みんなのシネマレビュー |
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
53.《ネタバレ》 原作は、筒井康隆が本家『日本沈没』の出版直後にパロディとして数時間で書き上げたという短編小説、それが三十年以上たって突然の映画化、まあこれは草彅剛のあの『日本沈没』に悪ノリというか便乗して撮られた企画らしい。監督はそのセンスの悪さで撮る作品がことごとく酷評されるという特殊能力を持つ河崎実、本作でもその特技を遺憾なく発揮しています(笑)。 筒井康隆のブラックな持ち味は低予算パロディには相性がよさそうなもんだけど、あまりにエピソードがつぎはぎだらけ状態なのでほとんど笑えない。稲川素子事務所バックアップの甲斐あって無名の外人タレントが大挙出演、エキストラも含めると日本人出演者より数が多かったんじゃないかと思うぐらいです。まあその中でも印象に残ったのはオスカー俳優役だった人で、なんか若き日のエドワード・バーンズみたいでカッコよかったな。でも全編に満ち溢れる外人をコケにするギャグは“どこまで本気なの?”と心配になるぐらいで、こりゃ地上波じゃ絶対に放送できないレベルですな。そして妙なところで特撮に凝ったりしていて、ほんとこの監督のセンスにはついてゆけない。最後には日本も沈没して人類滅亡となるわけですが、なぜか穏やかな夫婦生活が何度も挿入されるTVプロデューサー夫婦が、線香花火を二人で愉しむカットにはなんかホロリとさせられました。せっかく子宝を授かったのに、産まれてくる子の顔も見ないでみんなとともに滅びてしまうんですからね。でも人類がけっきょく滅亡する筒井康隆の作品なら、『霊長類南へ』を映像化して欲しいものです、監督は河崎実以外でね。 田所博士役の寺田農は樋口真嗣版の『日本沈没』でも同役でのオファーがあってどっちに出演するか迷ったそうです、迷った挙句に出たのがこっちかよ!このチョイスは理解不能です(笑)。 【S&S】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2022-07-23 22:38:20) 52.《ネタバレ》 「日本沈没」のパロディ。日本以外全部沈没して外国人の唯一の拠り所となった列島。安倍小泉首相が踊るニッポン音頭、マヌケすぎ。今は続いていない当時の若手俳優ばかりのキャスト陣。全くウケなかった、笑えなかった、おもしろうなかった。稀に見る超駄作。なんと生涯のワースト5入りを喫する。 【獅子-平常心】さん [DVD(邦画)] 4点(2021-02-14 02:45:51) 51.《ネタバレ》 原作の短編を大拡張した形だが、それにしてもあまりに間延びした印象がある。ギャグも全般的に面白くないが、一か所だけ爆笑したのは北の独裁者の「今ごろきじゅいたか」だった。諸国民の融和を説く映画だとすればここで笑うのは不謹慎だろうが、逆にいえばそんな高尚な意図はないだろうということである。 劇中では日本人の心が狭いという指摘もあったが、可住地面積が狭ければ起こることはどこの国も同じであって、国民国家が存続したままならこの映画のようになり、無政府状態なら殺し合いになるだろう。日本人夫妻が変に仲睦まじいのに比べ、主人公と外人妻の関係などは永遠に分かり合えないことの象徴のようだった。世界平和が到来したのが最後の一瞬だけというのも皮肉な話であり、結果としてなかなか心に残る物語ではあった。 なお劇中のTVに出ていた賽銭泥棒の「マーヴィン・ウェッブ」は、「ウルトラセブン」第14~15話の諜報員の役名「マービン・ウェッブ」から、もう一人の「ハロルド・コーウェイ」は戦後の東宝特撮映画によく出ていた外人俳優「ハロルド・コンウェイ」から採っており、神社のあった「北川町」も「ウルトラセブン」第8話の「狙われた街」の場所である。また主人公の自宅の壁にかかっていた絵は、「シルバー仮面」第9話のドミノ星人のデザイン画(池谷仙克氏による)である。一般の観客は無視して構わないような小細工だが、制作側としては観客に気づいてもらいたくて出したのだろうから一応付き合ってやることにした。 それから完全にどうでもいいことだが、劇中の首相は映画公開当時の首相よりも東日本大震災当時の首相に似ている。 【かっぱ堰】さん [DVD(邦画)] 4点(2015-06-29 23:28:38) 50.これは、映画にすること無理があったか。くだらなすぎ。原作はまだ読んで楽しめる。 【竜ヶ沢中段】さん [DVD(邦画)] 4点(2014-03-23 23:32:49) 49.日本沈没があまりにつまらなさそうだったからこっちを観てみたが、どうせ転ぶなら正しい転びかたをしたらよかったと思った。 「怒り新党」で実相寺監督についてやってたもんで、実相寺、はて、なんか見覚えあるぞと思ったらこの映画だった。 そうして思い出してみると、くだらない映画のなかに、ある意味ねじ曲がりつつストレートに問題提起がなされていたような気がしないでもない。だが、改めてこの映画を観ようという気にはとてもならない。おそらく、監督の想いは映画を通じて僕の深層心理辺りには届いていると思う。 しかし、監督がこの映画で良評価されることはほぼないだろう。真にすごい人は、すごさを人に悟らせないものだ。 と、ゆーわけで、もしこの映画を観るのなら、実相寺さんという変化球の名手のことを知ってからでもいいかもしれない。 が、とりあえず低評価! 頭のいい大人が頑張ってふざけてる感じ。どーせなら真っ黒に、シリアスにしてよ、と思った。 関係ないけど僕は三谷幸喜も苦手だ。撮った本人が観て笑いそうにない映画は苦手だ。 【おでんの卵】さん [DVD(邦画)] 4点(2013-05-02 02:03:15) 48.低予算映画も色々あるんですが、これは完全にマニア向け。 演技が大根であっても、小道具やセットがウンコであっても、 それ自体を楽しめる人用。それにしても「日本以外全部沈没」というタイトル の投げやり感がすごくいい。 【Fukky】さん [DVD(邦画)] 2点(2012-08-17 19:38:48) 47.一発ギャグの短編小説を100分の映画にすればこうなってしまうのも仕方がないのか。最後まで見続けるのに根性いります。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 2点(2011-03-07 15:41:23) 46.予告編がすごく面白かったので変な期待をして観賞した映画です。ある意味期待通りでしたが、予告編で止めておいたほうがよかったような気がしました。 【なこちん】さん [映画館(邦画)] 4点(2010-12-17 03:44:09) 45.《ネタバレ》 どんな映画かは想像していたが、想像以上に酷かった。この手の映画でも、以外に笑えたり、案外好きになったりしてしまう映画と言うのは時々あるのだが、そうはならなかった。全体的に安っぽいのは仕方がないとしても、中身まで中途半端で、ギャグにしても、ブラックな部分にしても、どれもこれもいまいちだった。日本以外が沈没しているのにそう言う感じが全くしないし、日本人が偉そうになってしまって…と言うのは、もし、こうなったらと言う点では面白いテーマなのに、これも中途半端で微妙。まぁ、この手の映画であまりにもシリアスになりすぎてもとは思うが、もう少しやりようがあったのではと思う。 【スワローマン】さん [DVD(邦画)] 2点(2010-05-16 22:59:27) 44.設定自体は極めていい加減で日本列島だけの資源で経済が回るはずもないのだけど、日本人のガイジン・コンプレックスを正面から捉えているパロディという解釈もなくはない。まぁ、私はあまり入って行けなかった。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2009-10-16 01:09:27) 43.《ネタバレ》 妻投稿■この映画は断じて笑わせる映画ではないです。むしろ私にいろいろ思い出させて見ている最中ものすごい寒気を感じさせたという点では、「日本沈没」以上に人間の末路を描いた警鐘じゃないかと思います。その証拠に「もう理性的である必要はない」と思った時の大統領の狂いぶりは凄いリアルです(だからネクタイが星条旗になっているのは「倒錯したリアル」を損なわせていて減点)。■知的障害の私の経験を書くと禁止されている「卑猥で気持ち悪いレビュー」になるので、敢えて世間一般の実例を出せば「スタンフォード監獄実験」というものがありますよね。自分と相手に極端な力関係(上司と部下というレベルではない)があると、歯止めが利かなくなるというあれです。作中では「私たちの社会に適応できないとどんな目にあわされても文句は言えない」と日本人が言って、メイドさんに残飯と屋根だけでいろんな事やらせるというシーンがあります。「こういう事を実際に社会に生きる自分たちがそんなことをするはずがない」と思っている人は「下らねえギャグ」と認知するだろうし、その見方は正しいと思います。でもそういう事が「成熟した社会」でありうると知ってしまった(「思いこまされた」と書こうとも思ったのですが、一応こっちの表現にします)人にとっては、このシーンはギャグとは180度離れた場面じゃないでしょうか。■「生きるという事は、命以外を全て犠牲にすること」。