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【クチコミ・感想】
2.ニューヨークの人の群れと摩天楼をぐるりと移してくダイナミックなカメラワーク。
そこから一つのビルの窓にクローズアップし、ぎっしり並んだ会社の机の群れ。
そこで黙々と作業を続ける男たち。
「昼休み」の知らせと共に一斉に飛び出す人の群れ!
凄いシーンだ。
ストーリーは極ありふれた題材。
ひとりの男が家族を持ち、その家族と仕事の間で揺れながら暖かいドラマを展開していく。
実に地味な題材、それをダイナミックに描くヴィダーの手腕。
最後まで暖かい、無音の世界から音が聞こえてくる良いラストだった。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-03-23 20:50:14)
1.アメリカ映画、サイレント期の傑作と称される今作は、日常誰もに起こり得る人生の禍福をスターではない二人を起用することにより、より無色へと近づけることを狙いとした映画です。見ている観客のすぐ隣りの人かも知れない手の届きそうなドラマを切り取っていくという手法を映画に取り入れたキング・ヴィダーとゴーサインを出したタルバーグにはやはり感嘆符をつけずにはおれませんね~。ビルの外観から窓へと流れ、フロアへと吸い込まれていくカメラは、多数の机が整然と並べられたオフィスを捉え、主人公が群衆のワンオブゼムに過ぎないことを印象づけます。それは赤ちゃんが生まれた時の多数のベッドを捉えたショットに受け継がれ、累々とした歴史が刻まれていることを語ります。2階建バスの2階からサンドイッチマンを見下ろしあざ笑うシーンを伏線とした浮き沈みを際やかに描きあげるセンス、ナイアガラの滝でロケーションされたラブシーンも楽しく、ラストの劇場で主人公のアップからカットが割られるごとに大勢の観客へと引いていくカメラは、彼らがたんなる群衆であると同時に、かけがえのない人生を生きる個人の集合体が群衆であることを語っているようで、それぞれに生きる意味と希望を高らかに謳いあげた本作はやはり傑作なのであります。 【彦馬】さん 10点(2005-01-16 08:58:06)(良:1票)
マーク説明 |
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★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
2人 |
平均点数 |
9.50点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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6 | 0 | 0.00% |
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7 | 0 | 0.00% |
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8 | 0 | 0.00% |
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9 | 1 | 50.00% |
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10 | 1 | 50.00% |
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【その他点数情報】
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