みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
4.1の時からマイティーはバカだった。 今回はマイティーの大冒険。 バカだから普通は恐くて入ってかないいろんなとこに入っていっちゃう。 イックと同じく立ち向かうタイプだからいろいろやらかしちゃう。 ブロ栽培しといたらこじんまりと幸せになれたかもしれない。でも、マイティーは飛び出した。 がんばれマイティー。僕らの心にもマイティーはいる。マイティーはどこにでも住んでいる。 がんばれマイティー。僕はいつしかバカなマイティーを必死に応援している。 これから僕は不条理や理不尽に遭遇したとき、時々マイティーを思い出して勇気を出そう。 でも、暴力はいけないぞマイティー。 【おでんの卵】さん [DVD(邦画)] 9点(2013-06-09 23:57:31) 3.シリーズ通してひたすらに貫かれた“ワンシーンワンカット”という手法(意気込み)。登場人物たちの生々しい姿を切り取ったその手法と効果は、3作目にして極まったと思う。 主人公がイベント会場にこっそりと立ち入る場面から始まる十数分に渡るクライマックス。気が遠くなる程に延々と緻密に組まれたロングテイクが物凄かった。 まずこれまでのシリーズ作品とは明らかに一線を画す程にハードな映画世界に面食らった。 想像を遥かに超えたバイオレンス描写から物語は進み、主人公をどんどんと奈落の底へ叩き落とす。 「もうどうしようもないじゃないか……」と愛着のあるキャラクターの転落劇に、思わず気が滅入ってしまった。 入江悠監督の方向性はシリーズ通して終始一貫している。 日本語ラッパーの現実とそれに伴うであろう悲喜劇を真摯に捉え、主人公たちに決して安直な帰着は許さない。1作目、2作目同様、映画が終わっても主人公が抱える問題は一切解決してない。 ただ、それでもその先を生きていかなければならない。彼らに与えられるのは、その一筋の光とも言えない現実的な一つの「道筋」だけだ。 でもその厳しさこそが、このシリーズがラップという音楽に対する造詣に関わらず多くの人に勇気を与え、愛される理由だと思う。 と、映画としての価値の高さを認める一方で、個人的には一抹の不満も残る作品でもあった。 意欲的に描かれたハードな世界観は、実際の現場の人たちからするとある程度「リアル」な描写らしいが、知らない者にとってはどうにも「非現実感」を拭うことが出来なかった。 ハード描写そのものに現実感が無かったというよりも、その世界とこの映画シリーズのレギュラーキャラクターたちが絡むということに現実感を見出せなかったように思う。 主人公にのしかかる悲惨な現実の一つ一つが、何だか取って付けたように見えてしまったことは否めない。 クライマックスのロングテイクは素晴らしかったが、それだけにその後のシリーズにとってのある種お約束とも言える“場違いな”熱いラップシーンが、少々蛇足に感じてしまった。 ただし、そういった「難色」は、シリーズ全作品を認めた上で「2」が大好きという個人的な趣向によるものであろう。 したがって、このシリーズ完結編がエネルギーに溢れた凄い映画であるということに異論は勿論無い。 【鉄腕麗人】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-02-25 11:45:17)(良:1票) 2. 「サイタマノラッパー」シリーズ第3作にして完結編(?) 1作目から2作目にかけて、内容的にも映像的にもグレードアップしてきましたが、今回は・・・グレードアップどころではない!想像を遥かに超える物語と映像と音楽でした。 主人公マイティはどうしようもない、クズと言われても文句は言えない人間です。しかし、四面楚歌の状況の中で自暴自棄になってしまう気持ちは痛いほど伝わりました。逆に、毎日を全うに生きている普通の人々(自分も含めたいw)にこそ、共感できる人物ではないでしょうか。 毎日生きてりゃままならないことだらけだけれど、トムやイックたちのような「希望」もある。ほんの少しの差だったかもしれないけれど、誰だってトムやイックたちのように、ままならないことだらけの中でも、明るく楽しく生きれるはず。 【ゆうろう】さん [映画館(邦画)] 9点(2012-11-26 00:50:46)(良:1票) 1.これはすごい!シリーズ最高傑作どころか、今年ナンバー1の映画です! 「SR サイタマノラッパー」シリーズは、低予算のインディーズ作品であり、ヒップホップを描いた音楽映画であり、何かになれない大人を描いた青春映画であり、とことんダメな人間を追い続けた「負け犬応援ムービー」です。 今作の主人公は1作目や2作目とは違い、サブタイトルにある通り「逃亡者」となっています。一寸先はどうなるかわからない、危険な道を愚直に突き進んでいくのです。 不満が鬱積していた主人公にどう救済がもたらされるのかー そこには安易なハッピーエンドも、バッドエンドも用意されていません。 クライマックスから結末へ向けて、泣けて、泣けて仕方がなかったです。 1作目を観ておいたほうがわかりやすい部分もありますが、今作だけでも十分楽しめます。今作で「3」という数字がさほどアピールされていないのも、製作者のそういった思いがあるのでしょう。 「1、2を観ていなからちょっと・・・」「ヒップホップなんて興味がない」で敬遠するのはあまりに惜しい作品です。この映画がもっと知られてほしい。そして、映画を愛する全ての人に劇場で観てほしい。そう願います。 【ヒナタカ】さん [映画館(邦画)] 9点(2012-05-14 21:55:55)(良:1票)
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