みんなのシネマレビュー

風が吹くまま

The Wind Will Carry Us
(Bad ma ra khahad bord / Le vent nous emportera)
(風が吹くまま)
1999年【仏・イラン】 上映時間:118分
ドラマ
[カゼガフクママ]
新規登録(2003-07-27)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-09-21)【Cinecdocke】さん
公開開始日(1999-12-04)


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監督アッバス・キアロスタミ
出演バフマン・ゴバディ
脚本アッバス・キアロスタミ
撮影マームード・カラリ
製作アッバス・キアロスタミ
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【クチコミ・感想】

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7.都会からある山村に取材にやってきた主人公の男。ひたすらあるおばあさんの死を待つのみ。
しかし何も起こらない。
都会からやってきた男と村人、大人と子ども、男と女、姿が見えない声だけの登場人物・・・。
なかなか噛み合わない会話が延々と続く。しかし、何とも言えない可笑しさや味わいがある。
主人公の男にとっては居心地がよくないのであろうが、見る者にとっては不思議な居心地の良さがある。
音楽も全く使われていませんが、意識的に挿入されている鳥のさえずりや家畜の鳴き声、風の音が耳に心地いい。
都会の人間から見れば不便も多いであろう、村に暮らす女は「この村には電話なんて必要ないのさ」と言う。
一方で便利なはずの携帯電話を持つ都会からやってきた主人公の男が携帯に振り回されている様は何とも滑稽に映る。
仕事でプレッシャーをかけられている男と風が吹くままに日々を生きる村人の対比はコミカルでもある。
ラストで黄金色に輝く麦畑を行く医者の男が語る死生観と、その美しい風景が印象的。
「天国は美しい所だと言うが、あの世から戻った者がいないのにどうして分かる?響きがいい約束より目の前のぶどう酒の方が美しい。」
返す言葉もありません。これぞ「風が吹くまま」ということか。簡単なようで今を生きる人間にとって、何と難しいことだろう。 とらやさん [DVD(字幕)] 7点(2019-05-20 21:41:10)

6.とにかく感じる浮遊感。。何しろ、登場人物の半数以上が声と影のみでの登場。ヘ~ンな感じなん(笑)話のキモも一風変わってるが、その都度起きる撮影クルーや村民とのやり取りもヘ~ンな感じで・・。この映画に音楽は皆無。日常の音、自然の音、人々の囁く声などが次第に刺激的な作品を作り上げる。『桜桃の味』や『そして人生は~』など車中という空間の中に世界を構築してきたキアロスタミが見せるバイクの素晴しさ(ちゃうか?・笑)『クローズ・アップ』のラストでも見せたけど、風との対話みたいな、、なんともさり気なく、そして鮮やかに幸せ気分を届けてくれる!例の丘の上、ぼやけた背景なんかも意味深げだったし。 れこばさん 8点(2004-06-11 11:09:54)

5.面白かった。たしかに何処が?ときかれたらちょっと困るんだけど、
映画が全てことばで説明できるならそんなつまらないことはない。
けれど、そのことばにできない部分も扱ってる作品って映画に限らずそんなには無い。
この映画はそんな部分を鑑賞できる。
とりあえず亀が無事でよかった。 ピースフルだね。 コーラLさん 8点(2004-05-31 03:18:08)

4.映画館で見てこれほどツラかった映画はない。そういった意味で印象深い。「アロー?」しか頭に残ってないような・・・。 kasumiさん 3点(2004-03-29 11:42:36)

3.インドののどかな家々と好意的な住人達を欺いて取材するクルーになじめなかった。その上ばあさんが予想以上に長生きすることにいらいらして、その孫の少年にあたったり亀をひっくり返したりやな感じはピークに達しつつあった。糞コロガシが必死に仕事してるのを蹴り飛ばさなかったシーンに唯一救われた。その必死な姿と自分を重ねて何かに気付いたっぽいけどちょっと遅かった。郷に入りては郷に従えというより彼個人に嫌気がさした。 スルフィスタさん 3点(2004-03-10 22:49:54)

2.眠る要素はかなりありますが、けっこう好きです。電話が鳴るたび高台まで行く主人公、これの繰り返しばかりなんですけどなんかおもしろかった。いろんな人が声だけで姿が登場しないってのも眠くなるかもしれないが、印象的でおもしろかった。あとは亀。ひっくり返っても自力で戻れるんですね。 バカ王子さん 7点(2004-02-20 01:00:17)

1.何か有名な映画の賞を受賞した、とてもシュールな作品です。けれど普通の人が見たらすぐ眠ってしまうと思います。話は進まない、会話はほとんど独り言(の様)、美しい景色…。深いテーマが潜んでいるのだとは思いますが、我慢して最後まで見ても、何が言いたかったのか分からない可能性が高いです。とにかく眠くなること必至。安眠を保証します。 プミポンさん 2点(2003-12-20 03:16:10)

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【点数情報】

Review人数 14人
平均点数 6.36点
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100.00% line
217.14% line
3214.29% line
400.00% line
500.00% line
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7535.71% line
8535.71% line
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.50点 Review2人
4 音楽評価 8.50点 Review2人
5 感泣評価 5.00点 Review1人

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