みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
3.男で失敗した経験から「男なんてケダモノだと思ってれば間違いないわね」と語っていた雪子がひょんなことから石川と出会い、魅かれていく。雪子は(静江の)友であり、(京子の)姉貴分であり、母であり、そして女である。皮肉な展開と雪子の複雑な心境が印象深い。今回、田中絹代さんの主演映画を初めて観たが、日本映画史上最高の女優と言われているだけあって、安定した演技力と風格が感じられ、とても良かった。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-01-19 20:07:45) 2.本作は地味ながらも、実にいい味が出ている。 銀座を中心とした風景描写も素晴らしい。 成瀬監督は、ほんとに風景描写がうまい。 そして香川京子。 成瀬監督の『おかあさん』では溌剌とした魅力をふりまいていたが、本作でもそれに匹敵する魅力を感じた。 特に、堀雄二と目を合わせた時の、あのはにかんだ表情。 あれは、当時の香川京子にしか出せない、とてつもない魅力を含んだ表情だった。 「香川京子の周りにだけ爽やかな高原の風が吹いている」 まさしくその通りである。 本作は、一般的には特別に評価の高い作品ではない。 しかし、ここでの平均点数が示す様に、本作は地味ながらも紛れもない傑作であった。 【にじばぶ】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-12-08 12:02:58)(良:2票) 1.40過ぎまで(失礼)こんな事してちゃだめよ。早くいい人見つけなきゃ。と香川京子に言っていながら、自らは、子供を生きがいにしっかり心を決めている田中絹代。悲壮感はない。「心の恋人」と香川の意外な成り行きに、最初は裏切られたような嫉妬らしき態度をとっていたが、理由を聞けば、すぐに祝福する。銀座に生きる自立した女の真っすぐな心か。やっぱり田中さんにして良かった。 【パセリセージ】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-09-24 17:00:25)
【点数情報】
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