みんなのシネマレビュー |
|
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
13.コメディの王様、チャップリンのラスト。 とくれば皆さんの評価がそれなりに高いのはこれまでの功績を讃えての事かと、 勘ぐってしまう私は性格が悪いのだろうと思います。 しかし、この作品は正直面白いとは思えませんでした。 なにより緩慢、冗長、くどい。 笑いの中に風刺を巧く収めきれないで、どこか頑迷さを感じました。 チャップリン以外の俳優さんのほうが、全体的に面白く、 映画としてちぐはぐな印象もよくない。 まあ映画史上の作品ですので押さえておくという程度。 【病気の犬】さん [インターネット(字幕)] 4点(2015-07-30 15:21:30) 12.それなりに楽しい映画ですが、当時のチャップリンがおかれていた状況からか後半は政治色を感じてしまう作品でした。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-09-01 20:47:08) 11.批判精神を備えつつ、理屈っぽくならずにちゃんとギャグ映画に仕上げてくれている。というか、批判がそのまんまナンセンスギャグとなっているのは、批判するチャップリンの手腕が凄いのか、批判されるアメリカ社会の歪みっぷりが凄いのか。革命により祖国を追われアメリカにやってきた某国の王様がチャップリンの役どころ、という訳だから、チャップリンの立場としてはまず、「ワタシは別に共産主義者じゃないですよ」って事ですわな。で、映画は「浮世離れした王様のトンチンカンな行動でチャップリン自ら笑いをとる」という路線に来るのではなく、それを上回るトンチンカンさに満ちたアメリカ社会を、徹底的におちょくる。もちろん、ここまで戯画化してフザケてしまうと、批判としての力はむしろ損なわれてしまうかも知れないけれど、楽しければいいじゃないの。批判のための映画じゃなく、まず笑う映画。今の目から見てどのくらい笑えるかはともかく、本作で再び、しっかり「笑い」に取り組んでくれたのが、何よりうれしいところ。「自由」の素晴らしさを声高に叫ぶのではなく、映画を自由に作ることによって自由の勝利を示してみせた、それが本作。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-08-31 12:53:29) 10.チャップリンにとっては自分を追放したアメリカに対する怒りの気持ち、やるせない気持ちを全面に出しただけでそれまでの他のチャップリン映画とは別物として考えて見るべきである。これがこの映画を見る場合の見方だと私は思ってます。要するにチャップリン映画本来の優しさがこの映画にはない。では全くの駄作かて言うとそうとも思えない。それなりに楽しめはするし、だから6点なのだけれど、何度も言うようにチャップリン映画らしい映画ではない。チャップリン映画最後の名作は誰が何と言おうとライムライトで決まりである。チャップリン映画を一本も見たことのない方にこの映画を最初に見る事を私は薦めません。何故ならこれを見て、なんだ。チャップリンて大したことないじゃん!なんて言われるのが嫌だからである。 【青観】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-11-08 22:11:05)(良:1票) 9.「王様より先に座ってはいけない」場面で不覚にも笑ってしまいました。あまりにも予定調和でベタなシーンなのに(^^;。演説する子供は良くも悪くもチャップリンの姿そのものです。 【ゆうろう】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-08-31 16:40:58) 8.以前、チャップリンリバイバルの時に「モダンタイムズ」や「街の灯」を見て感動して、チャップリンが大好きなんだと思いこんでいました。20年以上経って見ていない映画をひとつずつみていきながら、どれも面白くないなあと感じていましたが、この映画に関しては楽しめました。メッセージ色が出過ぎていない(パロディになっている)部分が良かったです。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-08-29 06:30:25) 7.そんなチャップも既にこの時68歳なのでして、画面のモノクロから頭の色はわからないんですが、きっと白いのでしょうね、まるで植木等に見えてしまうの 参ったの^^; そんなこんなで、このニューヨークの王様なのでありますが、予想通りといえば予想通りです。非常にコメディ部分は少なく淡々とした流れで進んでいってしまってますが、整形後の笑いをこらえるシーンくらいでしょうか、こちら側も笑いをこらえそうになったのは・・。 【3737】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-06-09 22:18:21) 6.全体的な感想としては以前のチャップリン映画に比べるとちょっとものたりなく思ったけど、整形後の笑いをこらえようとするシーンなど所々好きなシーンがあった。 【ボーリック】さん 7点(2004-08-24 17:34:04) 5.これはやはりチャップリン自身の姿が投影されているのでしょうねぇ。もはや放浪紳士ではなくなりましたが、これだけお爺ちゃんになっても愛嬌があるキャラクターというのは珍しいです。昔のドタバタはありませんが、落ち着いたチャップリンというのもまたほのぼのとした味わいがあって好きです。 【かんたーた】さん 8点(2004-08-18 20:19:04)(良:1票) 4.コミュニスト教師夫婦の子供で天才少年役のルパートはチャップリンの実の子供のマイケルとか、コミュニストに間違われて非米活動調査委員会に呼ばれた王様が消防ホースであたりを水浸しにするのがサイレントの「寄席見物」みたいとそこかしこにチャップリンらしさや見どころはあるものの、アメリカへの皮肉もきつい訳でもなくさほど笑えるわけでもない。言いたいことは子供に言わせてるし、、創作意欲は満々だったかもしれないが、ライムライトで燃焼しきったような68歳のチャップリンは正直言って大分パワーダウンしている。王様が整形した顔は、、やっぱりヘンです。 【キリコ】さん 6点(2004-04-02 20:52:11) 3.子供に思いをぶちまけさせるのはズルいです。独裁者でヒットラー、帝国主義をこき下ろし、本作で米国、資本主義、商業主義、反共等をこき下ろす。結局自分を受け入れない、気に入らないモノをこき下ろすという感じを受けてしまう。でも独裁者よりは断然出来が良い。 【亜流派 十五郎】さん 5点(2004-03-29 22:45:16) 2.アメリカを追放されたチャップリン。そのヒステリーから作ったような作品。それが、映画のあっちこっちに出てしまっている。ただ、その時その時の自分にこれほど正直な彼には感服する。とにかく正直だ。傑作ではないが、68歳で、全く枯れていない、このエネルギッシュさにも脱帽する。 【ひろみつ】さん 7点(2004-03-16 21:48:54) 1. チャップリンが、名作『ライムライト』 (1952) 完成後の渡欧中に、アメリカ司法局から再入国は保障せず、という事実上の国外追放の通告を受けて、そのまま住み着いたヨーロッパで撮った、最後の主演作。確かに、前作に比べてちょっぴり太めになったチャップリンは、「放浪紳士チャーリー」の頃の全盛期よりも切れこそありませんが、どの時代になっても変わらぬ、彼らしい愉しい演出を見せてくれます。僕が好きなのは、シャドフ王がホテルの浴室で、隣の浴室でシャワーを浴びながら歌を歌っている女性を覗き見ようとするシーンと、アン・ケイと一緒に出かけるナイトクラブでの、2人組コメディアンのパントマイム・ショウのシーン。どちらも、チャップリン自らがじっくり演技指導をしたに違いない、彼の動きや表情、仕草をそのまま忠実に再現したような、実に愉しいシーンに仕上がっています。また、この映画ではホテルのルームサービスや、レストランで料理を注文するシーンが、やたら多く出て来ます。チャップリンの映画では、食べ物が特に丹念に写されることが多いと思うのですが (例:『犬の生活』でのホットドッグ、『キッド』でのパンケーキ、『黄金狂時代』でのドタ靴や豆スープとコーヒー、『街の灯』でのスパゲッティ、『モダン・タイムス』でのバナナや自動給食機でのとうもろこし・スープ・ケーキ、カフェテリアでのお盆2つ山積みの料理の数々…などなど) 、この映画を観た後、僕もホテルに泊まってルームサービスを注文してみたくなりました。 【Harpo=ひろしХироши】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2004-03-16 00:02:09)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS