みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
6.わたし、本名はヒロシです。(不死身ではありません。※2番の歌詞参照※) (アメトークでも話題になっていた)鋼鉄ジーグの歌はカラオケでも十八番です。 そんな私ですから当然ながらこの映画を観ないわけにはいきません。いかないのです。 事前の予想以上にオーソドックスなヒーロー誕生物語。 レオン+スパイダーマンみたいな話なんですが、きっちりセオリー通りすぎてこれがつまらないわけがありません。 腕も飛び出さないし脚も飛び出さないし磁石の威力でもないけど、お前はジーグでいいよ! 邦題は、この映画の監督が自ら日本語訳してつけたものだそうで、そのジーグ愛がたまらないわけです。 エンディングも鋼鉄ジーグの歌なんですが、アレンジ激しすぎて原曲知ってる人でもなかなかピンときません。 (ピンとこない最大の理由はバンバンバンバン言ってない事なんですが) つかヒロシ的にはイタリアのスーパーヒーローがヒロシだという事が嬉しくてしょうがないのです。 ヒロシ! 【あばれて万歳】さん [インターネット(字幕)] 8点(2019-11-23 12:55:28) 5.やられた。 チンピラがヒーローになる過程が素晴らしい。 アレッシアの壊れた天使振りにも参った。 とにかく演出と脚本が素晴らしく、イタリア映画万歳!な映画。 いや、いい映画。 【roadster316】さん [インターネット(字幕)] 9点(2019-11-10 01:37:59) 4.ヘンな邦題だと思ってたら、映画の冒頭、ホントにこのタイトルが日本語で出てきちゃうので、まあ製作者自身がコレでいい、ってんなら、しょうがないですね。 逆説的ですが、これといって生きていく望みも無いような主人公像から、かえって、生の充足への渇望を感じてしまう不思議。ひょんなことから「超人」になってしまった主人公。とは言え、決してそれはスマートでカッコいいものではなく、たまたま川底に沈むアヤシゲな物質に触れてしまい、ほとんど生死を彷徨った挙句に、奇妙なパワーを手に入れてしまう。手に入れたからといってそのパワーをどうするでもなし、万能感とは程遠い状態。人間離れした怪力や、怪我に対する驚異的な治癒能力を手に入れはしたけれど、じゃあ切断された足指も元に戻るんじゃないかという期待はアッサリ裏切られてしまうあたりの、この能力の中途半端さが、かえって無力感を感じさせます。 スーパーパワーをもっていながら、社会の表舞台に立つことなく、知的障がいがあるらしき女性とひそやかな愛をはぐくむ。いっそ、こんなパワーなんていらないのよね。だけど、そのパワーがあるゆえに、トラブルの方が彼らをそっとしておいてはくれず、抗争へと巻き込まれていくことになる。しかも、主人公がパワーを手に入れたのも大した経緯からではなかったもんだから、敵もまた、易々と同じパワーを手に入れてしまう。これまた何という無力感、しかしもはや主人公は、戦いに身を置かざるを得ない。超人同士だからといってアホみたいに派手な戦い(ヘンリー・カヴィルのスーパーマンみたいな)を繰り広げるのではなく、あくまでゴツゴツした無骨な戦いを演じてみせてくれます。 で、まあ結局、別に「鋼鉄ジーグ」でなくてもよかったやんか(切断された指が磁石でくっつく訳でもなし)、という声もあろうかと思いますが、一方で「リアルな」動画サイト向けの動画が使い捨てのように溢れかえっており、一方では古い(動画として質が高いとは言えぬ)日本のアニメに目を輝かせるヒロインの姿がある、というのを見ると、本当に心を打つ映像って何なのよ、と問われているような気もしてまいります。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 8点(2019-01-21 22:43:55) 3.無敵の力は ぼくらのために正義の心を パイルダー「オン!」 とばせ 鉄拳! ロケットパンチ今だ だすんだ ブレストファイヤー・・♪♪♪ マジンガーZは 当時日曜日19時のお楽しみ時間でした。本作で初めて知った鋼鉄ジーグがイタリアの人々に愛されているというのが誇らしい。 無敵の力を何に使うのか、主人公の変わりゆく姿が素直に沁み入りました。 敵役ジンガロのキレッキレッのキャラは病的な部分を取り除いたクラウス・キンスキーのようで強烈なインパクト。 ヒーローものの秀作。 【The Grey Heron】さん [DVD(字幕)] 7点(2018-09-03 16:21:43) 2.一風変わったイタリア産ヒーロー映画。 ハリウッドにおける“マーベル”、“DC”の二大コミックそれぞれのユニバース作品群は隆盛期のピークを迎えているが、所変わればヒーロー像も変わるもので、癖と雑味が激しいイタリアンヒーローの立ち振舞は、とても興味深かった。 社会のど底辺に生きるどチンピラが、突然“超人パワー”を手に入れたらどうなるか。 当然ながら突如として「正義」に目覚めるわけもなく、豪胆にもATM強盗を犯す様がまず潔い。 その後も、ヒーロー映画らしい颯爽としたシーンなどまるで無く、苦痛と苦悩にのたうち回りながら、本当に少しずつ己の運命を見定めていく愚か者の不器用さが何とも切ない。 “ヒーロー”である主人公以外の登場人物たちも、皆どこか心を病み、こじらせている。 ヒロインは陰惨な生い立ちの過去を覆い隠すかのごとく、何故か実在の日本産のロボットアニメ「鋼鉄ジーグ」に心酔し、心の拠り所にしている。 一方の悪役も、歌手になりきれなかった夢を引きずりつつ、狂気的な凶暴性を増大させていくという、ワケのわからないキャラクター像を構築している。 主要キャラクターに限らず、登場人物たちの全員が何かしらの“屈折”を抱えているように見え、それは即ち現在のイタリア社会が根底に抱えている病理性に通じているようにも感じた。 心身ともにズタズタに傷ついた愚かなヒーローは、ようやく運命を受け入れ、無様で愛おしい毛糸のマスクを身につける。 そして、眼下に見下ろす夜の街にジャンプし、映画は終幕する………が、飛翔能力があるわけではないので、きっと彼はいつものように地面に叩きつけられたことだろう。 アイアンマンやスーパーマンには敵うはずもないけれど、こんな“鋼鉄の男”がいたっていい。 【鉄腕麗人】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-08-15 08:35:23)(良:1票) 1.邦題がだめだよね。でも、ヒロインの女の子はかわいくて、主人公のダメっぷりもふくめて、いい映画でした。 【木村一号】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-06-25 22:26:56)
【点数情報】
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