みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
11.みんな、本当は好きなんだろう?と同意を求めているような「笑い」。確かに「笑う」って行為はどこかで下ネタの対象になるような人や行為に対して、バカにしてるから「笑って」いるのであって、そういう「笑い」を求める人が見に来るのだろうから、レニーも安心してしゃべれた。ところが段々売れてくると観客も多くなり、社会的影響力を持つようになると、秩序を保つ側としてはほっとけない。秩序を守る側には、言って良いこと、悪い事がある。それが自分の欲求を抑圧してでも守っているというプライドを持っている人もいるのだ。みんな一緒なのではないのだ。でも本当の「芸」はそこを突き破る力をもっている。レニーはそこまでの芸を身につけられなかった。(ホンモノのレニーの芸はどうだったか分からない。この映画の中の喋りを聞く範囲でそう思った)報酬が上がるからと最初によその小屋から誘われた時、ここの方が気楽でいい、と言っていたレニーは正しかったのだ。彼はそこそこの小屋で司会をして、幸せな家族をつくっていた方が幸せだったろう。ただ、不幸なことに彼のしゃべりが「時代」のツボにはまってしまった。彼のつっぱりに等身大以上のヒーロー像を見た人もたくさんいたのだろう。実話らしいが何か気の毒な話だ。 【トント】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2010-09-02 22:22:57) 10.これを観ればレイザーラモンHGが いかに恵まれているか、よく分かります。レニーは生まてくるのが早すぎた。 【ケンジ】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-01-08 23:52:27) 9.モノクロの画面。レニーの関係者へのインタビューという擬似ドキュメンタリー形式で、間にエピソードを挟んだドラマ作りがいま見ても新鮮。レニーの妻を演じたのは「スーパーマン」で悪玉レックスルーサーの情婦ミスティッシュマーカーを演じた人だけど、この映画で、こんなに巧い人だったのかと驚いた。ただどこまでも堕ちていくスタンダップコメディアンの人生に、勝手なロマンチシズムを押し付けてるような気がしないでもない。それとキツイ言い方だが、レニーブルースは芸人としては平凡だったのかもしれない。芸人というものは、捕まっちゃいけない。捕まらないで権威や権力を、からかい、キリキリ舞いさせてこその芸人だと思う。だから、平凡な芸人が、たまたま「時代」と寝たために起きた悲劇かもしれない。でも、彼の漫談を聞いてると「言葉って何だろうな」と真面目に考えたくなる。力作にして秀作。 【ひろみつ】さん 8点(2003-11-17 13:28:33)(良:1票) 8.決して駄作とかいうんじゃないけど、映像、役者ともどもどっぷりとナルシシズムに浸っているその薄気味悪さに、ヘキエキ。この映画を好きになれるには、この自己陶酔に同調できることが必須でしょうなあ。小生はゴメンですが。せめてダスティン・ホフマン以外の役者を起用していたなら、ボブ・フォッシーのこの悪いクセ(!)も少しは緩和されていたかもなあ。フォッシーが主人公に自己を投影しだしたのが、この作品からということで、ぼく的には彼のワーストです、ハイ(『キャバレー』まではあんなに素晴らしかったのになあ…) 【やましんの巻】さん 5点(2003-09-16 10:51:03) 7.モノクロの画面に酔い、追いつめられて病んでいくしかないレニー・ブルースに酔います。名作だと思います。名作度8点ですが思い入れ度6点なので7点。 【omut】さん 7点(2003-08-26 03:39:48) 6.タイトルの時のマイルス・デイビスの音楽から もうどっぷりと浸ってしまう。カラー時代の白黒映画の最高峰 と思います。 【KINKIN】さん 9点(2003-07-07 22:38:18) 5.この映画は本当にすばらしい。観客はホフマンの名演に酔いしれ、そしてボブ・フォッシーの演出力に驚かされるはず・・・。レニーの話のネタも面白くて最高に楽しめる一本。 【日本のウッディ・アレン】さん 10点(2003-02-10 18:46:30) 4. ホフマンとしては「クレイマー、クレイマー」より本作でオスカーを獲得したかったのでは…?それほどの圧倒的演技。しかし、無冠に終わる皮肉さ。ヴァレリー・ペリンがセクシーな悩殺ボディも露わに元妻を熱演し、見事カンヌ女優賞に輝いたのも又皮肉。世の中ままならないネェ…! 【へちょちょ】さん 8点(2003-01-06 02:49:07) 3.舞台上で延々としゃべりつづけるレニーにしびれろ! レニーの葛藤にしびれろ! ホフマンの本気にしびれろ!! 【ようすけ】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2002-10-07 23:44:33) 2.絶頂期のレニーの何とカッコ良いことか。クスリと裁判のストレスでボロボロになった姿の何と惨めなことか。ステージのシーンがすばらしくリアルなので、我々はこの映画の観客としてレニーの私生活を追うと同時に、ステージアクトの観客として彼の異常な才能が輝き出してから燃え尽きるまでの過程を見届けることにになる。彼を高みに押しあげ、狂わせ、そして引きずり落とした観客の一人として。 【ビタワン仮面】さん 10点(2002-08-09 04:34:50) 1.「やってられん。テメェらで勝手にやってろ」......これはとっても残酷なお話し。ベテラン俳優D・ホフマンも魂を揺さぶるほど説得力のある熱演で、徐々堕ちていくスタンダップ・コメディアンのレニーの壮絶な生き様を見事に体現しています。ミュージカル出身のB・フォッシーの綿密な演出もお見事で、モノクロで撮られたB・サーティースのカメラも絶品。誰よりも偽善を嫌い、誰よりも世間に対して敏感だったレニー。それだけにラストシーンは強烈だ。 【チャーリー】さん 10点(2002-07-30 11:50:47)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS