みんなのシネマレビュー

女の中にいる他人

1966年【日】 上映時間:102分
ドラマサスペンスモノクロ映画小説の映画化
[オンナノナカニイルタニン]
新規登録(2004-02-03)【放浪紳士チャーリー】さん
タイトル情報更新(2024-05-14)【イニシャルK】さん
公開開始日(1966-01-25)


Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索

ブログに映画情報を貼り付け
監督成瀬巳喜男
キャスト小林桂樹(男優)田代勲
新珠三千代(女優)田代雅子
三橋達也(男優)杉本隆吉
草笛光子(女優)加藤弓子
若林映子(女優)杉本さゆり
長岡輝子(女優)田代栄子
稲葉義男(男優)友田警部
十朱久雄(男優)平井
藤木悠(男優)黒岩
黒沢年男(男優)バーテン
大前亘(男優)
中山豊(男優)男A
佐田豊(男優)旅館の番頭
伊藤久哉(男優)記者A
小川安三(男優)記者B
二瓶正也(男優)男B
一の宮あつ子(女優)生け花の先生
関千恵子(女優)川崎夫人
中北千枝子(女優)千代子
加東大介(男優)酒場のマスター
脚本井手俊郎
音楽林光
撮影関口芳則(撮影助手)
製作藤本真澄
金子正且
東宝
配給東宝
美術中古智
編集大井英史
録音下永尚(整音)
照明石井長四郎
その他キヌタ・ラボラトリー(現像)
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

表示切替メニュー
レビュー表示 その他作品(無) 心に残る名台詞(投稿無) エピソード・小ネタ情報(投稿無) 心に残る名シーン(投稿無)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
ネタばれ表示】/【ネタばれ非表示】
通常表示】/【改行表示】
【通常表示】/【お気に入りのみ表示

ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

別のページへ
1


10.自分ならあれこれ悩む猶予なんて全く無く、呆気なく速攻捕まるやろなあ~。警察に財布取りに行ったとき、印鑑なくて指紋押してしまったからなあ………。 ケンジさん [DVD(邦画)] 7点(2012-02-08 22:16:40)

9.不倫中の情事の中、殺人を犯してしまった男。気弱な男は徐々に自責の念に耐えきれなくなり、自分が犯した罪の真相を妻に告白する……。

何と言っても印象的だったのは、新珠三千代演じる"妻”の存在感と見栄えそのものが、物語が深まっていくにつれまったく様変わりしていくところ。
冒頭は亭主関白の夫を健気に支える平凡な日本女性そのものの姿であり、はっきり言って「地味」の一言に尽きる。それが、夫の「告白」を受け自分自身を含めた家族の運命が転じる局面を迎え、一転して存在感が放たれる。

「気弱」というよりも、一人の人間として精神が薄弱過ぎる様が露呈してくる夫の愚かしさを受け、妻の心理は益々追い詰められていく。
しかし、インサイドの混沌に反発するかのように、妻は気丈な存在感を見せ、女性としての美しさに溢れてくる。

局面に立たされた女性の強さと美しさが際立ってくる一方で、小林桂樹演じる夫は、精神も見た目もすべてが「愚鈍」そのものに思えてきて、ただただ腹立たしくなってくる。映画の主人公にこれほど嫌悪感を感じたのは初めてかもしれない。

そういう観客の思いを払拭するかのように、最終局面を迎えた妻は、或る決意を持ち速やかに“実行”する。

平凡で幸福な家庭環境のまさに水面下で静かに流れるサスペンスが秀逸。
夫婦を軸にした人間ドラマの中で、男と女それぞれの弱さと強さを巧みに描き出し、人間の根本的な愚かさと恐ろしさを印象的に映し出していると思った。


夏の山道を歩く夫婦。何も知らない妻は、夫の三歩後ろをしなやかについていく。
暗いトンネルで「告白」を受けた後、それが即座に転じる。
努めて冷静に足早に先行する妻を、夫は無様にうろたえながら必死についていく。

このシーンが、男の女、その関係性のすべてを物語っているようだった。 鉄腕麗人さん [DVD(邦画)] 8点(2011-10-03 00:08:47)

8.成瀬巳喜男監督の描くサスペンス映画。
前半は中々面白かったのに、後半に入ってから登場人物たちのセリフや行動に
首を捻るシーンがやたら出てきて、それと同時にオチもわかってしまった。
サスペンス色はあくまでサブ、夫婦の心理描写、妻の苦悩と葛藤を中心に描きたい、
という狙いはわかるんだけどね。女を描かせたら日本一と言われる成瀬監督だけど、
これは今ひとつの作品だった。 MAHITOさん [DVD(字幕)] 4点(2011-08-14 20:53:14)