これはお母さんに「この言葉が正しいかどうかはわからない」という前置きと一緒に授けられた言葉です。絶対権力者の邪悪な支配欲を満足させないと泥船に乗せられる(という形の暴力を受ける)外国人は過去と重なる事もあり他人事とは思えませんが、私は少なくとも老人ホームの米兵役みたいに相手の邪悪な心に付け込んでお金をもらう生き方はしたくないです。これがこの映画から感じたメッセージです。■減点対象は上記のネクタイとラストの蝋燭の場面。藤岡弘の最期。あんな奴らの無意味な恍惚より、素敵な絵本を書いた妊婦さんやアカデミー賞俳優とキャサリンの運命が気になります。 【はち-ご=】さん [インターネット(字幕)] 8点(2009-10-09 05:53:16)(良:1票) 42.ちょっと妄想した内容を映画にしただけではないか。 これでお金取ろうというのは観る人に失礼。 世にも奇妙な物語の失敗作を、何個か継ぎ接ぎして作ればこういった作品ができるだろう。 アホらしい作品に作るのは良いが、あまりに映画を馬鹿にし過ぎている。 ここまで憤りを禁じえない作品はそうそう無いだろう。 というかあってたまるか。 【タックスマン4】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2009-04-14 15:45:54) 41.「ニッポン音頭」は、どこかの国を連想してしまった。。バカな映画を作るなら、もっと突き抜けた感じにしてもらいたい。 【山椒の実】さん [地上波(邦画)] 3点(2009-03-04 23:09:58) 40.《ネタバレ》 誰に見て欲しい映画なのかが分らなかった。外国人が嫌いな人は前半はともかく終盤は楽しめないだろうし、外国人が好きな人は登場する日本人を不快に思うだけだろうし、笑いの大部分は設定・演出が悪いので滑ってるし。 【上上下下左右左右BA】さん [ビデオ(吹替)] 3点(2009-03-03 21:20:55) 39.笑えるシーンもあるけど、テンポも悪い部分もあったりして全体を通すとあまり楽しめない お馬鹿映画なのに妙にシリアスに感じた。同じような状態が起きたらこの映画みたいな扱いになるのかなと思えたりして・・ アメリカ万歳な映画もしょっちゅうあるけども、ここまで自分の国を万歳する映画はほとんどない(笑) 【ラスウェル】さん [DVD(邦画)] 3点(2009-02-06 23:57:59) 38.日本人は偉いんだ!見てるこっちが恥ずかしい。外国人が見たら不愉快だろな 【甘口おすぎ】さん [DVD(邦画)] 3点(2008-04-09 19:49:47) 37.不条理映画になりきれていないところがちょっと残念。アメリカに虐げられている現状を払拭するかのようなブラック性は痛快だし、中国韓国が神社におまいりに行ったというセリフも本当に面白い。自分としてはそこを映画にして欲しかった。日本沈没と同じ時期ゆえに見る人も多いかもしれないが、見る人の対象を絞りきれていないがためにギャグでもなし、不条理でもない、さらに情緒的でも道徳的でもない中途半端なものになってしまっている。唐突なエンディングは、これをもって長くなる話は打ち切りといわんばかりで、時間が来たから帰るよと酒屋での馬鹿話に似ているがそれはそれでよかった。 政治経済に興味のあるテレビを見ない人がこれを見ると、子供のころの漫画を思い出して好きだろうとおもった。 草薙のリメイクよりは良かった。 シュールだなぁ。 【Jane.Y】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-03-30 08:42:40) 36.ブラックだー。 【Yoshi】さん [DVD(邦画)] 3点(2008-03-20 18:35:18) 35.愛せないダメ作品。全体的なゲスさと、山椒のようにピリリと効いたブラックさに好感を持てるものの、出演陣の演技のかつてないほどのダメダメさがキツい。原作の面白さがソコハカと薫るだけに、勿体無い。ダメダメ演技で気だるい作中において、デーブと筒井康隆の好演が可笑しかった。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 2点(2008-02-27 23:57:36) 34.おバカ映画としてこんなのもいいかも?と思える。ロシア大統領の「北方領土は日本のものに決まってるじゃないですかあ~」に笑った。 【東京ロッキー】さん [DVD(邦画)] 4点(2008-01-21 14:27:29)(笑:1票)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS