みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
21.梶芽衣子が演じる主人公が、自分を陥れた男たちへの復讐を果たすために刑務所から脱走を図るも失敗。その後、看守や女囚人からのリンチはさらに激しくなっていく・・・という話。裸の女囚人たちを鉄骨階段の上を歩かせて、看守が下から覗き見るシーンだったり、梶芽衣子が男に騙されて犯されるシーンをガラス張りの床の下から映したり、アングル的にメチャクチャ工夫しているのが伺われるのですが、なんかギャグっぽくて、あまりエロくないのですよね。ガラス張りにしたのも、襲い掛かる男の顔芸を映すためという感じですし。まあ、全体的に顔芸ですよね。渡辺文雄が刺されるまでのシーンは爆笑。表現的にいろいろと、攻めているのはわかります。とってつけたようなB級感漂う演出と、ほとんど台詞がなく表情だけで鬼気迫る演技する梶芽衣子が、それほど違和感なく共存できているのが面白いなと思いました。梶芽衣子だけでなく、扇ひろ子も落ち着いていてかっこよかったです。 【camuson】さん [インターネット(字幕)] 6点(2023-02-08 20:14:11) 20.「悪いコトをした人はこういう所に入れられるんだよ」と子供を脅すための映画ですね、これは。と言いつつ、子供には見せ難いシーンも多々ありますが。それに、ここまでぶっ飛んでるとイマドキの子供はさすがに真に受けず、脅しにならないですかね。 作中の描写は「刑務所」というよりは殆ど「地獄」で、実際、女囚の一人がオニみたいなヤツに変化します。ありとあらゆる事が起こりうる世界。リンチ・流血は日常茶飯事で、脱ぐだの脱がされるだのに至ってはもはや些末事に過ぎません。さあ、頑張ってついていきましょう。 過去の経緯の描写が「回想シーン+解説」で済まされてしまっているのは、多少物足りないんですが、過激な描写でインパクトを補っており、主人公のセリフを絞ったハードボイルド調の作風にもマッチしているとも言えます。 それに何と言っても、作品の節々で登場する、梶芽衣子が長い髪越しに睨みつける、あの表情。この表情こそ、本作の代名詞と言ってもいいでしょう。終盤における、死神のごとき黒ずくめの扮装の内側にも、あの表情が潜んでいるのだ、と思わせて、ゾクリとさせます。 ところで、伊達三郎さんが出演しているのを見ると、ああ、前年に大映が倒産したんだっけ、などとも思ったり。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-06-27 09:39:26) 19.ポルノとしては見にくい作品だと思う。前衛的な表現もそこかしこに見られて、飽きずに鑑賞できる。 脚本はあまり洗練されていないようにも思うけど、パワーで押し切れている感じ。 それにしても梶芽衣子さんのメジカラは女優史の中でもトップクラスなのではないだろうか。 【くろゆり】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-12-07 10:42:18) 18.「梶芽衣子全曲集」というアルバムを持っている。 クエンティン・タランティーノの「キル・ビル」公開当時に、劇中とエンディングで使用された「修羅の花」と「怨み節」に聞き惚れて即刻入手したものだ。 「修羅の花」が主題歌の梶芽衣子主演映画「修羅雪姫(1973)」は、「キル・ビル」公開直後に観ていたのだけれど、「怨み節」が主題歌の今作は今まで観られていなかった。 “オリジナル”映画での「怨み節」をようやく聴けて、そのことが先ず感慨深い。 「修羅雪姫」を観た時の衝撃も物凄いものだったが、ほとばしる女の情念そのものにおいては、今作もまたとんでもない。 殆ど主演女優「梶芽衣子」の眼力だけで押し通す見紛うことなきトンデモ映画ぶりに呆然とするしかない。 徹頭徹尾ためらいも遠慮もなければモラルも何もあったもんじゃない。コレが人気映画としてシリーズ化されるわけだから、当時の“ニッポン”はどうかしている。 改めて、クエンティン・タランティーノが惚れ込むわけだと思い知った。 あらゆる意味で、このカルト映画の「再現」は不可能だろう。 その理由は、現代社会のモラルや常識が今作のあらゆる表現を許容しないこともあるが、それよりも何よりも、この時代の「梶芽衣子」という存在が唯一無二だからということに他ならない。 【鉄腕麗人】さん [インターネット(邦画)] 6点(2018-01-06 01:20:08) 17.溜め込みが長すぎて途中で飽きてしまった。マゾヒズムが過ぎるのではないかと思う。 【カニばさみ】さん [DVD(邦画)] 6点(2016-05-24 08:24:10) 16.何故、これほどまでに個性的かつ異色の作品の評価が低いのか、理解に苦しむ。 男女物の定番の恋愛劇、飽きるほど観た大団円とは一線を画し、硬派な路線を貫いた本作は素晴らしく評価できる。 批判される大半の理由が、男性目線から観た世界観だということだろう。フェミニストがこぞって悪評を付けそうな内容だが、ただの男性目線からの女のエロスではなく、内容そのものと展開がしっかりと構成されており、飽きることなく見終えることができる。 特に役者陣の演技が素晴らしいが、暴行シーンがお粗末で三流なのは、殴る相手が女なので仕方がないのだろう。 タランティーノや装甲騎兵ボトムズなどにも多大なる影響を残している名作なので、一度観ておくことをオススメする。 【カムイ】さん [DVD(邦画)] 7点(2015-11-30 16:04:20) 15.この映画のツッコミ所を指摘したところで一体なんの意味があるのでせう!ぱっと見パンチは当たってなくても、心のパンチはどストライクだぁあ!半端じゃないテンションと情念と怒りが炸裂する力作! 【ゆうろう】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-10-08 22:07:59) 14.