みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
13.日常にひそむちょっとした「恐怖体験」を掘り下げてみると、因縁めいた話が底知れず広がっていく、というオハナシ。 原作はルポルタージュを装ったような文体で書かれたフィクション(ですよね?ははは・・・)で、怪談らしいボヤっとした話が、ボヤっとしつつも不気味に連鎖し繋がっていく、というところが特徴。山本周五郎賞受賞など、結構、評判が良いようですが、ごめんなさい、私自身はもうひいとつピンと来なくって。 「これがもしホントの話だったら、コワい」+「実話っぽい書かれ方をしている」=「だからコワい」、ってな側面がこの小説にはあって、結局、「読み手がこれを実話であるかのように捉えられるか否か」にかかっているみたいなところがあり、どうもそれは、小説というものの持つコワさとは少し違うもののように感じられちゃう。 で、本作。かなり原作に沿って映画化しているので、その点、さらに弱い印象。主人公のポツポツとした独白を交えて進めていくあたりは、さしずめ「あなたの知らない世界 THE MOVIE」といった感じがあるのですが、「あなたの知らない世界」が妙に怖かったのは、実話っぽいかどうかというよりは、恐怖体験とやらをごく短いドラマに仕立てて素材のまま投げ出したような生々しさと、「なんでこんな番組を真っ昼間にやってるんだ」というワケのわからなさにあった訳で、そういう意味でも、それと同じような世界を長編映画に引きのばしちゃった時点で、ちょっと不利。 闇にうごめく人影様のものの描写など、映像作品らしい味付けもあるんですけどね。あるんですけれど、「結局、そういう描写に頼っちゃうのか」という不満もあって。ここぞというシーンでそれを見せるのならともかく、最初の方からそれを画面の賑やかしのように出してしまう。 ところで、「久保さん」が映画では女子大生になってて、「なんで大学生がこんな広いマンションに一人で住めるんだ」とか思っちゃうのですが、この女子大生が、原作の「久保さん」とは異なってイマイチ何を考えているのかよくわからんまま、原作の「久保さん」みたいに気がついたらアチコチの場面に登場してて、そこは何だか妙に面白かったです、はい。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2019-10-20 02:28:01) 12.電気点けろよ。それだけで諸問題の8割は解決するのでは? そんなことを言っては身もフタもありませんが。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-10-10 06:14:28)(笑:1票) 11.久し振りに観た日本のホラー映画。 雰囲気がよく出来ているが、納得感が無い。ジワッと怖いには怖いけど。 【simple】さん [地上波(邦画)] 6点(2019-09-29 12:16:32) 10.ストーリーは特に印象に残らないものの、いかにもジャパニーズホラーといったジメっとした雰囲気がリアルで結構怖い。 【飛鳥】さん [インターネット(邦画)] 6点(2019-06-30 23:43:26) 9.原作も読みましたが、原作は淡々としておりました。原作よりも、サービス精神があり、怖かったです。 あの音が聞こえたらどうしようかと思うと、しばらく和室で寝るのが怖かったです。 【たぬき野郎】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2018-06-18 16:06:48) 8.ただ怖がらせるだけではなく、心霊現象の理由を探っていくスタイル。過去へ、過去へ。繋がって、繋がって。ついには明治時代まで遡り、大元が明らかになる。ちょっと新しい感じはしたものの、それだけといえばそれだけだし…。ホラー映画の採点はいつも難しい。めちゃくちゃ怖ければ10点つけるかっていえば、そうじゃないし。まあ、なんというか… この映画も決して退屈ではないです。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2017-04-23 23:31:47) 7.この作品にはいくつかの時代が舞台になりますが、それぞれの時代の作りこみがとても深く、感心しました。 私見ですがこれまで昭和30年代をはじめとする過去の再現というと、とてもとても・・・というものばかりだったように思います。明らかなCGでレンガの建物を量産したり、現代の車が見切れてしまったり、極めつけは現代顔の代表と言われる女優のモンペ姿・・・TVの再現ドラマレベルのものが少なくありませんでした。 しかしこの作品の空気は昭和の空気をろくに知らない私が言うのもなんですが本物に近いと感じました。 嬰児殺しを報じた記事の文字の絶妙な不規則感、つぶれ具合、フォント、どれをとっても昭和30年代の記事に見えました。 戦前からの重厚な建物の前で撮られた現代風の顔が見えない高野家婚礼写真には奥深い不吉さが感じられました。 吉兼家の調査記録は明治大正の本物の史料にしか見えませんでした・・・ 惜しむらくは奥山家の奥座敷が若干新しく見えたところでしょうか。 こういった画は「あるかもしれない恐怖」を「実在の穢れ」に昇華させるには十分なつくりでした。 個人的には女優霊以来、「画」に恐怖を感じた作品でした。 【パンツァー・フォー】さん [DVD(邦画)] 8点(2017-01-06 18:11:47)(良:1票) 6.原作既読。原作を読んでから映画を見るとがっかりすることが多いのだが、本作はなかなか良く出来ている。怨霊はイマイチだったけどね。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 6点(2016-12-11 15:35:30) 5.まず呪われた部屋があって、そこで何があったのか過去を遡って調査して行くという展開は良い。 ただ、しだいに過去が明らかになってもそれほど興味を引く話ではなく、淡々としていて盛り上がりにも欠けるので少々だれた。 何かおぞましい実体のないものの描き方もありきたりで、ホラーに慣れている人なら失笑を買うレベル。 【ヴレア】さん [DVD(邦画)] 4点(2016-07-08 07:45:52) 4.①「リング」のような探索型ホラー映画は好物です。部屋の一つで異音がする…という出だしから歴史を遡り、次々と犠牲者の存在が見えてくる展開が気持ち悪いのなんのって。②個別の演出については、小さいものでは襖を開けると袖がするっと隠れる、から大きいものでは廃屋探検まで背筋がぞっとする自分向け(笑)なものばかり。暗闇の怖さが生かされており楽しい。映画館のスクリーンで鑑賞したかったですね。③メインの人物たちは全員巻き込まれたと思われるラストは、ありがちな気はしますけれど、途中でしっかり「知っただけで…」と予告された通りなので納得がいきます。 【次郎丸三郎】さん [DVD(邦画)] 10点(2016-06-23 23:09:59) 3.ホラー映画、特に邦画には一つの黄金パターンがあります。怪異が起こる→その怪異の謎を探索→根源が明らかとなり、それをもって怪異と対峙する。有名な「リング」もこのパターンであり、僕はこのパターンが結構好きであります。びっくり箱のような演出で瞬間的なドッキリも悪くはないんですけど、謎を追っていくうちに明らかになるエピソード自体が不気味であり、すぐ怖いってゆーより、観てるうちに背筋がゾゾゾとしてくる。そんな怖さにはあとを引く印象があります。この映画は、その黄金パターンである探索型のホラーであり、その怪異の謎を探索する部分に非常にウェイトがおかれております。だもんで、怪異がドカドカ起こるホラーを求める方には、若干、退屈かもしれません。怪異は、ごくわずかに抑えられてあります。しかし探索で明らかになるエピソード自体が結構不気味であり、量も多く、再現映像もいい感じな雰囲気が出ており、さらに探索自体もテンポよく、こちらの謎を知りたい興味を持続させてくれて、最後まで飽きることなく楽しめました。ある謎を調べたら、さらに奥に別の謎があり、またさらに別の謎とドンドン深みにはまっていき、しかも、伏線で別の謎と謎がつながっているなど、よくある謎解きの王道ですが、それがしっかり出来ていて、次の謎へとつながるヒントの提示の仕方も、わりとスムーズで観ていて心地よかったです。竹内結子の変にビビらない淡々としたキャラも、この映画とマッチしていて、僕は好印象です。特に奇をてらったホラーではないので、まー、よくあるホラーだけど、ちゃんとしてるってゆう程度の期待度で観れば楽しめるかもしれません。 【なにわ君】さん [DVD(邦画)] 7点(2016-06-17 02:50:08)(良:1票) 2.やたらと暗い部屋のシーンが多く、それが恐怖感を煽っている。そしてクライマックスで問題の場所を訪れる際も、なぜか夜…。「日中に行けよ!」と心の中でツッコミながらも、これがホラーのセオリーなのかと納得させる。この作品は映像よりも文字をイメージ化した方が、より一層怖いのではないかな?と感じました。 【tonao】さん [映画館(邦画)] 6点(2016-02-08 12:28:14) 1.2016年:監督は、新しい演出にチャレンジしたんだろうけど、怖くないってのが致命的だ。 2021年:ひさびさに見直してみたけど、めっちゃ怖いね。2016年に書いたコメント酷いね、信じられない。 2024年:自分の過去のコメントで、2回鑑賞しているが、全く評価が異なっていることに自ら衝撃を受けた。なんも覚えてねー。そして3回目にチャレンジ、ちょーこえーよ。 【センブリーヌ】さん [映画館(邦画)] 6点(2016-01-30 23:17:47)
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