みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
8.他の方も指摘しているとおり、戦争というよりリーダーシップがテーマでした。毅然としたグレゴリー・ペックは見応えがあります。古今東西を問わず、管理職は孤独で辛いもんだなぁと。また優秀なリーダーが組織にとっていかに貴重なものか、後継者の育成がいかに大変かということも、あらためてよくわかります。 本題はこれくらいにして、個人的に印象に残っているのは、後半に爆撃機の帰還を待つ地上勤務の面々を描いたシーン。なんとなく空を気にしながら適当に時間をやり過ごすわけですが、さぞかし「無事に帰ってきてほしい」と祈るような気持ちだっただろうと思います。 そして帰還が始まると、一斉にそれぞれ持ち場に散って職務を全うするんですよね。本筋とはあまり関係ありませんが、また戦争映画で描かれることも滅多にないですが、こういうリーダーでもエリートでもないバックオフィスの姿は本当にカッコいい。私自身が社会の一兵卒に過ぎないせいか、ついつい共感してしまします。 しかし、この邦題は意味不明。一応「直訳」なのかな。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-05-27 02:38:20) 7.所詮は敵の弾も飛んでこないし爆弾も落ちてこない基地が舞台、という胡散臭さがあって、新たに指揮を執ることになったグレゴリー・ペック、部下たちの規律を正すべく、ビシビシと容赦ないのですけども、そういうアンタだって何ほどのモノよ。と言いたくなる。 言いたくなるけれどそれを言わせないのが、やはり、グレゴリー・ペックだからであって。いくらビシビシと厳しく部下にあたっても、基本的には常識人らしさが漂っており、何となくヘンな安心感がある。結局、最初から最後まで、戦争の非人間性みたいなものは希薄で、その点ちょっと物足りない。どっちみち「赤狩り」の時代に、これ以上踏み込むことはできなかった、という面もあるのかも知れませんが。 いずれにしても、終盤の爆撃の場面まではこれといって戦闘シーンも無く、厳しいことを言ってみせはするけど「本当はイイ人なんです」感をプンプン匂わせてしまうグレゴリー・ペックにも迫力がなく、彼に生死を左右されるであろう部下たちの反発もさらに迫力がなく、どうもイマイチ戦争の厳しさが感じられなくって。終盤に彼が参ってしまう場面を、我々はどう捉えてよいのか。そして、出撃した21機のうち、「19機も帰ってきた」と、本当に捉えてよいのか。それとも「2機は帰って来なかった」と捉えるべき、なのか。 時代的な制約はあるだろうし、今の視点で云々するのも後出しジャンケン的ではあるのだけど、どこかしっくりこないのも事実。 爆撃シーンは実際の戦闘の記録フィルムを使っていて、ある種の説得力を持たせようということかも知れないけれど、ちょっと安直な気も。何よりも、やたら淡々と飛行機が墜落していくのを、これもどう捉えてよいのやら。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-08-09 14:14:34) 6.戦争映画というよりは、人間ドラマの要素のほうが強い作品。 准将の苦悩を中心にしたストーリーで、他人にも自分にも厳しい主人公の役を グレゴリー・ペックが好演している。この役者さんは、ホントにカッコいいよね。 もちろん後半は迫力あるシーンも用意されてるので、戦争映画が好きな人でも満足できると思う。 一人の部下の回想シーンで、お話が進む演出も中々良かった。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-08-08 06:15:09) 5. 実際のフィルムを使った実戦シーンは見ごたえがありましたけど、それよりも軍人という、冷徹に部下の命を犠牲にしなければならない職業の厳しさを描いた人間ドラマとして見ごたえがありました。 【rhforever】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-05-24 11:43:25) 4.戦争映画の形を借りたビジネスマン(特に中間管理職)啓蒙映画。ここまで狙いのはっきりした作品も珍しいですね。ただし教育映画なので内容は…。管理職は必見。 【MEL】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-10-08 23:17:00) 3.う~ん…まあ、渋めの戦争映画なんだけどぶっちゃけ感動するってことはないな。グレゴリーのファンの人にはお勧めです。 【イサオマン】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-09-19 21:22:27) 2.G・ペックが演じてる点や、実写フィルムを使ってる点なんかが、当時の918空軍部隊に捧げる映画としての出来の良さを高めてる。と思う 【亜空間】さん 8点(2004-03-16 00:30:58) 1.この映画は劇場公開当時に見たあと、40年くらい経ってテレビで見ました。昭和40年代でしたかテレビでの連載ものになったときには、イメージが違いすぎて見る気もしませんでした。米国の第二次大戦参戦当時で、被害続出で戦果が上がらず士気が落ちっぱなしのB17爆撃隊のてこ入れに志願した司令官が陣頭指揮により建て直しを行うけれど最後には燃え尽き症状になってしまうまでを描いたものです。冒頭での任地での守衛の将官服を見てフリーパスさせそうな士気の弛みを、「将官服ならゲーリンクかも知れんぞ。」と言って咎めるところとか、臆病風に吹かれた部下に、ひどい命名の機に一番下手なクルーを付けて飛ばせることで叱咤激励する場面とか、自ら率いる編隊で、編隊の体形の維持を懸命に命令するあたりのシーンは記憶に残っています。ちなみに原題の「Twelve O'clock high」は正確には{Twelve O'clock」が方向(機首方向)、「high」は高位置を示すもので(このあたりは「メンフィス・ベル」とかでは良く訳されています)、編隊の前方に先回りして逆落としに指令機を狙うドイツ戦闘機の戦術に由来しているもので、邦題はその意味では明確な誤訳です。 【たいほう】さん 8点(2003-11-08 01:18:14)
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