで山口瞳の「血族」をドラマ化したときも、母を思い出す初老の男を演じた。たぶん同じ原作者による映画『江分利満氏の優雅な生活』の小林を引き継ぐイメージでキャスティングしたんだろう。でもこのころの小林はかつてのヒョウヒョウよりも深刻な演技をするようになっていて、「血族」原作のハニカんだニュアンスはゴッソリ失われてしまっていた。しかしこの新藤作品では、その深刻ぶりが、かえって生きたようなのだ。照れながら語ってくれる山口瞳のような人もいてほしいし、こう取り乱して語ってくれる新藤兼人のような人もいてほしい。『江分利満氏』の小林桂樹と『落葉樹』の小林桂樹と、演技の変化に合ってうまく出会えたそれぞれの作品という気がした。前半、ほとんど民俗学の教育映画じゃないかと思われるような静かな家庭の風物のあれこれが描かれ、そこから一人ずつ葉が落ちるように家族が減っていく。コウモリ追い、狐火、夏の海、おもちゃを買ってとねだる…、などの記憶が淡々と綴られていく。その淡々の中に母を思う気持ちが、取り乱さんばかりにうねっている。社会派新藤監督作品としては異色作だが、けっこう好きです。 なんのかんのさん [映画館(邦画)] 7点(2010-08-09 10:35:51)

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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 6.33点
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