みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
3.文学には純文学と大衆文学というジャンル分けがあって、文学賞も各々わかれています。映画に、純映画と大衆映画の違いがあるのかどうかわかりませんし、賞としてはわかれてはいませんが、内心そういうわけ方をしている人もいるでしょう。どちらが好みかは人それぞれでしょうけど、何もかも相対化してしまう事の危険性もあります。資本主義の世界ですから、売れればOKなのは確かでしょうけど、その事により劣化するもの・失うものがあるのも確かでしょう。ただし表現の自由は制限できないわけで、そこは批評によって対峙していくしかないのでしょう。製作者の訴えたい事はシンプルです。ただし、主人公にあのような事をさせる事が批評になっているとは思えないし、表現としてもかなり疑問は感じます。 【東京50km圏道路地図】さん [地上波(邦画)] 3点(2015-04-20 10:41:46) 2.観てよかった・・・。私は商業映画を真っ向から否定する立場にはありません。単に娯楽を求めて商業映画を観ることだって当然あります。でもテレビの2時間枠で十分なものを映画館で垂れ流すような今のシネコンに対する不満もあります。そういう映画を観ることに慣れているお客は、映画がなんであれ、映画の最中でもおかまになしに携帯電話を操作し、エンドロールなど観ずに席を立つ。本気で映画が好き!という観客にとってはたまらないわけです。秀二のように叫び、痛みを受け止め、そうまでしても映画のために生きるような意地のある人が作った映画を観たいんです。例のシーン、『ニューシネマパラダイス』のあのシーンとだぶってしまいました。西島秀俊、最高! 【longsleeper21】さん [映画館(邦画)] 9点(2012-05-31 21:51:01) 1.強烈な映画「愛」に基づく、映画産業への「憎しみ」。 そう、怒りを通り越しちゃって「憎しみ」、そして「焦り」。 それらの巨大な感情を一つもこぼさず、ぎゅ~っとフィルムに詰め込んで、 それがスクリーン上で爆発した感じ。 秀二(=西島秀俊)の狂気もさることながら、 その狂気のカケラを追う陽子(=常盤貴子)の眼がとても良い。 過去の偉大な監督たちへの畏敬の念と、 その素晴らしい作品群に対する、あふれんばかりの愛情の表現は泣けるほど。 この映画で訴えている事を救えるのは、私たち(つまり、ここ『みんなのシネマレビュー』 を訪れるような)観る側の人間だけなのかな。 政治家が世論を気にするように、作り手は観客の動向を気にする。 だってそれが資本主義。でも悪くは無い。表現の自由がある。 【ジャスミン】さん [映画館(邦画)] 8点(2012-01-08 20:13:14)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS