みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
17.独創的な作品だというのは認めますが、なぜかそれが長所にならず、悪い意味で奇抜だという印象を持ってしまいました。内容が個性的なのにつまらなかったという不思議な映画です。 【川本知佳】さん [DVD(字幕)] 4点(2014-06-22 00:55:49) 16.フェイク・ドキュメンタリーという形式は当時では斬新だっただろう。ちょっと見はNHKの(本物の)ドキュメンタリーのようで、本当にこんな人物がいたのかと錯覚してしまうほど。また、スーザン・ソンタグなんかが普通にインタビューを受けているのも、作品のリアルさを増している。ヒトラーやチャップリンといった歴史上の人物の映像に、とぼけた顔のウディ・アレンが紛れ込んでいるという画が可笑しい(とは言え、扱っている題材は結構シリアス)。この作品をアレンの代表作と推すファンも多い。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-08-31 19:02:54) 15.アイディア出しの時点で勝っちゃったようなものでしょうが、完璧主義者らしく完成度の高い映像マジックを見せてもらいました。大衆に受け入れられたい人物を描いたにしては、大衆受けしなさそうな作り方をしているのが面白い。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-09-23 19:29:57) 14.ヒトラー怒らせちゃったウディ・アレン。この人やっぱ大物なんだね (^^; ※モノクロゆえに、ツボにハマる前に睡魔が襲ってくる事が予想されます。随所にクスッと笑えるポイントは設けてあるんですが、それでも睡魔を誘うポイントってのも実は存在するんです。わずか79分とはいえ、なかなか手強いですよ。自分の場合は、マイDVDなので時間を気にせずゆっくり鑑賞に浸れたわけですが、ただ、いざ観始めたとしても、どうしても79分間〝通し〟で観ることができずに、いつも途中でダウンしてました(寝てました ^^;) そして、その度に毎回最初から見直すという作業を繰り返すはめになってしまって 確かそんなことを4、5回繰り返しましたか よって延べ2ヶ月程かかってようやく完走できた次第なんです。 以上の事から、短期間レンタルの場合には 尻切れトンボになってしまわぬよう 十分にご注意を。 ハマってしまうと、後引く可笑しさでとことん面白いんですけどね。 【3737】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-06-01 22:31:51)(良:1票) 13.無意識に周囲へ溶け込んでしまう特殊能力のある男を追った偽ドキュメンタリー、て情報だけで観たくなる。 素晴らしく馬鹿々々しい。大いに楽しませてもらいました。 でも、ちょっと直球過ぎる気も・・・。もっと構成でテーマを打ち出すかたちがとられていれば良かったかな。 【カラバ侯爵】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2007-09-22 02:06:12) 12.大いに笑った。ウディ・アレンはそれなりに重いテーマを扱うにしても、観客を楽しませることを第一においている。たくさん苦悩を抱えた人だからこそ、楽しむことの大切さを知っているのだろうと思う。吹替しか見つからなかったのだが、かなり力の入った吹替だったので不満は感じなかった。フィッツジェラルドや新聞王ハーストといった実在の人物が登場するのも楽しい。 【no one】さん [ビデオ(吹替)] 8点(2006-03-17 20:08:29) 11.フィクションをさもノンフィクションのように思わせて遊ぶか、後に「ギター弾きの恋」でも同じような遊びをしているわけですが、完成度の高さではこちらじゃないでしょうか。多重人格的なカメレオンマンの原点を炙り出しながら笑いと恋愛を上手くからめ見せてくれる。べーブルースやヒトラー等の後ろで何かやってるウディアレン、笑っちゃうよなあ。 【亜流派 十五郎】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-12 20:53:52) 10.傑作の多いアレン監督作品の中でも特に抜群に素晴らしい作品。 素晴らしいアイディアと巧妙な映像と映像に合った音楽の三点が素晴らしいハーモニーを奏でている。 カメレオンマンことゼリグの人生と彼への治療を通してユードラとの交流、彼に関わった人のインタヴューをユーモアたっぷりにドキュメントスタイルで描きながらも、その奥には人間の誰もが抱える悩みとファシズムの脅威と人間の愛が描かれている。 「人に好かれるためには皆と同じでなければならない。人に嫌われたくない。孤立が怖い。」というのは社会に生きている以上、誰でもが抱える回避できない悩みなのかもしれない。 しかし、自己主張がなされず、没個性の社会であれば、ファシズムという大きな波に飲みこまれた場合、対抗する手段を持ち得なくなるのではないかという危険性を描いていると思う。 自己主張の大切さを描きつつも、その中でも自説を曲げない頑固さは問題だろうと描いているし、たとえ個性が低俗であったとしても、それであっても一つの個性ではないかと描かれている気がする。 欲を言えば、ドイツからユードラがゼリグを救うシーンやゼリグのドイツから飛行機での脱出シーンやその後の二人などがさらりと描きすぎているとは思うが、予算的なところがあるのだろうな。 映画の中の映画である「チェンジングマン」のミアファロー役がとんでもない美人なのが結構ツボに嵌まる。 【六本木ソルジャー】さん [ビデオ(吹替)] 9点(2005-04-04 01:00:52) 9.偽ドキュメンタリーという笑わせる手法を取っているものの、その向こう側にひそむ心はとても厳しく、そして優しい。周りと全く同化してしまう行為は、孤立への恐怖や好かれたいという気持ちから周りに合わせて自分自身を見失ってしまうという、社会との関わり方についての普遍的な悩み。それをしめっぽくせず笑いに変えてしまうセンスが素晴らしい。精神科医のミア・ファローのおかげで自分を失わなくなった主人公は、その後多々のトラブルでまた症状が再発する。やはり努力してもダメなのか。そう思ったところで今度は他人と同化してしまう体質のおかげで命が助かり、英雄として迎えられてしまう。彼は言った。「人間おかしくなれば何でもできる」。大事なのは周りに合わせることでもなく、自分の欠点を無理に責めることでもなく、常に自分自身を主張することでもなく、欠点を含めた自分自身を受け入れること。そしてできれば自分を助けてくれる大切な人がそばにいてくれれば、こんな幸せなことはないだろう。笑った後に心がきれいになっている、大傑作。 【ラーション】さん 10点(2005-03-03 00:47:06) 8.脚本のアイデアと映像マジックで言えばこれはもう素晴らしくて、傑作と言ってもいいのではないか。 本物の映像に紛れ込んだりしてるが、その自然さはうっかり騙されても不思議でないくらい違和感がない。 この映像は確かにフォレストガンプより先んじてるし、こちらのほうがより賞賛されてもいいと思う。 徹底的にドキュメンタリーっぽく凝った作りが他にはない面白さ。 周りの環境に同化するあまり自分自身を失ってしまうというゼリクは自分を取り戻してからこう言う。 「自分自身になることだ。ここは自由の国アメリカだ」 アメリカに移住してくる人々はこの土地に順応して溶け込んでいかなくてはならないが、同化するあまり自分自身まで失ってしまってはいけないとのメッセージも込められている。 ウーン、、こういうとっぴな発想をするところが常人とはケタが違う。 最近見た数本だけでもアレンが天才的な映画人と言われるのがよく分かった。 【キリコ】さん 9点(2004-06-13 00:08:05) 7.ちょうど「市民ケーン」のように、主人公が実在の人物に思えてきて、妙な錯覚に陥る。合成技術も素晴らしいが、話の構成に隙が無い。ゼリグとフレッチャーの話が映画化されたというエピソードは本人たちとは似ても似つかぬ美男美女が演じていて笑える。それにしても『白鯨』って本当にアメリカの少年少女にとってはバイブルのようなものなのだろうか? 【nizam】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2004-04-26 12:37:49) 6.「ウディアレンの代表作を挙げろ」と言われると、たいがいの人は「アニーホール」、「マンハッタン」、「ハンナとその姉妹」の“アレン三種の神器”の名を出す。確かにどれも素晴らしい、代表的な作品だが、映画人としてのアイデアがいかんなく発揮されてるのはむしろ本作だ。事実、映画通の人ほど「カメレオンマン」を代表作だ、名作だと推す声は多い。なるほどそれも納得で「映画でとことん遊んでみました!」というアレンの嬉々とした声が聞こえてきそうだ。得意の人間生来の矛盾を笑いで包んだ作品はもちろん名画だ。だが、こんなに遊び心が満載の映画にも、ウディアレンの魅力は確かに詰ってる。そしてなによりその遊び心の中に、人として大事な、大事なメッセージも内包させている。クソマジメに描いたり、お涙頂戴路線で描く作品はいくらでもある。しかし、それを笑いで表現してみせるこのセンス・・・素晴らしい!ウディアレンと出会うこと。それは人生を豊かにしてくれることと限りなく同義だ。 【給食係】さん [ビデオ(吹替)] 10点(2003-10-30 23:54:43) 5. ウディ・アレンはあんまり好きじゃないけど、これと、「ボギー俺も男だ」は別。彼の持つ弱弱しさやいかがわしさを逆手にとると、こんな面白い映画ができる。フォレストうんたらのモトネタやね、たしかに。字幕版も確かあるはずですよ。 【ぽちょむきん】さん 9点(2003-09-12 02:49:22) 4.これ、あまり知られていませんがウディ・アレン映画の中ではかなり面白いです(個人的にベスト3には入る!)。モノクロ映像にいかにもなナレーションの声、やたら凝った作りで本当のように見せるドキュメンタリータッチがハマる。まさか本当にレナード・ゼリグなる人物が存在するのでは!?などと勘ぐってしまいます・・・ウ~ム。ヒトラーと競演しているところなんて爆笑必死、とにかく観るべし! 【かんたーた】さん 9点(2003-08-18 14:08:57) 3.「映画はやっぱりアイデアだよね」とウディ・アレンがしたり顔で微笑えんだ傑作。吹き替え版の批判は公開当時もありましたが、私にとっては子供のころに見た日テレの「木曜スペシャル UFO特集」のようで(吹き替えナレーターも同じ)この作品の「エセドキュメント」が際立っていて逆におもしろかったです。 【ももたろう】さん 9点(2003-06-06 21:15:31)(良:1票) 2. 本物の1920年代のニュース映画や記録フィルムにウディ・アレン扮する冴えない小男ゼリグという男がヒョロッと紛れ込む何とも言えぬ可笑しさ。デッチ上げドキュメンタリー映画であるコレはもうPRE「フォレスト・ガンプ」と言っても過言ではないだろう。個人的に自嘲的な作風とユダヤ人色が濃い笑いに余り好きになれない監督&俳優なんだが、本作は意外に楽しめた。正直なハナシ、「フォレスト・ガンプ」にあれだけオスカー受賞させるくらいなら、本作が全く無冠てのは解せないナァ…。発想のオリジナリティでは断然こっちが上だろう?トム・ハンクスの感動ストーリーに「庇を貸して母屋を取られる」ってな趣かな。そんな哀れなアレン(ゼリグ)に…8点。 【へちょちょ】さん 8点(2003-03-03 10:51:44) 1.なぜに吹き替えしかないんだろうか? 【エナメル太郎】さん 8点(2002-09-06 11:42:06)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS