みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
16.これはもしかして、アームストロングがいまわの際に見ている人生の走馬灯なのか?と思うくらい、各シーンがブツ切りで、しかも大半が主観描写しかないのです。飛行中のシーンも、あえてカメラは主人公脇にぴったり寄り添っており、派手に飛び回る映像も、周囲のリアクションも排除されている。その意図は分からなくはありませんが、それならいっそ完全VRの企画映像か何かにした方がいいし、あまり成功しているとは思えない。あと、こういうヒーローたる人物をあえて地味に描いたという点ではスピルバーグの「リンカーン」を連想しますし、チャゼル監督はあれを見ていたのかもしれませんが、あの領域に達するためには、まだ不足です。 【Olias】さん [ブルーレイ(字幕)] 3点(2020-11-20 00:16:13) 15.正直、この映画を見る前までは月面着陸捏造説を信じていたので、どんな映画かと思って見ました。 今ですらロケット打ち上げが失敗することがあるのに、50年も前にとても成功したとは思えなかったのです。 そしてこの映画を見て、一つの結論が出ました。 やはり、人類は月に降り立っていたのだと。 そんな風に感じさせてくれる映画でした。 この映画を見終わって、調べずにはいられなくなり、いろいろと月面着陸について調べました。 実際に着陸、月に降り立つシーンは、ボヘミアンラプソディーばりに、 本当のシーンを再現しているということがわかりました。 これで十数年前にワシントンの国立航空宇宙博物館でさわった、月の石が本物だったんだとニンマリしました。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-06-18 15:35:00) 14.同監督の「セッション」が私にとっては嫌悪感しか残らなかったので、本作も期待していませんでした。が、これは傑作。ひたすら淡々と、地味にミッションを遂行していく主人公の姿がいい。特に、ものすごく静かに終わるラストシーンにはグッと来ます。どんな偉業をなし遂げた人の人生も、つぶさに観察すればこんなものかもしれません。まして凡人の私などは、ひたすら共感するばかり。 それに宇宙の描き方もすばらしい。閉塞感や緊張感、恐怖感がひしひしと伝わってきました。火星で農業まで始めてしまうマット・デイモンに、ぜひ見せてやりたい気がします。 おそらくこの監督は、世の中の通念のようなものをひっくり返して見せるのが得意または好きなのかなと。でも「セッション」の印象は変わりませんが。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 9点(2020-03-11 04:21:06) 13.アームストロングについてよくしることができた。 【ホットチョコレート】さん [DVD(字幕)] 6点(2020-03-04 18:44:16) 12.悲しいことがあの裏にあったからこそ強いのか、空白の10分の説明になるのか。見てからずっと静かな感動に浸っていられます。初期のiPhoneほどの計算能力もなかったロケットに命を預けた男の挑戦。アポロ11前後の出来事は沢山映画化されていますので、どれも重要な歴史の一片で変わらない。 ドラマ「ザ・クラウン」でフィリップ王配がニールたちに会いガッカリするくだりがありますが、ニールたちの立場をこの映画の角度から窺い知れるのは貴重な機会です。(奇しくもクレア・フォイの次のシーズンのお話しでしたが。) CGの消し忘れ?が一箇所あったような気がします、大きい画面でもう一度見てみたいです😊 【HRM36】さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-02-26 11:42:52) 11.原作は『ファースト・マン: 初めて月に降り立った男、ニール・アームストロングの人生』上・下。 人間模様を織り込みながら、事実を淡々と描いています。実際のドキュメンタリー映像が使用されている部分もあり、臨場感・迫力満点で、見ごたえ十分。 ライアン・ゴズリングの感情を抑えた演技には好感が持てましたが、人間ドラマが映画全体を暗くしているので、少々残念です。 【めたもん】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-01-23 01:16:39) 10.宇宙船内の様子や、音・振動によるスリル感は素晴らしく、観ている方も息が詰まる。内容はなかなか硬派というか淡々と進む。ラスト、なぜあそこで娘なのか、理解が及ばず消化不良。 【noji】さん [インターネット(字幕)] 6点(2019-12-25 22:28:16) 9.人類初の月面着陸という偉業がサクセスストーリーとしてではなく、実に淡々と描かれている。無味乾燥のようにも感じられるが、月面着陸が当時はいかに無謀な挑戦だったか、そして死ぬかもしれないということを分かりながらも鬼気迫る姿でそれに挑戦する主人公の内面が丁寧に表現されている。派手さはあまりないが、しっかりまとまっている佳作。 【アクアマリン】さん [映画館(字幕)] 6点(2019-03-10 19:44:29) 8.ドキュメンタリータッチということで、訓練風景や宇宙でのトラブルなど迫真の映像だった。しかし、人物の描写がねぇ。。。。アームストロングはたまに泣いてみせたりするが、たいていはマネキンのような無表情が顔にはりつき、その女房は鬼のような顔。無味乾燥と言っては、言い過ぎだが、長時間の映画で緊張感を維持するのは大変だった。クライマックスの月着陸場面では、疲れて不覚にも意識を失いそうになってしまった。 【駆けてゆく雲】さん [映画館(字幕)] 5点(2019-03-06 22:03:07) 7.かなり期待して観たのだが・・・ ストーリーは概ね良い、密室空間の恐怖や 当時のお粗末名な技術でのミッションの不安感 (たしかコンピュータ性能はファミコン程度と聞いた気がする) 事実に即した失敗映像など、リアリティはあるのだが 演出がショボイ。 何視点か解らなくなるようなカメラワーク アップを多用、揺れまくるカメラ。気が散ってしょうがなかった 話がどこまで進もうが、ワンパターンの演出で ドキュメンタリー風ははずしまくり、観るものを引き込むのが下手だ 素人ならともかく、そこそこヒットさせている監督のわりには 奥深さや、グッと来るものがない、うすっぺらな作品に仕上がったのが残念 【カーヴ】さん [映画館(字幕)] 6点(2019-03-05 11:01:33) 6.苦悩ばかりで、大きなミッションをやり遂げた喜びが感じられませんでした。こんなネガティブな内容でいいんですかね?事実を描くとしても、これでは月に行ったことが、あまり意味がなかったかのように感じられます。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 6点(2019-02-22 23:03:14) 5.アームストロング船長のドキュメンタリー寄りの映画 宇宙開発の大変さや、冷戦時代の開発競争、家族や同僚(ライバルでもある)との関係も丁寧に描かれていると思う。 ただ、実話がもとになっているだけに、話は淡々と進むし、派手さもない。 落ち着いてみられる佳作ですね。 何で今この映画が作られたのか、その背景を考えたくなる。 【おとばん】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-02-12 22:33:46) 4.ソ連との宇宙開発競争の焦りから決して万全ではない状態で月面着陸に挑んだんだという事が詳しく描かれており、様々な打ち上げ失敗などの事故による犠牲の数々がありながら、それでも突き進んで行く感じがヤバいし、命をかけてまでも挑んで行く宇宙飛行士達はどういう精神状態なのかとても興味深く“体験“する事が出来た。 それにしても、宇宙空間で宇宙船が制御不能に陥って回転し続けるってほんと凄い恐怖だと思った。 【ヴレア】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-02-12 00:23:53) 3.アームストロング船長の名前こそ一昔前の教科書等で取り上げられて知名度は抜群ですが その成功の裏には色々な危険、葛藤が有った事を描いてます。というか、そこだけがテーマでしょうか。 しかし、当時の科学技術というのは当時の感覚でどの程度信頼出来る物だったのでしょうか。 大気圏を出るまでの機体の振動とか衝撃とか揺れとか、あれでロケットは故障しなかったのかと。 とてもじゃないが私には乗る度胸は無い。 月面着陸の訓練機も全然制御出来ず墜落してるし。あれでよく月まで行くと決断したもんだ。 本当は月になんか行ってないんじゃないの?と少し真面目に思ってしまった(笑) 【大治郎】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-02-11 23:43:42) 2.これは褒めているのだが、想像よりもずっと陰鬱で、地味な映画だった。 人類史に残る「偉業」と共存していた“心の傷”と“孤独”。光と闇を等しく抱えたまま、「偉大な一歩」を残した“最初の男”の人生そのものを、俯瞰するようなシビアな目線で、リアルに映し出していた。 「アポロ計画」を題材にした映画作品といえば、筆頭として挙げられるのは「アポロ13」だろう。絶望的なトラブル(=ミッション失敗)からの奇跡的な生還を描き、王道的な感動で世界を包み込んだ1995年の傑作は今尚色褪せない。 普通に考えれば、歴史的成功をおさめた「アポロ11号」を描いた今作は、「アポロ13」以上の“大感動”を与えてくれそうなものだ。 だがしかし、その安易な想定は全くの見当はずれだった。「失敗」を描いた「アポロ13」の華々しい達成感に対して、「成功」を描いた今作がこれほどまでに重く苦しい映画に仕上がっているとは。 その意外な後味が、何とも興味深かった。 ただ、よくよく考えれば、その苦々しい後味は至極当然のことだ。なぜなら今作は、デイミアン・チャゼル監督の映画なのだから。 「セッション」、「ラ・ラ・ランド」と立て続けに、映画的な熱量と、人間のほとばしる情念に溢れた作品を生み出し、一躍ハリウッドのトップに駆け上がったこの若き名匠が、ストレートに感動的な伝記映画など撮るわけがないのだ。 「人類史上初の月面着陸」という偉業を描くのではなく、ニール・アームストロングという現代の偉人の半生と、彼のインサイドを深く深く抉り出すようなアプローチにより、この映画は極めて繊細で、危うさを秘めた作品に仕上がっている。 一人の男を描いたストーリーテリングの中で刻み付けられたのは、明確な「死」と「喪失」の連続だった。 幼い娘を亡くし、志を共にした仲間を亡くし、ミッションに向き合い、緊張と恐怖が深まると共に、主人公は盲目的な使命感と際立つ孤独感に苛まれる。その様は、誰よりも勇敢ではあるが、何とも心もとなく見え、痛々しさすら感じる。 そんな彼の生き様を映画を通じて追想することで、50年前の偉大な冒険が、いかに危険で絶望的なものだったかを思い知った。 ラストシーン、地球に帰還した主人公ニール・アームストロングは、感染予防のため隔離された部屋のガラス越しに妻と再会する。 今生の別れを覚悟した夫婦の再会シーンなのだから、もっとわかりやすく感動的に描けたはずだが、ここも極めて抑えたトーンで描き出される。 それは、月に辿り着き帰還したことで、この二人が抱え続けてきた喪失感が、少しずつ埋まり始めたことを噛み締めているようにも見えるし、全く逆に、一度離れ始めた心と心はもはや簡単に重なり合うことは無いということを示しているようにも見える。(因みにこの夫妻は38年の結婚生活を経て離婚しているそうだ) ふと思う。苦々しく、辛らつな後味の正体は、あまりに普遍的な或る夫婦の物語だったのではないかと。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 8点(2019-02-11 21:47:02) 1.「セッション」「ラ・ラ・ランド」とミュージカル、音楽系の素晴らしい作品を連発してきたチャゼル監督。 その最新作は人類史に残る英雄を1人の人間として描いた良作でした。 本作の主人公であるニール・アームストロング。 人類史上初めて月面に降り立った英雄という評価が1人歩きしているようでもありますが、 そんな彼も仕事を離れると妻や子どもがいる、いち家庭人。その喜びや悲しみ、 国家を挙げてのプロジェクトの主人公である彼にかかる非常な重圧。その人間ドラマに想像以上に軸足が置かれた作品。 彼と家族の関係や、妻や子ども達が彼を宇宙に送り出す際にかかるストレスなど・・・。 家族のパートの際に多用される不安定にぶれる映像。見やすくはないですがその意図は分かるような気がする。 しかし時間と残り燃料との闘いでもあった終盤の月面着陸と神々しい月面シーンは見応え十分。音楽も実に効果的に作用しています。 作中にも描かれたように批判も巻き起こった、当時のアメリカが宇宙開発に注ぎ込んだ莫大な予算。 時は冷戦真っ只中。米ソが先を急ぐように加熱する宇宙開発競争の陰で命を落とした仲間たち。大変な思いをさせた家族。 様々な犠牲の末に偉業を成し遂げた彼に笑顔はなく、無事帰還して歓喜の輪に包まれたり、成功を称える記者会見の場でもなく 台詞も無い妻と2人きりのひっそりとしたラストもまた本作を象徴していたと思います。 【とらや】さん [映画館(字幕)] 8点(2019-02-08 17:28:45)
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