みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
7.園子温監督作品は苦手だし、嫌いであることを忘れてましたorz 監督のマスターベーション以外の何物でもない。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 1点(2019-07-06 22:38:35) 6.外を出る時は必ずマスクをしてたり、洗濯物を外に干さなかったのに、いつの間にか次第にそれらを止めてしまっている。皆が普通にやってるから大丈夫だろうという、いかにも日本人的な考えだ。そこへ宇宙服を身にまとった女の出現である。この非日常的な光景が強烈な印象をもたらしている。当然周りの人々は特異な目で彼女を見る。はたまた怯え蔑んで、しまいにはこの街から出て行けという。この街は安全だから、普通に暮らしても大丈夫なんだと、誰もがそう思いたいからだ。しかし、放射線量は確実に事故の前よりも増えているのだ。この、現実を見ようとしない人々の姿がよく描かれていたと思う。 【ヴレア】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-10-10 21:47:38) 5.不謹慎だとは思うが見るのが疲れる。それにしてもストレートな表現だ。ここまでしなくても十分にメッセージは受け取れると思うのだが・・・。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-09-12 06:42:56) 4.長島県という設定は良かったのですが、その後福島県出したら意味がねーと思いました。既に原発の安全神話が崩れた後の世界なら、あそこまで住民が呑気にしているはずがありません。それとなく危機感は口々に言っていますが・・・それでもあの突然地域を追われ、どこにも居場所がなくなった感じは、現在の福島の状況とリンクし、とても他人ごとには思えませんでした。放射能への恐怖もあの人程はないと思うが、それに近いものを感じている人は実際いると思います。この映画を観て、原発を推進しようと思う人はいないと思いますが、だからといって日本中にある原発をゼロにはできません。なぜなら日本は希望の国だからです。 【Yoshi】さん [映画館(邦画)] 6点(2012-12-29 23:00:56) 3.警察官と揉み合いながら、封鎖を突破していく清水優と梶原ひかりのロングショットや、 村上淳と神楽坂恵の記念写真といった、ふとしたシーンの軽妙なユーモアがいい。 生真面目一辺倒の『生きものの記録』路線でないのが救いだ。 『ヒミズ』の貸ボート店のソファも良かったが、本作の縁側や花壇や牛舎なども、 身近な生活空間が魅力的で切実な舞台として映えている。 背景の花と手前で打ち込まれる杭を組み合わせたショットなど、 意味性が強く観念的すぎる箇所も多いが、 逆光を効果的に使った白バックのシンプルなショットが要所要所で印象強い。 花壇中央にそそり立つ立木を包む光。 夏八木勲への感謝を電話で伝える神楽坂恵を包む光など、 今作の園子温はかなり照明に意識的である。 あるいは、透明ビニルシートを背景に父親に電話する中村淳の横顔。 一面の雪の中で踊る夏八木勲と大谷直子の夫婦の楽しげな様。 いずれも白をバックとした画面が、人間の像を一層引き立てている。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 8点(2012-12-02 22:50:02) 2.園監督の作品をぼくは手放しで賞賛してしまう。客観性を若干欠如した無意識的な同調心が強烈にぼくの中に育成されている。発端は「自殺サークル」であの作品はカルト的に「やっている事」、つまり表層的な面を評価、あるいは揶揄する声が多い中でぼくは監督の"誠実さ故の強烈さ"に打ちのめされた。表層的に描かれている事が非常に直接的に強烈な意思を表現しているのにも関わらず、結果的に強烈さに目を奪われ、見過ごされている"内面"という構造そのものもまた現代的だったりするのだが「監督の祈り」を受け取り、己の気付こうとしなかった世界の側面に気付かされ、当時のぼくは感謝の思いで一杯だった。それ以降、監督が描き出す世界は、いつもぼくが見過ごしている世界の実情を間違いなく教えて下さってきた。それらにいつも驚かされ、感動させられ、勉強させられてきた。今回は、表層的なテーマと内面的なテーマが同一線状にある為、明確であると同時にある種の「押し付け」が感じられる。というのもこれまでは気付いていないことを能動的に感じ取ろうとする事で「観客が自発的に気付く」というのが園監督作品のある種の醍醐味だったが、今回のは見ていればわかる具体的な台詞等もある。つまり意図的にアピールしているとしか思えない。要するに「祈る」レベルではなく、それを「共有(もしかすると強要)」したいレベルで今回の作品は作られたのだと思う。園監督の焦りや憤りがあまりにも強過ぎる、もはやデモ行為と等しい作品だった。だから全体的に演出のあざとさに違和感があったのだと個人的には納得。空白(内面的テーマ)があるとすればお母さんの「帰ろうよ」という台詞が監督の真の願望、思想だったのではないだろうか。「自殺サークル」で言えば「あなたはあなたの関係者ですか?」に匹敵するほど能動的に自分自身を内省させてくれる。余白は圧倒的に少ないが、現代日本の著名な監督で唯一作品で意思表示をなさった監督に敬意を持たずにいられない。その誠実さ故の強烈さにやはりぼくは強烈に感動させれらてしまった。 【ボビー】さん [映画館(邦画)] 9点(2012-11-05 18:36:51)(良:1票) 1.舞台となる長島町とは福島に置き換えていたものだと思って見ていましたが、実はそうではなかったですね 福島県の原発被害は過去形という事になっていまして次の被災地という設定になっています。しかしどうでしょう‥ 現に福島の県名はバンバン出て来ますし、一部、風評被害を蒸し返してしまうような行動だって2、3撮られています。はたして福島県の皆さまはどう思われるのでしょう その事ばっかりが気になってしまう そうなってくると、やはり、まだ時期尚早 まだしばらくはそっとしておいてあげるのがよかったのじゃないかとさえ思える。言ってしまえば、望まれない映画となって生まれてきた気がする。福島県及び東北地方の方々の怒りや悲しみ、そして心の叫びや苦心の打ち明けを知る手段としては今のところまだNHKや各民放局のドキュメンタリー番組で情報を得れる程度のものでよいのではないかとさえ思えてきてしまいました。架空のドラマ性を求めることなく事実関係に重点をおいておきたいという意味で。 しかし、これ、先日、公開前のタイミングに合わせてNHKの教育チャンネルで園監督を追い、その撮影に至った経緯と伝えたいメッセージという事を主題にして その撮影風景を追ったドキュメンタリー番組として30分~60分位の時間枠で放映されていました。ということは、このことから察するに、NHKとしてはこの作品の発表を認めているんだな‥ と。 だからなにという話にはなりますが、自分としては、まだ 時期尚早な作品であったと思えたという事を述べておきたい。そしてケチをつけるわけではないですが、ラストの落胆と不安を撒き散らして終わるまとめからして〝希望の国〟という この題名、その内容とは全く合っていないものになっていたとさえ思えた。正直、お後はあまりよろしくない。現地被災者の方々はこの作品の存在意義をどう捉えるのでしょう その事が今すごく気になってやまない次第です。 ただ、最後に泰彦と智恵子が花壇で交わしたキスシーン 悲しくも素敵でしたね ホント切なく素敵なキスシーンでした。 あの場所で あのタイミングで あの老夫婦によるキスシーン 園子温にしか撮れない芸術的なものであったと思います。 【3737】さん [映画館(邦画)] 7点(2012-10-29 19:08:31)
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