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オッペンハイマー

Oppenheimer
2023年【米】 上映時間:180分
ドラマ戦争もの歴史もの実話もの伝記もの小説の映画化
[オッペンハイマー]
新規登録(2023-12-18)【Cinecdocke】さん
タイトル情報更新(2024-08-27)【イニシャルK】さん
公開開始日(2024-03-29)
公開終了日(2024-09-04)


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監督クリストファー・ノーラン
キャストキリアン・マーフィ(男優)ジュリアス・ロバート・オッペンハイマー
エミリー・ブラント(女優)キャサリン・“キティ”・オッペンハイマー
マット・デイモン(男優)レズリー・グローヴス
ロバート・ダウニー・Jr(男優)ルイス・ストローズ
フローレンス・ピュー(女優)ジーン・タットロック
ベニー・サフディ(男優)エドワード・テラー
ジョシュ・ハートネット(男優)アーネスト・ローレンス
ラミ・マレック(男優)デヴィッド・L・ヒル
トム・コンティ(男優)アルベルト・アインシュタイン
ジェームズ・ダーシー(男優)パトリック・ブラケット
マシュー・モディーン(男優)ヴァネヴァー・ブッシュ
デイン・デハーン(男優)ケネス・ニコルス中佐
トニー・ゴールドウィン(男優)ゴードン・グレイ
ケネス・ブラナー(男優)ニールス・ボーア
ゲイリー・オールドマン(男優)ハリー・S・トルーマン大統領
内田夕夜ジュリアス・ロバート・オッペンハイマー(日本語吹き替え版)
園崎未恵キャサリン・“キティ”・オッペンハイマー(日本語吹き替え版)
平田広明レズリー・グローヴス(日本語吹き替え版)
山路和弘ルイス・ストローズ(日本語吹き替え版)
白石涼子ジーン・タットロック(日本語吹き替え版)
森川智之アーネスト・ローレンス(日本語吹き替え版)
中井和哉デヴィッド・L・ヒル(日本語吹き替え版)
原康義ニールス・ボーア(日本語吹き替え版)
安原義人ハリー・S・トルーマン大統領(日本語吹き替え版)
伊藤和晃アルベルト・アインシュタイン(日本語吹き替え版)
咲野俊介ハーコン・シュヴァリエ(日本語吹き替え版)
加藤亮夫ゴードン・グレイ(日本語吹き替え版)
脚本クリストファー・ノーラン
音楽ルドウィグ・ゴランソン
撮影ホイテ・ヴァン・ホイテマ
製作クリストファー・ノーラン
エマ・トーマス
配給ビターズ・エンド
字幕翻訳石田泰子
あらすじ
原子爆弾開発という理論上は可能だが多くの技術的困難の克服と極端な機密保持が要求されるマンハッタン計画には多数の科学者と技術者が参加したがそのトップに選ばれて見事に職責を果たした理論物理学者のオッペンハイマーはプロジェクトを辞して研究生活に戻った後に政府の調査委員会に呼び出される。情緒不安定だった留学生時代から大学教員の職を得た後に左翼思想に目覚めた経緯や女性関係に至るまでの厳しい尋問の目的は核兵器拡散を妨げることだと思われたが、その過程でオッペンハイマーは趣味を共有する自分の広い交友関係の中に複数の共産主義者が存在した事実を指摘され、また原子爆弾開発によって戦争を終結させて多くの市民や兵士を救ったと賞賛されながらも自分の心の内に払拭し難い葛藤と忸怩たる思いがあったことに気づいていく。

かわまり】さん(2024-03-30)
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【クチコミ・感想】

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9.はたして原爆は世界に平和をもたらしたのか。 TERUさん [映画館(字幕)] 8点(2024-06-26 21:52:39)

8.当時は,敵国だったのでしょうがないとは思いますが,日本人としては非常に微妙な感じでした.
オッペンハイマーは,プロジェクトリーダーとしては非常に優秀だっただろうね.
意外だったのは,悪魔の頭脳と言われたフォン・ノイマンが全く出てこなかったことです. あきぴー@武蔵国さん [映画館(字幕)] 6点(2024-05-26 20:33:41)

7.この映画は面白い。前半はものすごい勢いで話が展開していきます。BGMをうまく使って、リズム感を作り出しているかのようでした。登場人物の人となりもこの時点でほぼ理解できます。後半は重厚さに重きを置いた展開でした。これだけ重苦しくなりそうなテーマなのに、とても受け入れやすい作りになっています。さすがの出来と言っていいんではないでしょうか。 shoukanさん [映画館(字幕)] 9点(2024-04-29 22:36:41)

6.予備知識無しで鑑賞したせいか、時間軸が行ったり来たりで何が起きてるのかわかりづらく、
カラーと白黒映像の切り替えにもどのような意味があるのか直感的にはわからないし、
色々考えながら観るのに疲れてしまった。
その辺すっきりして観たい人は、多少なりとも予習してから観たほうが楽しめると思う。
何度も繰り返して観ることで理解を深めたいという気持ちにはなったよ。 おとばんさん [映画館(字幕)] 7点(2024-04-23 22:51:58)(良:1票)

5.私はマンハッタン計画についてはキュメンタリーやいくつかの本も読んで少し詳しかったので見に行きました。ところが、この映画はぐちゃぐちゃ会議だの審議会だのシーンが続いて心底退屈しました。天才科学者の栄光と苦悩といった映画なら、普通は前半を栄光、後半を苦悩の校正にするところを、監督はそんな平凡なことはしないぞいいたいのでしょう。ぐちゃぐちゃしたシーンにさらに性的シーンまで入れてげんなりです。 mtxさん [映画館(字幕)] 3点(2024-04-21 20:33:56)

4.並行世界のように異なる時間軸が入り混じって描き出されるストーリーは、「事実」のあり様を敢えて意図的に混濁させ、多角的な“視点”と“認識”を創出している。
「原爆の父」として、特に我が日本にとっては、切っても切り離せない人物として存在するJ・ロバート・オッペンハイマーの目線と人生観を、一つの視点として描き出した本作は、紛れもない傑作である。そして、やはり日本人こそが、腰を据えて観て、様々な感情を生むべき作品だろうと思った。

瀬戸内エリアで生まれ育ったこともあり、広島の平和記念資料館や原爆ドームへは、何度も行ったことがある。訪れるたびに、人類が生み出した「業火」の残酷さに愕然とし、胸が掻きむしられるようだった。
そこに展示されているおびただしい数の残骸と残穢、その一つ一つに残る悲痛な記憶に、涙が止まらなかった。
そして、あの「爆弾」を生み出した人物の所業を呪わずにはいられなかった。

ただ、その当人のことを決して積極的に知ろうとしてこなかったことも、また事実だった。それは多くの日本人にとって共通する事実ではないだろうか。
この国で、戦後の現代社会に生まれ成長してきた者として、必然的に原爆投下の事実と、それがもたらした文字通りの“地獄絵図”は、子供の頃から学校の授業で、漫画で、映画で、写真で、そして被爆者の経験談で、繰り返し見聞きしてきた。


しかし、それをもたらした一人の科学者の人生模様と、彼が生きた社会及び世界の実態に対する認識はほとんど皆無だったと言っていい。

本作を観終えたあと、NHK「映像の世紀 バタフライエフェクト」のオッペンハイマー回を観て、彼が天才科学者として辿った人生の、その一端を垣間見た。
“一端”ではあるけれど、その人生を知って思ったことは、彼が本当に得たもの、最終的に心を埋め尽くしたものは、栄光でも苦悩でも無かったのではないかということ。
そんな都合の良い“言葉”では、彼が“生み出してしまったもの”に対する功罪は推し量れないと思えた。

ブラックホールの研究に傾倒し、時代の流れのままに原爆開発の中心に突き進み、文字通り世界の在り方そのものを変えてしまった男がたどり着いた境地は、あらゆる感情を呑み込まざるを得ない「虚無」そのものだったのではないか。
キリアン・マーフィーが演じたオッペンハイマーの瞳には、野心や後悔すらも呑み込む深い漆黒が広がっていた。それは奇しくもすべてを呑み込むブラックホールを彷彿とさせた。




実は鑑賞から一ヶ月近く経っても、なかなかこの映画に対する感想がまとめきれなかった。いろいろな感情が渦巻いて整理しきれなかったからだ。
題材故に、日本公開が随分と先延ばしになった経緯があるが、もし本作が日本公開に至らなかったならば、それこそあまりにも愚かなことだったろう。
繰り返しになるが、この映画は、世界で唯一の被爆国であり、原子爆弾による死屍累々の上に生きる日本人だからこそ、しっかりと鑑賞して、様々な感情を巡らせるべき作品だと思う。

劇中、ヒロシマ、ナガサキの惨状そのものを映し出さなかったことに対する是非が問われていたようだけれど、それを描き出さなかったことが、必ずしも本作の主題において無責任なことだとは思わなかった。
むしろ直接的な地獄絵図の描写がないからこそ、オッペンハイマーをはじめとする当時の全世界の科学者たちの宿命と、彼らを含む社会のエゴイズムと狂気の様が際立っていた。
そしてその全世界的に渦巻いたエゴと狂気こそが、彼らを踏みとどまる余地すらない無間地獄へと誘い、その地獄は今なお続いているとういことを、この意欲的な映画は雄弁に語り尽くしていたと思う。

原爆開発に限らず、歴史や人間の功績は、常に闇と光を併せ持つ。様々な“視点”によって、断罪と称賛はとめどなく入れ替わり続ける。
“毒林檎”をすんでのところでゴミ箱を捨てた男も、世界を滅ぼす力を持つ爆弾を生み出した男も、ただひたすらに科学に邁進した一人の人間なのだ。

そして人類は、今なお世界の終焉そのものを天秤にかけて、あまりにも危うい葛藤を続けている。
“毒林檎”は、今この瞬間も、アンバランスな天秤の片側でその重みを増し続けている。
果たして、人類は自ら生み出してしまったその禁断の果実を、ゴミ箱に捨て去ることができるのだろうか。 鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 9点(2024-03-31 22:17:15)

3.鑑賞して4時間近く経っているが、頭が重い。。。鑑賞した人にはそれがわかるはず。。
・・・。

NHKのクローズアップ現代で、桑子キャスターと監督の対談を見て、この作品を知りました。
どんな難解な物語になるのか。。。きっとついていけないだろう(テネットの時のように)。。と思いながら、劇場へ。脳がまだ思考停止していない昼間に。

2024年3月31日。
日本公開後初の日曜日。劇場内は、ざっと40人といったところだろうか、、年齢層は高めに感じた。
3時間の大作。さらにノーラン監督の難解(だろう)物語。
ここにいる全員がエンドロールまで辿り着けるのか。何人が途中退場するか。。。それも楽しみの一つだった。私は3人は退場すると踏んだ。

結果
退場者は1人だった。トイレに行ったか、退場したか、、、微妙な時間だったが、戻ってこなかった。きっとついていけず退場したのだろう。
私もセリフと音と、映像で脳が爆発寸前のところまで来てたので、退場したかった。。

この中でついていけた人間は何人いたのだろうか。
ノーラン監督の作品。。。かなりの覚悟を持って挑んだたが、そのエネルギーを受け止める脳のスペースが全然足りなかった。

物語を語るには、一回見ただけでは不可能。
人物相関を自分で描いて、時間軸を整理して、2度、3度見る必要があるだろう。。

クローズアップ現代で監督は、「1つの作品を完成させた時、“問い“が必ず残る。次の作品はその“問い“を拾い上げるところから始まる」と語っていた。
この作品を見て、自分なりの“問い“を考えたいと思う。 へまちさん [映画館(字幕)] 6点(2024-03-31 19:43:46)(良:1票)

2.トリニティ計画が成功して大の大人たちが狂喜乱舞するシーンは本当に恐ろしく、日本人としてもかなり苦しかったです。
でもお話自体はなんのことやらさっぱり分からず…登場人物が多すぎるし時間軸がバラバラ。どうして本国で(バービーと並んで)あれほどヒットしたのかがよく分かりませんでした。オッペンハイマーは日本で言う龍馬や信長みたいなものなんですかね?機会があればいつか、もう一度観てみたいと思います。
多くの米国民が本作に触れて原爆、そして日本について関心を持って貰えれば幸いですね。
ノーラン作品はダークナイトから劇場で観ていますが、次はアクションかSFが観たいな。 Kの紅茶さん [映画館(字幕)] 7点(2024-03-30 01:20:45)(良:1票)

1.トップバッターと2番手の方々に補足して感想と鑑賞の心得を書かせていただきます。 まず、英語圏では今までに千冊を超える原子力・原子爆弾開発関連の書籍が発刊されていてそれはあたかも日本で戦国時代から安土桃山時代や幕末についての歴史本が詳細な考証がなされた書籍から歴史的人物の発言などのフィクションを連ねたものまでが読まれている様に似ています。だから本作品中で科学者の誰かの名前が発せられると、書籍や百科事典などで知っているその人の面影に近い登場人物をスクリーン上に探すのが英語圏の鑑賞者なのです。例えばエドワード・テラーですがゲジゲジ眉毛でアクの強い系イケメンのこの人が水爆を巡ってオッペンハイマーと対立するのは冷戦時代になってからでロス・アラモスではテラーは理論計算部の部長に自分ではなくハンス・ベーテが選ばれたことでオッペンハイマーを逆恨みし、水爆開発関連でベーテが 2024年現在唯一のノーベル賞受賞者になっていることもマンハッタン計画の科学者で唯一21世紀まで生きた(2003年没)テラーにとって痛恨の記憶となりました。作品中、キラ星のごとく原子爆弾・原子力開発関連でノーベル物理学賞と同化学賞を受賞した科学者のそっくり俳優が登場して名前も出ています。この作品の一つの見方として、理化学事典などに付属しているノーベル賞受賞者と其々の業績を見てできる限り理解しておくとわかりやすくなります。原作の「American Prometheus (邦題: ロバート・オッペンハイマー 愚者としての科学者)」も筑摩書房から邦訳が出ているので公立図書館などで購入してもらって一読するといいと思います。わたしは十年ほど前に原書で読んだので人物のフォローに問題はありませんでした。テラーの件がそうですが、本作品では時間軸に沿っていないエピソードがかなりあります。米空軍がカムチャッカ半島(だったか)上空でソ連の核実験の痕跡と思われる放射線量上昇を検知したくだりなど実際と5年はずれています。その上に「滝田栄(最近では松本潤)の家康」ように意図的に実在の人物とイメージを変えてもいます。オッペンハイマーの妻のキティと愛人のジーンは容姿もキャラも逆になっていてこれが助演女優賞を受賞出来なかった理由かもしれません。わたしとしては広島に原爆が投下された直後の一般アメリカ人の熱狂に加えてオッペンハイマーの内面の悲しみや葛藤が理解されればこの作品が作られたことと日本で上映されたことに意義があると思います。オッペンハイマーは紛れもなく原爆の父、エドワード・テラーは水爆の父、エンリコ・フェルミは原発の父でわたし的には オッペンハイマー + フェルミ = プロメテウス なのですけれど本作品ではフェルミは顔出しもクレジットも無いような存在だったのが残念でした。でもこれ以上話を複雑にしないためにはまあ仕方ないです。 かわまりさん [映画館(字幕)] 9点(2024-03-30 00:30:08)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 30人
平均点数 6.57点
000.00% line
113.33% line
200.00% line
3310.00% line
400.00% line
513.33% line
6930.00% line
7516.67% line
8620.00% line
9516.67% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review2人
4 音楽評価 8.00点 Review1人
5 感泣評価 6.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

2023年 96回
作品賞 受賞 
主演男優賞キリアン・マーフィ受賞 
助演男優賞ロバート・ダウニー・Jr受賞 
助演女優賞エミリー・ブラント候補(ノミネート) 
監督賞クリストファー・ノーラン受賞 
撮影賞ホイテ・ヴァン・ホイテマ受賞 
作曲賞(ドラマ)ルドウィグ・ゴランソン受賞 
音響賞 候補(ノミネート) 
美術賞 候補(ノミネート) 
衣装デザイン賞 候補(ノミネート) 
脚色賞クリストファー・ノーラン候補(ノミネート) 
編集賞 受賞 
メイクアップ&ヘアスタイリング賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2023年 81回
作品賞(ドラマ部門) 受賞 
主演男優賞(ドラマ部門)キリアン・マーフィ受賞 
助演女優賞エミリー・ブラント候補(ノミネート) 
助演男優賞ロバート・ダウニー・Jr受賞 
監督賞クリストファー・ノーラン受賞 
脚本賞クリストファー・ノーラン候補(ノミネート) 
作曲賞ルドウィグ・ゴランソン受賞 
シネマティック&Box Office業績賞 候補(ノミネート) 

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