みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
13.ショーケンのキャラの見せ方が神代監督的というか。物語に沿ってキャラが確立してゆくのではなく物語から独立した台詞や心の声によってキャラが語られてゆく。遺作『棒の哀しみ』はより顕著だったけど、主人公の台詞が最も雄弁に語っているのは主人公のキャラクターそのものなのだ。そのあたりは独特で面白いのだが、これについてはどうも作品を被う初期ゴダールへの目配せが他の作品よりも色濃いせいでいちいち鼻についてしまった。手持ちカメラで捉えられる青春劇といい、歩行者天国でのゲリラ撮影(?)といい、喫茶店の長回しといい、政治的背景をちらつかせたりといい、せっかくの神代色が安っぽい模倣で台無しにされたように感じた。見直せばまた評価が変わるかもしれないけど、とりあえず見た当時の点数で。 【R&A】さん [ビデオ(邦画)] 4点(2011-02-17 15:13:52)(良:1票) 12. 原作は昔読みました。もう内容も覚えていませんが、読んだ当時はもう少し内容に共感できたような気がします。今、この映画を見ても、全く共感できないのは、時代のせいなのですかね。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-02-12 16:29:12) 11.1974年の青春映画。確かこの年か前年に中東戦争が起こって石油危機が叫ばれ、高度成長に終止符が打たれた。戦後から青春映画と云うと、健全な上昇志向や内面の葛藤を扱ったもの主流だったはずで、こんな「だるい」映画は斬新だったと思える。豊かでもないが貧困でもない世の中と、経済成長の終焉がもたらした空気感が「だるさ」なのでしょう。その後、この種の「だるさ」は日本社会を捉える際の常識的な側面のひとつになって行く。その意味で、桃井かおりが発散する「だるさ」は、そのままこの映画のテーマだ。蹉跌とは辞書によると「つまずくこと。失敗し行きづまること。挫折」とある。この主人公は何かに挫折したのか? 学園紛争の時期と被ってるし、その類いの先輩もいたが、さほど気合を入れて活動していたように見えない。必死に何かをやっていた姿がもう少し描写されれば、タイトルらしい映画になったと思えるが、自分の見立てはただのナマケモノだ。目の前にあることに背を向けた「えんやーとっとぉー」は解り易い心の声で面白かった。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-07-25 23:18:12)(良:1票) 10.この作品は2年前にテレビで観ました。いまや冴えないおっさんと成り下がった、あの「反逆児のカリスマ」ことショーケンが輝いていたとされる時代の主演作。「えんやーとっと、えんやーとっと・・・まつしーまー・・・」というあのショーケンの歌声を聞いた瞬間、不覚にも笑ってしまいました。(斉太郎節というのですね) 鑑賞後に、なぜこんな歌をショーケンに歌わせるのかなぁ~とか、この作品におけるこの歌の意味は?などといった疑問を持たずにはおれなかった青二才です。たぶんアレは、ショーケンの無関心、無気力さみたいなものを表現しているのかと感じたのですが・・・。あとホコ天で「100円でええねん・・・」と見知らぬ人にしがみつく女性にも笑ってしまいましたが。あの人はシンナー中毒だったんですね。繰り返して観るほどの思い入れはこの作品にはありませんが、あの場面だけは機会があればもう一度見てみたいものです。74年には学生運動も下火になっていたそうですが、この時代を知らない私にとっては、あらゆる場面が新鮮に感じられる映画でした。ショーケンよりもむしろ脇役の桃井かおりの演技が光ってみえましたね~。あの独特の台詞回しがたまらんかったとです。いろいろと楽しめた作品でしたけど、あのラストには少しがっかりしました。ラストや「えんやーとっと」はともかく、頑張っていたあのシンナー中毒の女に1点追加して5点献上。 【☆Tiffany☆】さん [地上波(邦画)] 5点(2007-08-19 08:14:05)(良:1票) 9.原作とは異なりますが、映画としてよくまとめてあると思います(原作、面白いです!)。脚本は後に「太陽を盗んだ男」を監督する長谷川和彦です。才能があったのに、のちに麻雀の世界に入るとは思いませんでした。本作のラストシーンにはいささか疑問を感じましたが、非常に面白く見ました。 桃井かおり、いい女です。 【ジャッカルの目】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-01-17 01:25:13) 8.この70年代の薫りがたまんなくイイんですけどねえ。野心に燃え、学生運動もアメフトも捨て、司法試験を目指す学生が中絶を勧め、やがて殺人者となる矛盾。全ては上手くいく筈だったのだが、思うように行かない人生。若さゆえの浅はかさ、焦燥感がいい感じです。ただ桃井かおりはチョッと違うよなあ、秋吉久美子なんかの方が似合った気がします。 【亜流派 十五郎】さん 7点(2005-03-28 23:55:38) 7.ん~・・俺の年齢からだと、時代を感じすぎたのと、全く共感できなかったのとで=古臭くてつまらないという印象を受けた。 【A.O.D】さん 3点(2005-02-08 00:54:28) 6.時代を感じた。 【じふぶき】さん 4点(2004-08-02 10:44:29) 5.黄金コンビであった二人は、原作から換骨奪胎して、まったく新しい青春映画をつくりあげたと思います。パチパチパチ~。ところで、なるせ君、みでじゃ君なら、ア●ゾンとかいう遠い密林のような名前のところへ行っちゃったから、もうたぶんここには帰ってこないと思うよ。もし会いたかったら、自分からア●ゾンに探しに行ってみたら? 【おばちゃん】さん 8点(2004-07-05 01:10:58) 4.何か、一度観たら心にこびりつく映画だよねえ。情けないけど、なんかカッコ良いっていうかさ。”日本の「アメリカン・ニューシネマ」ここに誕生なり”↓って、ホントにそうですよねえ、みでじゃさん! 03/12/13追記:あれ?みでじゃさんがいなくなってる!どこにいっちゃたんだろう?「お~い、みでじゃさ~ん、帰っておいでよ~。また、あの懐かしの映画館の話が聞きたいよ~(涙)」 【なるせたろう】さん 9点(2003-09-27 15:21:52) 3.当時、江古田文化という3本立ての映画館で「赤い鳥、逃げた?」と「化石の森」と3本を友達と3人で見ました。A子さんは「赤い鳥・・・」、B子さんは「化石の森」、私は「青春の蹉跌」がいいと討論になりました。あまりよく覚えてませんが、ショーケンの投げやりさと「えんや~とっと・・・」という口癖を思い出します。これって神代監督でしたよね。 【パキサン】さん 9点(2003-08-09 00:34:28) 2.なにしろかなり昔、リアルタイムで一度見たきりだから細かな所は消えている。グループサウンズ時代のアイドルを卒業し、役者としてその存在感で注目されるようになった萩原健一が、かなり強烈な印象を残している。桃井かおりもしかり、この頃の作品を見ると、この時代の雰囲気を感じることができるような気がする。 【キリコ】さん 7点(2003-06-21 17:00:31) 1.僕の頭が悪いんでしょうか・・・。イマイチつかめませんでした。もちろんショーケンのカッコ良さは抜群ですけどね。大学紛争の時代を知らないとついていけないのかな? 【こーじ】さん 5点(2003-05-26 17:43:14)
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