みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
5.シドニー・オルコットの15分の短編映画に続く映画化。 冒頭のイエス=キリストの誕生から静かに始まり、メッサーラとの確執、壮絶な海戦、どん底からの脱出、ジュダへの復讐、そして母と妹との再会・・・。 徐々に盛り上がり山場を突破し、静かに幕を下ろしていく物語。 山場となる海戦と戦車戦の迫力は凄い。 船底の奴隷生活から脱出するジュダ。 オールの穴から覗く残された者たちとの対比・・・。 ワイラーの海戦は合成がショボくて残念だったが、本作は生の人間同士の斬り合いで迫力満点だ。音のない世界から轟音が聞こえてきそうな破壊力。 流石に戦車戦はワイラーが最強だが、本作の戦車戦の迫力もワイラーの破壊力に引けを取らない。 復讐に染まりそうになるジュダだが、命の恩人である「イエス=キリスト」との再開は彼の心をなだめ、母と妹、ジュダの体と心から苦しみを洗い流していく。 それはイエスが起こした奇跡か。 それともジュダが呼び込んだ奇跡か。 とにかくジュダはユダヤ人の誇りを貫いて戦い抜いた。 それがこの映画。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-01-21 23:46:56) 4.この上なく劇的なるストーリー展開、ケタ外れのスケール感、そしてそれを表現し切った驚くべきカメラワーク。何から何までが圧倒的、ハッキリ言って、ここまで来ると、非常識ですよ、この映画は! 実戦さながらの海戦、見事なカメラワークによる戦車レース、地震で倒壊する巨大建造物、といった、とにかくド迫力のスペクタクルシーンの数々。モノクロ映像の中に象徴的に挿入されるカラー映像の美しさの、息を飲むような効果。病を瞬時に治すイエスの奇跡は、まさに映像の奇跡。という訳で、サイレント作品だなんてことを意識する間もなく、映像の中へとどんどん引き込まれてしまいます。とにかく、スゴイ。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 10点(2010-02-24 22:01:46)(良:1票) 3.すごいサイレントなのにほとんど1959年版と変わらぬ面白さがある。あと個人的にはこっちの俳優の方がイメージに合っている。 【ボーリック】さん 7点(2004-01-07 00:46:30) 2.ネットで検索してたら、何とワイラーは本作で助監督だった事実が発覚!そりゃ本作の魅力を知り尽くしてる訳だ…。後はそれをスケール・アップするだけなんだから59年版が勝って当然ってもんだろう。と・こ・ろ・が・如何に名匠ワイラーと言えど、勝ててないんだなぁコレがw。ハッキリ言ってスケール・アップしたのは予算と上映時間だけ。まずもって映像の有するセンス・オブ・ワンダー!ここでニブロのセンスがズバ抜けている。ガレー船の戦い、チャリオット・レースのド迫力は今を去ること77年前の映像とは思えない斬新さだ。流石のワイラーも並びはしても超えてはいない。実に33年の後というアドバンテージを何ら活かしきれていないからだ。カラーになり音声が付加されはしたが、新たなオリジナリティは皆無だ。見せ場は全てベタベタにニブロの演出をなぞっている。加えて59年版でも話題を集めたチャリオット・レースの迫力はひとえにスタント監督ヤキマ・カナット&第2班監督アンドリュー・マートンの手柄であって、ワイラーではないのだから尚更だろう。第一、ニブロ版(128分)の方がテンポが圧倒的に速く快調で全く飽きさせない作りに仕上がっており、ワイラー版(222分!)が却って冗長に思える程だ。「モノクロでサイレント」というだけで喰わず嫌いな方には是非ご覧頂きたい逸品である。そうそう、一部パートカラーだったっけ。強いて言えばベン・ハー役のラモン・ナヴァロが(ヘストンに比べ)チト「なよっちい」のが難かなぁ。1点マイナス。でもオススメ! 【へちょちょ】さん 9点(2003-12-05 04:45:56)(良:1票) 1.59年版「ベン・ハー」のレヴューでへちょちょ星人さんが仰られているのはこの作品のことですね。戦車のシーンは確かにこの時代の作品としては見事だけど、僕の場合、一本の映画としてというより、興味深い史料として観てしまいました。 【ぐるぐる】さん 6点(2003-10-13 15:50:45)
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