みんなのシネマレビュー

ハドソン川の奇跡

Sully
2016年【米】 上映時間:96分
ドラマ実話もの
[ハドソンガワノキセキ]
新規登録(2016-09-06)【とらや】さん
タイトル情報更新(2024-03-18)【イニシャルK】さん
公開開始日(2016-09-24)


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監督クリント・イーストウッド
演出伊達康将(日本語吹き替え版【ザ・シネマ】)
キャストトム・ハンクス(男優)チェズレイ・“サリー”・サレンバーガー
アーロン・エッカート(男優)ジェフ・スカルズ
ローラ・リニー(女優)ローリー・サレンバーガー
ジェイミー・シェリダン(男優)ベン・エドワーズ
サム・ハンティントン(男優)ジェフ・コロジェイ
アン・キューザック(女優)CAドナ・デント
モリー・ヘイガン(女優)CAドリーン・ウェルシュ
マイケル・ラパポート(男優)ピート(バーテンダー)
ジェリー・フェレーラ(男優)マイケル・デラーニー(NY市警航空隊)
ブレット・ライス(男優)カール・クラーク
高島雅羅ローリー・サレンバーガー(日本語吹き替え版【ソフト】)
星野充昭ベン・エドワーズ(日本語吹き替え版【ソフト】)
浦山迅(日本語吹き替え版【ソフト】)
森なな子ケイティ・クーリック(日本語吹き替え版)
江原正士チェズレイ・“サリー”・サレンバーガー(日本語吹き替え版【ザ・シネマ】)
木下浩之ジェフ・スカルズ(日本語吹き替え版【ザ・シネマ】)
佐々木睦(日本語吹き替え版【ザ・シネマ】)
撮影トム・スターン〔撮影・照明〕
製作クリント・イーストウッド
フランク・マーシャル
ワーナー・ブラザース
製作総指揮ブルース・バーマン
配給ワーナー・ブラザース
特撮ムービング・ピクチャー・カンパニー(視覚効果)
美術ジェームズ・J・ムラカミ(プロダクションデザイン)
ケヴィン・イシオカ(美術監督)
衣装デボラ・ホッパー
録音バブ・アズマン
アラン・ロバート・マレー
ジョン・T・ライツ
あらすじ
2009年1月、USエアウェイズ1549便はニューヨークの空港を離陸した直後に鳥の大群に遭遇して両エンジンの機能を失うが、機長サレンバーガー(通称サリー)の冷静な判断によって旅客機はハドソン河に不時着して乗客乗員全員が助かる。しかしその後、国内外のメディアなどに英雄視されながらも老練な機長サリーの脳裏にはもし判断を誤っていたら起きていたはずの大惨事の光景がまざまざと去来し、しかも副機長と共に「空港に戻れたはずだ。」とシミレーション結果に基づいて主張する政府当局の追及の矢面に立たされる。

かわまり】さん(2016-09-26)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想】

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41.機長の判断に敬意を。 TERUさん [映画館(字幕)] 9点(2023-10-17 20:04:59)

40. 10点以上をつけたい作品です。

 無事に不時着を成し遂げ英雄視された機長が迎える査問の危機。思いもかけぬ疑惑を掛けられ不安になる主人公に完全に同一化して観ていました。説明する言葉もなく立ちすくむ自分に比べて、主人公は適切な反論を繰り出していきます。その正当性にいちいち感動。これが欧米流の論戦であり公正さなんでしょう。素晴らしいです。日本でこんな事が出来るのかと思ってしまいます。

 一通りの選択肢に挙げられた別の可能性を検証した後にボイスレコーダーを再生するくだりがありますがそこで明らかになるのはすべての可能性が検証されていたこと、そして、それまで検討すらせれていなかった緊急時の対応がなされていたことです。ここまで圧倒的に機長の手腕が立証されるとカタルシスです。

 気持ちの弱い自分ではこんな査問に耐えられないでしょう。自分を信じ査問に耐え、それがボイスレコーダーでそれが報われる、素晴らしい展開のシナリオでした。 たこのすさん [地上波(吹替)] 10点(2023-04-13 17:49:25)

39.実際にあったことをかなり忠実に再現しつつ、それなりに物語性、ドラマ性を入れ込んでいて、よくできている。

この手の実話ものの映画は見終わった後に実際の出来事はどうだったかネットで調べるのがお楽しみなのだが、調べてみてわかったのが、かなり事実通りにやってることだった。
ほとんどドキュメンタリーのレベル。
特に、エンジン停止から着水までのコックピットでの会話は、実際のフライトレコーダーの記録をほぼそのまま再現している。
エンタメ映画でここまで再現にこだわったのは評価したい。

しかし、さすがに事実通りにやりすぎると話として面白みに欠けるので、すこしフィクションをねじ込んである。
実際にはパイロットが判断ミスの疑惑をかけられることはなかったのだが、作品では、判断ミスを疑われ、主人公は苦悩することになり、ここがこの作品の一つのキモになってくる。
そして、これまた実際にはそんなことはなかったのだが、事故を調査する安全委員会の人間をいかにも嫌なヤツに描くことで、一種の「悪役」に仕立て上げる。
こうしたお膳立てを作ることで、最後に機長の判断が正しかったと証明されるどんでん返しが生まれるし、 嫌な調査局の人間をやり込めることで観客はスカッとした気分が味わえる。物語に起承転結とドラマ性が生まれる。
なかなか、うまく考えている。
ただ、実際にはこの映画の公開にあたって、悪役に仕立てられた安全委員会からクレームがあったという。まあ、さすがにそうだろう。

内容としては割とアメリカ万歳系の作り。
最後の最後で、当事者の実際の写真を出して後日譚を語るのは、アメリカ万歳系史実映画のお決まり。
この映画の直前に作られた同じくクリントイーストウッドのアメリカ万歳映画も、くしくも全く同じ終わり方だった。 椎名みかんさん [インターネット(吹替)] 7点(2022-03-31 08:25:19)(良:1票)

38.良くできた美談と言えばそれまでだが、淡々としながらもコンパクトな上映時間の中で一気に見せる、イーストウッドの抑制された演出とトム・ハンクスの好演が光る。ニュースでは知っていたが、ヒーローとして祭り上げられ、疑惑を持たれた機長の苦悩に焦点を置いた後日談と顛末に釘付けになった。誰一人として死なせないパイロットとしての誇りと責務が重くのしかかる。だからこそ彼の謙虚さが大きく際立つ。 Cinecdockeさん [地上波(字幕)] 7点(2021-08-06 20:56:34)

37.個人的にはイーストウッド監督があまり好きではないこと、さらにトム・ハンクスの演技があざとすぎてあまり好きになれないということで、見たい映画としては全くチェックしていませんでした。今回TVでノーカット放送されるということで、ついに録画して鑑賞するに至りました。
今回のトム・ハンクスは演技をかなり抑えてくれていたので案外悪くなかったです。でも相変わらずイーストウッドの演出は暗く重たい感じで、途中で何だか疲れてしまいました。ただ、事実の列挙だけでこの映画が成り立っているとするならば、それはそれで非常に素晴らしいなとは感じました。

深く感動するということはありませんでしたが、それなりに映像が綺麗で、それなりに感動できて、それなりに話がまとまっていて、誰に見せても無難な作品ではあります。先ほども書きましたが事実を最低限記録してあるとするならば、事実保存という意味では非常に有意義な作品だと思います。個人的にはチョット地味な映画で退屈する部分もありましたが、奇跡の208秒間の音声と共に着水までの映像が流れるシーンは素晴らしかったのでこの点数にしておきます。

【追伸】TV放送ということで当時のニュースや実際の映像、生還した本人たちのコメントなども併せて放送されていました。これらが無かったら-1点といった感じで、非常に地味な作品なのは否めません。あと、邦題のつけ方は悪くないです。本国でしたら「Sully」といえば知らない人はいないのでしょうが、日本ではなんのこっちゃですから。 アラジン2014さん [地上波(吹替)] 6点(2021-08-06 15:04:00)

36.クリントイーストウッドらしく美しい物語なんだけど、盛り上がりに欠けるなぁという印象でした。
実話をもとにした映画なので変な脚色なく正しいんですけど、エンターテインメントとしては、、、うーん、、、
ドキュメンタリーであれば10点をつけるけど、面白いかという評価基準だと点数が低くなってしまうなぁ Keytusさん [インターネット(吹替)] 5点(2021-04-18 01:56:12)

35. 実話に基づく再現ドラマで、機長サリーの人間性を描くのが主眼。感動の実話に、ミニ「十二人の怒れる男」的な逆転劇という付加価値をつけた社会派映画だったね。
 公開当時、新聞広告で機長に対する世間の風当たりが英雄視から180°変わったかのように宣伝していた。気になって当時の新聞広告を再読してみると、「9.24実話」「隠された真実」として、「厳しく糾弾され追い詰められ」「非難され一瞬にして犯罪者に仕立て上げられ」等の文字が躍っている。事故時の機長の判断が適切だったのかがポイントだが、そもそも事故後にNTSBの厳しい追及があったのか?実際にはそのようなことはなかったとのこと。
 実話を描く場合、本質的な部分以外で虚実綯い交ぜはざらにあることであり何とも思わないが、本作ではドラマを盛り上げるため核心の部分が誇張されており素直に評価できない。事故の再発防止・安全のための徹底追及はあって当然であるし、機長判断の正しさと両立させるならば、むしろ実名など使わず実話をモチーフにしたフィクションドラマとした方が良かった。
 戦争映画などで「史実と違う」という声をよく聞くが、この作品の「事実と違う」部分に、そういう声はないのかな? 風小僧さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-09-27 11:56:49)

34.事故の報道はかすかに覚えているが、美談としての内容しか覚えていない。
裏で事故調査委員会がこういう動きをしていたのは初耳だったので、それが知れただけでも収穫だった。
まあでも この映画も脚色はしてあるんだろうし、事故や事件の真相なんて 当事者達にしか分からないんだろうなあと再認識。(場合によっては当事者にさえ不明なこともあるだろうし) くろゆりさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-08-16 18:11:22)

33.乗客155名を救ったパイロットの英雄談かと思ったら、事後にこの様なドラマがあったのですね。
文句なしに清々しい良いお話しです。
最後、公聴会のシーンで感動させた後、副操縦士のジョークが最高でした。
イーストウッド監督、あいかわらずいい仕事してますね。
トム・ハンクスも重厚感があってこういう役柄がぴったり合います。 とれびやんさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-08-14 15:07:50)

32.コンピューターやデータ分析よりも生身の人間の経験や勘が大事。というイーストウッドが追求しているテーマが実話として題材にあったので作品化したのだろう。合理主義に流されがちな現代人への警告なのだろうが、あまりにKKD的な反合理主義だとそれはそれで悲惨な結果を招くので何事もバランスが重要ではあるが。
ところで、日航ジャンボ機墜落日にあわせてNHKは放送したんだろうか?と勘ぐりたくなるのだが、もしそうだとするとちょっと趣味が悪い。たまたまなのかもしれないが。 東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-08-13 11:34:23)

31.機長が本当はどう考えているかの見せ方がうまい。まったく逆の展開を描いてもおかしくない映画の入り方だった。感情を抑えた演技のトム・ハンクスも渋い。 ラグさん [インターネット(字幕)] 7点(2020-07-04 00:33:03)

30.こういう実話ベースの映画って長尺になりがちなんですが、この映画は実質90分以下にスパっと抑えていてきっちりカタルシスがある、それがいいんですよね。

この事故はもちろん知っていましたが、この映画を観てあらためて、墜落じゃなくて不時着水までわずか3分という時間の中であれだけの決断をして実行したこの機長はすごかったんだな、とあらためて思いましたし、非常時のパイロットは本当に重大な責任を背負わされるんだな、という事を実感しました。

個人的にいろんな飛行機事故の記事を読む事があるんですが、ちょっとしたパイロットの思い違いや判断ミスで墜落してしまっているケースが実は結構あります。
しかしそれは外部で後から検証してそうわかるんであって、事故の当事者からすれば多分どうしようもない事だったんだろうな、と改めて思います。 あばれて万歳さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-06-26 19:13:07)

29.流石はクリントイーストウッドという映画。
長さもちょうどいい。
栄光の裏での葛藤と疑惑。
非常に良くできていて、面白かった。 シネマファン55号さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-04-30 18:36:10)

28.楽しめた。話の展開のもっていきかたが上手い。 ホットチョコレートさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-08-25 05:47:35)

27.いい映画でした。でも中盤まではちょっと冗長かな。トム・ハンクスの演技が抑えすぎて、機長の感情や考えがいまいち伝わらないのが残念。 nojiさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-05-12 10:54:16)

26.うーん、話は分かりやすいけれど、全体的に冗長というか淡々としているというか・・・。

クリント・イーストウッドやトム・ハンクスの作品は好きなものが多いのですが、
この映画はイマイチ。

10年ほど前に実際に起こった事件をベースにしていて、
映画制作にあたって、関係者にいろいろ協力をしてもらっているから、
そういうところに気を遣ったのかな?

そんな印象を受けるほどでした。

ただひとつ勉強になったのは、

「人の命を預かる仕事というのは、本当に大変だなあ。」

ということでしょうか。 2年で12キロさん [インターネット(字幕)] 4点(2019-05-04 20:40:36)

25.この作品の制作が発表された当時、「バードストライクから着水までたった200秒の出来事を、どうやって映画にするんだ?」という揶揄があったと記憶しています。ひと昔前のパニック映画のように、飛び立つまでじっくり時間をかけるのかなと勝手に想像していたのですが、いい意味で裏切られました。事故自体はあっという間ですが、中身の濃い映画です。ドキュメンタリーとして見ても面白いかなと。
ふと思い出したのが、少し前に見たデンゼル・ワシントン主演の「フライト」。同じく事故もの・奇跡ものですが、展開はまったく逆です。機長も人それぞれということで。 眉山さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-01-13 01:07:06)

24.実話として素晴らしい話だが、映画にする際に「正しい行動」だったかを組み合わせていて、魅せる作品になった。
ただし、小品のイメージが残るのはまあ仕方ないか。 simpleさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-01-01 22:35:13)

23.「クリント・イーストウッドもの」。
自分は、勝手にそういうジャンルを脳内で作っている。
良く言えば、「簡単に結論を出さない、深く考えさせられる映画」。
悪く言えば、「奥歯に物がはさまったままのような、スカッとしない映画」。
自分は、どちらかと言えば後者の考えに近い。
いい映画なのかもしれないけど、イーストウッド監督作品を映画館で見たいと思ったことは、これまで無かった。

ところが、本作には驚愕させられた。
これは映画館で見たかったなあ。
「いい映画を見た!」という単純な感動を、他の観客と一緒に味わいたかった。
後からよくよく考えると、そんなに複雑な話じゃないんだけど、ハラハラさせながらクライマックスに持っていくのが本当にうまい。
日本だって、いや日本ならアメリカ以上に、この程度の実話はいくらでも転がってると思う。
でもここまでキチンとした脚本、映像にできる人は日本にはいない。
今回はイーストウッドに脱帽。
しかも見終わった後、スカッとするし。
特にラストの副操縦士!
あのセリフで映画が終わるって、なんてカッコいいんだ! まかださん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2018-07-07 22:33:09)

22.本当に映画の様な話だ。墜落時の鬼気迫る状況とか、パニック映画をイメージしたが、実際はこの絵のとおり的確な判断をした機長と沈着冷静な副機長がいて、機内もこんな感じだったのでしょう。面白いというより、感心した作品。 SUPISUTAさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-03-21 19:20:26)

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【点数情報】

Review人数 108人
平均点数 7.34点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
321.85% line
421.85% line
510.93% line
61513.89% line
74238.89% line
82926.85% line
91211.11% line
1054.63% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.45点 Review11人
2 ストーリー評価 8.41点 Review12人
3 鑑賞後の後味 8.84点 Review13人
4 音楽評価 8.12点 Review8人
5 感泣評価 8.33点 Review9人

【アカデミー賞 情報】

2016年 89回
音響効果賞バブ・アズマン候補(ノミネート) 
音響効果賞アラン・ロバート・マレー候補(ノミネート) 

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