みんなのシネマレビュー

なごり雪

2002年【日】 上映時間:111分
ドラマラブストーリー
[ナゴリユキ]
新規登録(2004-01-17)【サラウンダー】さん
タイトル情報更新(2018-09-26)【イニシャルK】さん
公開開始日(2002-04-27)


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監督大林宣彦
助監督南柱根
キャスト三浦友和(男優)梶村祐作
ベンガル(男優)水田健一郎
須藤温子(女優)雪子
宝生舞(女優)菅井とし子
長澤まさみ(女優)水田夏帆
左時枝(女優)梶村道子
津島恵子(女優)水田の母
細山田隆人(男優)
田中幸太朗(男優)
原作伊勢正三「なごり雪」(原案)
脚本大林宣彦
南柱根
音楽學草太郎
作詞伊勢正三「なごり雪」
作曲伊勢正三「なごり雪」
編曲瀬尾一三「なごり雪」
主題歌伊勢正三「なごり雪」(唄/ギター演奏)
撮影加藤雄大
谷川創平(B班撮影)
製作大林恭子
山本洋
大映
プロデューサー大林恭子
配給大映
特撮大屋哲男(CG製作)
美術竹内公一
衣装千代田圭介
編集大林宣彦
その他呉美保(スクリプター)
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【クチコミ・感想】

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16.後にも先にも劇場で観た唯一の大林宣彦監督作品。いきなり「なごり雪」を作詞した伊勢正三が自ら弾き語る映像から始まるというのが凄いインパクトだったし、この映画に対する期待をグッと引き上げてくれた。
この唄が作られた28年前の大分県臼杵市が物語の舞台となっていて、歌詞のイメージにぴったり合った内容になっている。

大分県では1年に1度雪が降るかどうかという割合で、滅多に見られないものらしい。
その為、雪が降った時の感動はやっぱり凄いんだろうなぁ。

また、電車がとても重要な役割を果たしており、東京を離れる事になる主人公が親友と別れる場面と、28年後に時を経て戻る事になる場面でも象徴的である。
この物語の主人公にとって電車は過去と未来を繋ぐタイムマシンのようなものなのだろう。
SNSなど無い時代ならではのどうしようもない距離感を感じて、そこに切なさを感じる。

とても美しい青春物語ではあるが、主人公に想いを寄せるヒロインの言動と行動がちょっと狂気染みていて怖くもあった。部屋の窓から雪を降らせるシーンとか特に。
でもまあそうだよね。好きな先輩が大学デビューして故郷にあんなイケイケの恋人連れて来たらおかしくもなるわよね…。
主人公の無神経さに腹が立ったし、この期に及んでまだ雪子に対して未練を感じているのがミエミエでそのどっち付かずの態度が駄目だなと思った。

それと学生時代を演じたキャストの演技がいかにも昭和というか、棒読みが酷くてわざとらしかった。
須藤温子は“新人“とあるが、映画初出演は「シベリア超特急2」なのを忘れてはいけない。

また当時13歳の長澤まさみも出ていて、とても大人っぽい落ち着いた演技で、短いながらもすごく印象に残った。

ただ、全体を通して見るとあまりにも嘘臭く、そんなに面白いとは思えない。
臼杵市のロケーションはとても美しく、大林作品にとてもマッチしていた。 ヴレアさん [映画館(邦画)] 4点(2020-04-17 20:16:04)

15.「なごり雪」という唄に思い入れがある人はこの映画には拒否反応を示すのかもしれないが、素直に見ればセンチメンタルな気分にひたれる美しい映画だと思う。強いて言うなら主役の三浦友和が最後に何を得たのか、そこにもっと焦点を当ててほしい気がした。 ととさん [DVD(邦画)] 6点(2010-03-28 03:58:49)

14.至高の名曲なごり雪の映画版という事で見てみましたが、思った以上に暗い話。というか、中学生日記ばりの子役の演技のひどさが目に付きました。あと、歌詞をそのまま台詞にするのはわざとらしくていやでした。でもやっぱりなごり雪は名曲ですね。 すべからさん [DVD(邦画)] 3点(2008-07-03 17:46:17)

13.好きだった男が東京から連れてきた女が宝生舞と来たもんだ。
「うは、びみょー」
出迎えた二人の心の声が聞こえてきそうな展開にそりゃ諦めきれないよなぁって納得。
この作品に関わったすべての人の心になごり雪が降り積もりそうな糞映画ではあったけど、
おっぱいまで出して頑張った宝生舞に3点あげます。 もとやさん [DVD(邦画)] 3点(2007-02-06 18:54:39)

12.何だろう?このセリフの異様な言い回しは・・・。漫画でいう下手ウマ絵を狙った所か。これではヘタヘタ絵だ。歌詞通りのセリフも見事にすべっていた。大林監督、大変なひと休みをしたというとこか。私にとっては「なごり雪」はイルカの印象が強いので、使用されなくて助かった。平均点より全然下だが、シベ超までにはいかず。
チューンさん [DVD(字幕)] 3点(2006-04-17 18:47:35)

11.強引な舞台設定(「なごり雪」といえば、やっぱり舞台は東京でしょ)、あまりにもクサいセリフ(聞いているほうが恥ずかしくなってくるのはナゼでしょうか)もさることながら、最大の感想は「ヒロインを安易に殺すなよ」ということ。この映画に限らず、最近よくありますが、主役級の登場人物を簡単に死に追いやって観客の涙を誘うというのは、下品で安っぽい演出だと思います。人が死んで哀しいのは当たり前。生かしてなお、人の魂を揺さぶるような作品に仕上げてほしかった。特に多くの人が何らかの思い入れを持っているであろう名曲「なごり雪」がテーマなだけに、残念です。 眉山さん [地上波(字幕)] 3点(2005-12-03 15:16:11)

10.棒読みや、そこまでいかなくても硬いセリフ回しは何らかの芸術的表現手法なのだろうか。バイクの転倒事故くらいで、顔中包帯でぐるぐる巻きというのは、ミイラ男か何かのパロディなのだろうか。。。。。。。まぁ、彼女を思い出の中の存在に押し込めておくための方便なのだろうが、しかしネェ、雪子がその後も祐作に恋し続けていたなんて、ずいぶん一人よがりな空想なんじゃなかろうか。その甘ったるい感傷に浸るためには、雪子に口をきいてもらっては困るわけだ。思うに、雪子にとっても祐作は思い出の一つに過ぎなくなり、生活に埋没していったはず。(女って、男と違ってずいぶん現実的だからなぁ。) 駆けてゆく雲さん 5点(2005-02-09 21:58:52)(良:1票)

9.主人公と同年代ということもあり、自分の28年前を重ねながら胸を熱くしました。
「なごり雪」というテーマにこだわり、歌詞を台詞として語らせているのは、意識的にそうしたのでしょう。不自然な言い回しが、却って心に焼きつきました。歌に綴られた情景は映画の展開とうまくかみ合い、ヒロインの名前や雪へのこだわりも作者の優しさだと思います。
青春の思い出は一生の宝もの。しかしその断片に触れることは幸福なのだろうか、それとも…
ちくわさん 9点(2005-01-30 21:44:46)(良:2票)

8.かつてニューミュージックと呼ばれたジャンルの名曲、「なごり雪」をモチーフとした大分県臼杵市のご当地映画は、とにかく最初から最後まで目も当てられない程の酷い出来。まず、オープニング・タイトルにいきなり伊勢正三の弾き語りを持ってくるアホさ加減(これは歌を知らない人に対するサービスのつもりか?)。そして、通常の映画の5倍はあると思われる台詞とナレーションの量(「CASSHERN」以上に何でもかんでも喋って説明)。その台詞も、歌詞をそのまま引用した部分を始め、不自然この上ないものばかり。これは演技力云々以前に、こんな台詞を喋らされた俳優に同情すべき。クランク・インする前に、誰か脚本をチェックする人間はいなかったんでしょうか? 大林宣彦自身もこれで満足なんでしょうかね? 2点献上。 sayzinさん 2点(2005-01-19 00:16:13)(良:1票)

7.イルカの歌った「なごり雪」は、東京で大学生活を送った女の子が故郷に戻る設定だと思っていたし、それに間違いないと思うのだが。大林監督が臼杵の風景を撮ろうとして、無理しているように思う。だいたい、この監督の作品は平明でメリハリがない。せりふも長くて、抑揚のないしゃべり方で感情移入できない。それでも、若手俳優たちはよく頑張っていたように思う。ベンガルはもっと役つくりをしないと、だめ。というか、ミスキャストだと思う。冒頭シーンの伊勢正三の声に艶がなくなっているのが、むしろこの歌が流行していた時代との時の隔たりを感じてしまった。最後に、臼杵駅の設定になっている駅。アレはどこの駅なんでしょうか。臼杵は瀬戸内海に臨む海辺の明るい町なのに、駅は山の中か。 ジブラルタの星さん 3点(2005-01-15 02:00:31)(良:1票)

6.おかしなセリフ回し、芝居がかった演技、何がしたかったのか疑問を感じるばかりで物語には遂に入り込めないまま終わってしまった。 亜流派 十五郎さん 1点(2004-09-26 16:53:00)(良:1票)

5.なごり雪・・・名曲すぎる。回想で進んでいく話はわかりやすく良かった。個人的にあのサスペンスっぽいのはマイナス。セリフっぽいセリフがおもしろかった。 Pieceさん 7点(2004-06-12 00:40:13)

4.これは去年、映画館で観ました。ちょっぴり切なくて観終わってからジーンとくる、大林監督らしい良質のドラマでした。須藤温子演じるヒロインが窓から紙の雪を降らせるシーンがとても印象に残っています。三浦友和とベンガルの名優2人も哀愁漂う素晴らしい演技で、物語に一層の深みを与えていた。伊勢正三の「なごり雪」が流れるたんびに泣きそうになった。 きのすけさん 8点(2004-05-01 09:09:43)(良:1票)

3.あんなくどい喋り方をする奴はいない。 pied-piperさん 4点(2004-04-23 01:57:01)

2.素直に良いと言える作品.心に沁みる.
伊勢正三さんの「なごり雪」が好きな人ならこの映画も良いと思えるのではないでしょうか.
sigさん 8点(2004-03-24 14:09:41)

1.フォークソングのヒット曲「なごり雪」(伊勢正三 作詞・作曲・唄)をモチー
フに、28年前のノスタルジックな風情を残す町「臼杵」を舞台に繰り広げられる
切ないラブストーリー。大林監督の生み出す独特な映像の美しさと唄のモチーフ、
がうまくミックスされ、忘れかけていた日本的良さを呼び起こしてくれる。
あまり実績が無いと目される美少女女優たちを配しながら、その表情を叙情的な
風景に
違和感なく溶け込まして映像にする大林マジックがすばらしい。
28年前のヒロインをみごとに演じる須藤温子さんの演技力も光る。
興行的にはあまり期待ができない企画でありながら、あえて挑戦的に失われたも
のへの回帰を追求する大林監督にエールをおくりたい。 サラウンダーさん 9点(2004-01-17 22:08:33)(良:2票)

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【点数情報】

Review人数 21人
平均点数 5.57点
000.00% line
114.76% line
214.76% line
3523.81% line
429.52% line
514.76% line
614.76% line
7419.05% line
8314.29% line
929.52% line
1014.76% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.50点 Review2人
2 ストーリー評価 9.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review2人
4 音楽評価 9.33点 Review3人
5 感泣評価 9.50点 Review2人

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