梶芽衣子の代表作の一つであり、日本映画の中でもそれなりに有名な本作を鑑賞。 なんというか、いかにも70年代東宝映画というか、エログロナンセンス路線というか、そんな平たい面白さ、くだらなさが満載の内容。 日本映画の、一つの衰退の形を観るような気持ちと、新たなる日本娯楽映画の幕開けを観るような気持ちとが交錯した。 皆さん、脱ぎっぷりもよろしく、最後も見せ場あり。 この映画で描かれたような女刑務所が実在したからこそ、女刑務所は男子禁制になったのだろうか? それとも、この映画の影響だったら、それこそ凄いが、私にはその変の知識が残念ながら無い。 こういったシリーズの皮切り的作品というわけで、無難に楽しめた映画だった。 【にじばぶ】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-12-23 15:36:53) 13.劇画漫画の映画化作品。ストーリーも演出もとにかくすんごい。 ぶっ飛んでいるというか個性的というか、昭和のアングラ的な香りをプンプン漂わせながら、 凄まじいピカレスク作品に仕上がってます。カルト的な雰囲気もあるかな? 一番の見所は、やっぱりヒロインの梶芽衣子。凛とした眼差しが本作のキャラにはぴったり。 彼女の歌う「怨み節」もよかった。これぞ正真正銘のB級映画。高評価をつける度胸はないけど、 興味のある方はぜひ。 【MAHITO】さん [DVD(邦画)] 2点(2011-09-09 15:21:36) 12.ツッコミ所も梶芽衣子への賛辞も、言いたい事は山ほどあるが、ここは割愛。 個人的一番の見所は、女性看守の潜入捜査を見破り、性の僕にしてしまう「さそり」の毒牙。驚愕。愚息も衝天。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-09-21 03:21:30) 11.梶芽衣子を堪能するだけの映画です。 【doctor T】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-04-21 19:03:02) 10.なんか製作者の性的な性癖を露骨に見せ付けられたって感じの不快感だった。 【デフォルトモード】さん [ビデオ(字幕)] 1点(2009-01-23 20:27:15) 9. 「修羅雪姫」ほどの衝撃はなかったけど、化け物になった時はさすがにビビった!なんか違う映画になってるし。それにしても梶芽衣子は綺麗だな~。 【こわだりのインテリア】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-09-23 19:59:52) 8.梶芽衣子の鋭い眼光がたまりません。突っ込みどころ満載だったり滑稽で笑えるシーンだらけでした。女囚が怒って歌舞伎の隈取りのようなメイクになったシーンはホラー映画ですな。 【ギニュー】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-06-29 00:13:38) 7.限りなくB級的エログロ映画で、その演出も様式美というより単なる「やりすぎだろ」ってな感じで、カメラはぐるんぐるん回るわ、口裂け女は唐突に出てくるわ、所長役の渡辺文雄は目にガラスの破片を突き立てられても結構平然としてるわ、敵役の夏八木勲の髪型は「うぷぷ~」だわ、突っ込み所満載。んでもそんなの吹っ飛ばす位、梶芽衣子が美しい。個人的には「復讐の鬼」という印象より、どんなに辱めや虐待を受けても決して屈しない鋼の意思を持った女性という印象を受けました。特に下からアップで撮った彼女の顔が綺麗です。 【ぐるぐる】さん 8点(2005-03-06 18:25:31) 6.最初、室田日出男さんに気づきませんでした。 【THE HAUNTED MADE ME DO IT】さん 4点(2004-09-08 00:00:15) 5.B級エロ映画だった。裸がいっぱい。気の強い女がエロい感じでいたぶられ、キっという反抗的な美しい表情。それを撮りたかっただけの映画。映画的な面白さやストーリーは皆無。 【snow】さん 1点(2004-07-04 21:35:47) 4.梶芽衣子よ、この俺を殺してくれ。透き通った白い肌、それは死体のよう。怨みに燃える眼光、燃え盛る炎、垂直に流れる黒い髪。彼女に殺されるのならそれはもう本望であり本能。30年経とうが何ら変わりはない。まるでサソリの毒のように、梶芽衣子は我々を痺れさせ続ける。 【紅蓮天国】さん 7点(2004-05-01 22:43:44)(良:1票) 3.序盤かなり笑えたが、終盤になってどうも疲れた。まぁ梶芽衣子の眼はすごく魅力的。意志が強そうで、綺麗で、美しい。惚れた。 【ぷりんぐるしゅ】さん 6点(2004-02-15 00:19:23) 2.これを観ると、タラが「ビルを殺れ」を撮った理由がよく分かる。あれはこういう映画たちに対するオマージュだったのだな、と。いや、凄いですよ、この独自世界っぷりは(笑)。もう、大好き。究極に滑稽なのに究極にシリアス。破綻しまくりなのに誰もそれを気にしない。あの尋常じゃないテンションを保持したまま疲れも見せずラストまで突っ走る。力技ですよ。全てが斬新過ぎる(笑)。その上何だか妙に洒落ている。出て来る人たちのファッションやヘアスタイルやメイクがとても素敵。70年代ファッションファンは必見。終始微笑しながら観ていた自分に気付いてしまう。そして特筆すべきはあの梶芽衣子のワイルド・ビューティーぶり!もう、本当に圧倒される。美しい…。よく柴咲コウと似ていると言われるのだけれど、確かに映し方によってはハッとする位似ていると思う時がある。そりゃ、タラが惚れますよ。不純な感情を抱きますよ。そんな野性味溢れる美を放つ若き日の梶芽衣子を見れるだけでも、この作品を観る価値はあります。 【ひのと】さん 9点(2004-01-28 00:56:26)
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