7.降り続く雨で、湿っぽいトーンが決定される。室内の陰影の味わいは横からの光が主になっているのだが、全体がモワーンとなにやらタレコメてる感じ。つまり湿っぽいのだ。フェイドアウトの多用も、その湿度上昇に関与してるか。あと顔が二つ以上、向きを変えて画面を埋める構図。妻と小林君。焼き場で草笛光子と小林君が何となく気になりあうシーンなど、いわゆるサスペンスの興奮とは微妙に違うような、でもやはりサスペンスの一種なのか、いい。停電の最中に告白しちゃうシーンもあったな。顔を合わせたがらない人々。まず観客はこの男と事件の関係をいろいろ想像するサスペンスがあり、次にそれがバレるかどうかというサスペンスがある。このつながり具合が、も一つうまくいってなかったようにも思う。それに題名がちょっと喋りすぎてる。輪郭線がにじむような画像処理など珍しいこともやっており、花火の夜の風景はストレートに美しかった。花火の音の効果もよろしい。次の『ひき逃げ』とともにこれは珍しいサスペンスものだが、気の弱い男としっかり女、という基本線は成瀬の本道だったわけだ。 なんのかんのさん [映画館(邦画)] 7点(2011-03-21 10:09:01)

6.小林桂樹が不安そうに後ろを振り返りながら歩く様子を全身が写る形で半歩引いたところから写す、一番初めのシーンからこの映画に惹かれた 峠のわが家さん [DVD(邦画)] 8点(2010-12-17 20:06:02)

5.主人公の心的風景が全く伝わってこないため、感情移入以前の問題。最後の妻の行動だけが、納得感がある。タイトルの意味不明。 みんな嫌いさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-08-23 12:38:54)

4.小林桂樹と新珠三千代の夫婦役といえば今年2月に見た岡本喜八監督の喜劇「江分利満氏の優雅な生活」のイメージが強いので、最初はそれを連想してしまってどうかなあと思ったけど、見ているうちにだんだんと目が離せなくなってしまった。ラストの新珠三千代がかなり怖い。重大な秘密を二人もの人間に打ち明けてしまう小林桂樹にすごくだらしなさを感じるものの、もし自分が同じような状況になったら同じように黙ってはいられないだろうな。 イニシャルKさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2005-11-21 01:40:47)

3.黒猫おねい様、ごごごごめんなざい~。もし人殺ししても頑張ってお腹の中に収めますから、許して下さいませ~・・・って、←違うだろ。・・・それはそうと、この作品の光と影を強調した照明、ホント怖い。まるで梅図かずおのホラー漫画みたいなんだもん(笑)。それにしても、あの間違って殺されちゃった浮気相手、えれーエロかった。こういうのは成瀬作品にしては露骨なような気もするけれど、映画が斜陽の時代に入りかけのこの頃、ひょっとして成瀬も「ちょっと作風を変えてみよう」とか、思ったのかな。 ぐるぐるさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-10-26 19:54:35)

2.コントラストの強い映像が光と闇を際立たせていて、その硬質な感じが内容とマッチしています。ラストの花火とのシンクロが印象的。それにしても、実際常々思っている事だけど、男ってのはどうして自分の重荷を女に押しつけて、自分だけラクになろうとするのかね?例えば浮気を告白して許してもらおうとするとかさ。秘密を持つなら墓場まで持って行く覚悟で嘘をつくべきです。女は優先順位がハッキリしているので、守りたいものの為なら自分が地獄に堕ちてもヘーキなのさ。そこんところが、もの凄く上手く表現されている映画です。どうでもいいけど、ベッドでランニングシャツ姿の小林桂樹に苦笑。ムード無さ過ぎ(笑)。 黒猫クロマティさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-10-01 09:00:26)(良:2票)

1.新珠三千代さんは「日本では完全犯罪は駄目なので、ラストは警察が捕まえにくるような形になったのが不満だった」とこの作品について発言されていた。(「君美わしく」川本三郎氏著)ところが驚いた事に自分が観たフイルムでは、ラスト、ヒロインは海辺で子供たちが遊ぶ姿を見つめているだけで警察の影などどこにも見あたらなかったのである。記憶違いなのか、それとも2つのバージョンがあるのか知る由もないが、とにかくこの映画は彼女の演技力、存在感が遺憾なく発揮された作品である。貞淑な妻が愛する夫を殺害するに至るまで、前半は能面のような印象の女が後半は、鬼の面に変わっていく・・・。いやー、怖い怖い。この映画から得た教訓、「自分以外は決して誰も信用するな、たとえ愛する人であっても」名匠成瀬監督、これは晩年の秀作! 放浪紳士チャーリーさん 8点(2004-02-04 20:22:23)

別のページへ
1


マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 19人
平均点数 7.11点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
415.26% line
5210.53% line
6210.53% line
7526.32% line
8842.11% line
900.00% line
1015.26% line

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS