みんなのシネマレビュー

甦える大地

1971年【日】 上映時間:119分
ドラマ小説の映画化
[ヨミガエルダイチ]
新規登録(2013-04-07)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2021-11-13)【イニシャルK】さん
公開開始日(1971-02-26)


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監督中村登
キャスト石原裕次郎(男優)植松一也
司葉子(女優)添島美奈子
三国連太郎(男優)野田鋭介
渡哲也(男優)中館広之助
浜田光夫(男優)坂口
川地民夫(男優)横山
寺尾聰(男優)土屋啓介
下川辰平(男優)竜吉
金井大(男優)久保
玉川伊佐男(男優)勝蔵
小高雄二(男優)折原
高原駿雄(男優)滝井善吉
内藤武敏(男優)助教授
信欣三(男優)土屋源作
北林谷栄(女優)とよ
奈良岡朋子(女優)岩下佳子
寺田路恵(女優)和子
岡田英次(男優)岩下三雄
志村喬(男優)権藤義一郎
滝沢修〔男優〕(男優)S金属会長
高津住男(男優)田島
城野ゆき(女優)土屋幸子
原作木本正次「砂の十字架」
音楽武満徹
撮影金宇満司
製作石原裕次郎
小林正彦
石原プロモーション
配給松竹富士
美術坂口武玄
編集渡辺士郎
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【クチコミ・感想】

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2.鹿島臨海工業地帯開発のオハナシ。大規模な工事のシーンや、台風のシーンなど、巨大プロジェクトをテーマにしたスペクタクルを狙っている、らしいのですが、ちょっとネタ的に厳しいか。
開発そのものよりも、その前の用地買収等が中心に描かれて、土地を売るやら売らぬやら、この後ギャオスでも出てくりゃ盛り上がるのですがそうもいかず、スペクタクル感は乏しい印象。というよりこの映画、むしろそういう、苦労した甲斐があったよねバンザイ的な展開ではなく、もう少し皮肉を利かせた作品になっています。工事の前に立ちふさがるのは、自然の猛威よりはむしろ、人間たちの思惑。言ってみりゃ、正解が無い。さんざん苦労した挙句、石原裕次郎演じる主人公には、虚しさ、徒労感だけが残ってしまう。オレは何のために苦労をして、一体何を作ってしまったのか、と。ちょっと、一筋縄ではいかない物語となっています。
それはいいんですが、そもそもこの主人公、最初は何でこんなにこの開発に入れ込んでいるのか、というのが、イマイチ伝わってきません。冒頭、ここは昔からずっと人々が苦しんできた土地なんだよ、ということが渡哲也によって示されるけれど、現代の石原裕次郎は江戸時代の渡哲也の生まれ変わりだというのならまだしも、そうでないのなら(たぶん、そうではないのだと思う)、結局これ、「石原裕次郎は熱い男だから、彼の演じる主人公も熱い男なのである」と言ってるだけのような。で、その男がラストになって急に投げやりな事を言い出すと、申し訳ないけれど、この人、すぐに変節するテキトーなヤツだなあ、としか思えず。。。
それも含めての裕次郎の魅力でしょ、と言われりゃ、ま、そんな気もいたします。
いずれにしても、一風変わったアプローチの作品、ではあります。
映画の中に何度か、夕陽のシーンが登場して、夕陽を描く映画にきっとハズレは無いでしょ、と思っていたのですが、この夕陽のシーンがこれまたどういう訳か、もう一つグッと迫るものが無くって。こういう辺りも、ちょっとこの映画の描き方が皮相的に感じられてしまうところ、でもあります。
音楽は、武満徹。やっぱり何か、普通の映画音楽とは響きが違いますね。 鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2025-02-24 19:09:58)
《新規》


1.しかし、家の近くに あんなにも無数の工場があって、夜になっても工場の煙突から炎が燃えたぎっとるとこに住むなんて、僕は嫌やなあ・・・。 ケンジさん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-04-07 21:42:38)

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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 6.33点
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