みんなのシネマレビュー

バルド、偽りの記録と一握りの真実

Bardo, False Chronicle of a Handful of Truths
(Bardo, falsa cronica de unas cuantas verdades)
2022年【メキシコ】 上映時間:159分
ドラマコメディ配信もの
[バルドイツワリノキオクトヒトニギリノシンジツ]
新規登録(2022-10-23)【Cinecdocke】さん
タイトル情報更新(2023-01-25)【Cinecdocke】さん
公開開始日(2022-11-18)


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監督アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
脚本アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
音楽アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
撮影ダリウス・コンジ
製作アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
配給ネットフリックス
美術エウヘニオ・カバイェーロ
編集アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
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【クチコミ・感想】

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1.バルドとはチベット仏教用語で"中陰"。
「死から転生までの間の魂の浮遊期間」のことを指すという。

アメリカで成功したジャーナリスト兼映像作家のメキシコ人監督が、
祖国に戻っても居場所のない疎外感、メキシコ人としての帰属意識とアイデンティティの揺らぎ、
家族とのわだかまりを描いている辺り、イニャリトゥの半自伝的作品であることは確か。
問題はそのシンプルなストーリーを物凄く難解に(いやストーリーの繋がりすら放棄している)、
現実と空想とメタ演出が曖昧のまま、何の方向性も決まらずに単調でダラダラ描いているだけだった。
これがテレビ司会者の主人公の作品に対する批評と重なる。
要は中身がない。

拝金主義のアメリカに対する風刺やメキシコの抑圧された歴史を盛り込んでも、
知ったところで何の感慨もなかった。
オスカーを4個も取って、「本当の俺はこうではない」とモヤモヤした部分はあったのだろう。
ネットフリックスだからこそ好きなように撮られたそうだが、受け入れられるかは別の話。
(事実、ヴェネチア映画祭で初公開時不評だったようで、劇場公開時に結構削ったらしい)。
金をかけた同人映画の域でしかなく、イニャリトゥのワースト。 Cinecdockeさん [インターネット(字幕)] 3点(2023-01-02 23:49:43)

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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 3.50点
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【アカデミー賞 情報】

2022年 95回
撮影賞ダリウス・コンジ候補(ノミネート) 

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