みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
2.ひろしの転勤により、野原一家は家族そろってメキシコにお引越し。 まず、奇妙なサボテンの実の利権を得るために地球の裏側まで飛ばされるサラリーマンの悲哀と逞しさを、父ひろしから感じずにはいられない。 そして、単身赴任を決意していた夫の想いを感じ取って、家族で着いていくと即座に決める妻みさえのここ一番の愛情も深い。 序盤の春日部の面々とのお別れもそこそこにして、しんのすけたちは海を越えてメキシコに到着、ラテンのノリに合わせるようにトントン拍子にメキシコ生活をスタートさせる。 “オラの引越し物語”の後に続く“サボテン大襲撃”という副題が表していた通り、映画はそこから一気に“モンスターパニック映画”へと転じていく。 荒涼とした乾いた土地を舞台にして、そこに住まう人々に襲いかかる怪物(=サボテン)の構図は、まさしくB級モンスター映画の金字塔「トレマーズ」を彷彿とさせ、同映画の大ファンとしてニヤリとせずにはいられなかった。 他にも、「エル・マリアッチ」や「デスペラード」へのオマージュなど、映画ファン的にフックとなる要素はあったと思うけれど、中盤からクライマックスにおけるストーリー展開としては、凡庸の一言につき、面白味を感じることはできなかった。 もう少し、B級モンスター映画なり、B級アクション映画のテイストに振り切ったり、パロディを盛り込むなどして、映画史的な文脈に沿った娯楽性を加味してくれていれば楽しかったのになと思う。 【鉄腕麗人】さん [インターネット(邦画)] 5点(2021-09-26 22:41:01) 1.この話って、震災で原発被害に遭った福島をモデルにした、「それでも原発を稼動させようとするアホ達」に対する皮肉なんでしょうか? 町の発展につながったサボテンが、実は人々の生活や命を奪う危険生物だったにもかかわらず、それでもサボテンを排除することができない町長・・・。まさに、クレヨンしんちゃんの名を借りた、原発への抗議行動に思えました。 ただ、ストーリーや演出は凡庸で、特に見どころも、心に引っ掛かりそうなシーンもなく、そのうち見たことすら忘れそうな、印象の薄い内容でした。 【ramo】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2019-06-09 17:26:29)(良:1票)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS