みんなのシネマレビュー

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ/完全版

ONCE UPON A TIME IN AMERICA
1984年【米】 上映時間:227分
ドラマ犯罪ものヤクザ・マフィア小説の映画化
[ワンスアポンアタイムインアメリカカンゼンバン]
新規登録(2008-10-29)【にじばぶ】さん
タイトル情報更新(2022-09-26)【イニシャルK】さん


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監督セルジオ・レオーネ
演出加藤敏(日本語吹き替え版)
キャストロバート・デ・ニーロ(男優)ヌードルス
ジェームズ・ウッズ(男優)マックス
トリート・ウィリアムズ(男優)ジミー・オドニール
バート・ヤング(男優)ジョー
ジョー・ペシ(男優)フランキー・モナルディ
ウィリアム・フォーサイス(男優)コックアイ
エリザベス・マクガヴァン(女優)デボラ
ジェニファー・コネリー(女優)デボラ(少女時代)
ダーラン・フリューゲル(女優)イヴ
チューズデイ・ウェルド(女優)キャロル
ダニー・アイエロ(男優)警察署長ヴィンセント・アイエロ
ジェームズ・ルッソ〔男優〕(男優)バグジー
リチャード・ブライト(男優)チキン・ジョー
スコット・コフィ〔1964年生〕(男優)(ノン・クレジット)
隆大介ヌードルス(日本語吹き替え版)
楠大典ジミー・オドニール(日本語吹き替え版)
秋元羊介フランキー・モナルディ(日本語吹き替え版)
岩崎ひろしファット・モー(日本語吹き替え版)
稲葉実警察署長ヴィンセント・アイエロ(日本語吹き替え版)
林真里花デボラ(日本語吹き替え版)
山下啓介(日本語吹き替え版)
斎藤志郎(日本語吹き替え版)
坪井智浩ヌードルス(少年時代)(日本語吹き替え版)
原作ハリー・グレイ
脚本レオナルド・ベンヴェヌーチ〔1923年生〕
エンリコ・メディオーリ
セルジオ・レオーネ
フランコ・アルカッリ
フランコ・フェリーニ
音楽エンニオ・モリコーネ
撮影トニーノ・デリ・コリ
製作アーノン・ミルチャン
美術カルロ・シーミ
衣装ガブリエラ・ペスクッチ
編集ザック・ステーンバーグ(ノン・クレジット)
録音エリオット・タイソン(ノンクレジット)
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ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

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24.《ネタバレ》 初見。時間があったので一気見しましたがグッタリ。監督は当初10時間を6時間にして3時間前後編を考えていたそうで。もう無茶苦茶。ダラダラ時間使っているのに、肝であるマックスの心の内が抜け落ちているのはどういうことか。 お目当てジョー・ペシが2時間近く経って登場したと思ったら1シーンのみだった・・・ってそんな殺生な・・・ モリコーネの音楽以外あっという間に忘れてしまうであろう作品でした。 The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 4点(2023-10-01 19:13:51)

23.《ネタバレ》 ~『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ 』の続き~ 冒頭のシツコイくらいに鳴り続ける電話が観ていて不快。回想で電話を取っても鳴り続ける電話。あれきっとアヘンの抜けたヌードルスの頭の中では、あの音がずーーっと鳴り続けているのかもしれない。 ヌードルスにとって仲間を裏切った象徴が電話。街を出て35年間悩まされ続けたのか、それとも時は止まっていたのか。ただ、ヌードルスは掛けた側だから、受話音はしないんだけど…逆。 一人で暗い部屋に鍵をかけて電話を掛けたあと、マックスが入るなり受話器の向きを直す。警察の情報が入る前、マックスはこの時既にヌードルスのタレコミに気がついていたんだろう。電話のことを軽くでも聞かない辺り、マックスの決意も固まったのかと。 しかし、タレコミを提案したキャロルにも知られず、同じ街でベイリー長官として有力者になって、ファット・モーの妹を愛人として囲って35年。よくバレなかったものだ。この辺も謎。 ゴミ収集車。ヌードルスの見ている前で、たまたま止まっていたゴミ収集車に飛び込むってのは意味不明。その後禁酒法時代のレトロなパーティ集団が来るところから、ヌードルスの幻想なんだろうなぁ、あの場面は。 思えばヌードルスは、ドミニクが死んでから10年近く刑務所に入っていた。出所して禁酒法時代に仲間と悪さをして、アヘンに逃げる。 フランス料理のイロハを知っていたデボラ。自分の知らない間に時は流れてみんな成長していく。デボラをレイプしたのも、ヌードルスの稚拙な悔しさだったのかもしれない。ペギーのケーキを我慢できずに食べてしまったパッツィのように。やってしまってからの後悔。そして仲間を裏切った思いを抱えたまま、35年街を離れる。 最後にアヘンを吸うヌードルスは、青年期のいつの頃の彼だろう。思い出すのはきっと、ドミニクが生きていた頃、マックスという自分と似た親友が出来て、何をしても楽しかった時代。 K&Kさん [DVD(字幕)] 8点(2022-10-12 09:54:52)

22.レオーネ的時間感覚がもたらす荘厳な映像空間は、これを観ることである一つの人生を追体験することを可能にする。そしてそれは、確実に絶望的な程に苦かった筈なのに、それでもどこまでも、ただひたすらに甘い郷愁であった。誰の人生においても、いずれ時が何もかもを融かすのだろうか。人生は所詮、夢まぼろしか。確かにこれは、人生が終わるときに観るべき映画だ。 Yuki2Invyさん [インターネット(字幕)] 10点(2019-12-31 01:52:45)

21.《ネタバレ》 3つの時代を行ったり来たりする構成に困惑するかと思いきや、自分はそこは全く気にならなかった いまや何回も見てるのでジャンプするタイミングはすっかり把握できている 別に難解だから繰り返し観ているわけではない、観たくなってしまうのだ。面白いし、味わい深い映画なのだ ワンス・アポン・ア・タイムと銘打っているわけだから、時代がジャンプするのはむしろ普通のことか、と思うよね いくつかある謎は相も変わらず謎のままだし、観続けていればそれらを解明できるとも思っていない。 受け止め方によってどうとでもなる映画は、真相を一つに絞ることなどできないし、また絞る必要もないと考える 解釈次第でどうとでもなる映画を、自分の推す答えを見つけて、そこになんとしても落ち着かせてやる、みたいな無粋なこともしたくない だから、正直深く考えない。ごみ収集車にマックスが飛び込んだ??無理がある。画がないじゃん。叫び声もないし。マックスの肉片も見えない ネットでそれについて考察してるのを目にしたことがあるけれど、自分それはもういいや。 あの手前、ヌードルスがマックスと別れたところで基本物語は終わってるんだ。でもそこまで気になっちゃうほど作品を愛している人もいるんだね ヌードルスという男、未来よりも過去を大切にする性格のようで、どうでもいいことは忘れるっぽいけれど、過去とおぼしき手合から招待状が来ようものなら いてもたってもいられなくなってしまうらしい。なかなか主役にしては後ろ向きでそこだけは好感が持てる。どうしようもない犯罪者だけどね アヘン窟で笑って終わるのは、少年時代の楽しかった夢でも見てるんだろうなぁ位で、謎と呼ぶ程引っかからな過ぎるかな 登場する男が、下品で酷いやつばかりだ。というか監督がそういう人なんだろうなぁ。 それなのに、雰囲気は懐かしさに満ち溢れてて良いんだから。セルジオ・レオーネさすがやね 終始流れているゆったりとした音楽にホ~ッとなっている うまシネマさん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2019-10-07 02:37:55)

20.《ネタバレ》 長い作品は苦手だが、これは苦痛ではなかった。 最後のゴミトラックに、マックスは入ったのか否か・・・はっきりさせないのもアリかな。 幼少のデボラの凛とした顔つきが良かった。 あと、どうでもよいが、ヌードルス、ヌードルス、って、連呼されるとヌードルを食べたくなる・・・ チェブ大王さん [地上波(字幕)] 7点(2019-01-01 19:04:46)

19.《ネタバレ》 とても長いですがモリコーネの音楽も最高で、人生の甘さと苦さに溢れた素晴らしい作品だと思います。 ラストの解釈などに色々あるようですが、最後に残るのは楽しかった頃の記憶ってことではないかと思いました。 クリプトポネさん [DVD(字幕)] 10点(2018-01-07 13:46:14)

18.2017.11/16 3回目? BS鑑賞。2006年10月以来の鑑賞。今までは完全版でなかったのかなあ? エンニオ・モリコーネの音楽もその時代をさりげなく取り入れ良かった。 歳を取ったせいか何度も観てるのに同じ疑問が・・・。 ご自由さんさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-11-19 15:10:21)

17.《ネタバレ》 導入部分で、ちょっとだけ時系列をいじることで、突如醸し出される壮大さ。魔術を見ているようです。その後も、4時間近くあるのに、無駄なシーンや台詞もなければ、無理矢理エピソードを入れて盛り上げ(ようとす)ることもない。一方で、これでもかというくらいのエキストラが象徴する、一つ一つのシーンへの気合の入れ方。きちんと別世界に連れて行ってくれるという点で、貴重な作品です。なお、個別のシーンで強烈だったのは、デボラとの路上の初会話のところで、群衆に埋もれると思っていた(というか埋もれていた)ヌードルスとデボラに、いつの間にかフォーカスが当てられている手品のようなくだり。それと、デボラとの楽屋での再会シーンで、メイクを落としながら話をさせるという豪腕の演出。●難点は、後で絶対何かあるだろうと思っていたジョー・ペシが、何もなかったこと。病院で一瞬登場するのは何だったんだろう? Oliasさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-10-01 02:40:31)

16.「午前10時の映画祭」で鑑賞。 ここでの上映時間は227分となっているが今回上映されたのは261分もあるものだった。(最初に説明で、失われたフィルムを修復し、よりレオーネ監督が思い描いていた完全版になっているとの事だった)よって勝手にこれを“真・完全版“と命名。 さて、約4時間半である。眠くなるかなと心配したが全くそのような心配はないほど集中しきって観ることが出来た。 内容は勿論名作。 でかいビルの間から橋が見える有名なショットとか(←もっと上手い表現は出来ないものか…)大きなスクリーンで観ると迫力が違う。またこれまで観たことのなかったシーンによって、より深く作品世界に誘われたので観て良かった。 それでも10点付けないのは、まだまだ自分自身が若輩者であるので、人生を総括する旅に出たヌードルスの全てを理解出来たかというと怪しいので今のところは9点にしておきたい。年取ってから観たらまた感想が変わるのかもしれない。 ヴレアさん [映画館(字幕)] 9点(2016-12-14 04:57:41)(良:1票)

15.大好きな作品。初めは映画館でタイムリーに鑑賞。その後VHSレンタル、DVD購入と 何度も、完全版でない方も含め鑑賞。ともかく、美しい音楽、そして圧倒的に印象的な映像と、映画にとって脚本と同じくらいこれらが重要であることを教えてくれる。内容としては少年時代が最高だが、全体を通して長時間にもかかわらず、ラスト近くにはもっと見ていたいと思う。 竜ヶ沢中段さん [映画館(字幕)] 9点(2015-01-11 23:43:49)

14.《ネタバレ》 「ウエスタン」、「夕陽のギャングたち」から続く「ワンス・アポン・ア・タイム」三部作の終局。 個人的には「続・夕陽のガンマン」がレオーネの最高傑作だと思っているが、俺の一番好きなレオーネの映画はコレ。 ドラマ、アクション、緊張、緩急、密度、そして漢と女たち。その集大成とも言える傑作だ。 「ゴッドファーザー」が殺しの依頼から始まるのに対し、この映画はいきなり“滅び”のシーンから始まる。 人気の無い暗い部屋、女が一人部屋に入ってくる。女が明かりを付けると、ベッドには人の形を象った弾痕の跡が。その瞬間、男の写真立てを割る拳銃を持った男たち。男たちが写真の男の行方を尋ね・・・というファースト・シーン。 冒頭からショッキングな場面が続く。一連の殺し合いが終わると、映画は過去へ遡り、そして“現代”と行き来をはじめる。 クローズ・アップのくどさに辟易するが、そんな事は壊れた壁の隙間から過去に飛ぶシーンの素晴らしさが忘れさせてくれる。 現在のシーンは昔を尋ねる場面だけで退屈なものになるのかと思っていると、あの壁穴から一気に過去へのジャンプしたもんだから驚きだ。 もう退屈と感じるシーンは微塵も無い。美しさと強烈さを秘めた映像が見る者の心を最後まで掴んで離さない。 ヌードルスたちがギャングに成長するまでの青春の日々が一番好きなんだよなあ。 大人になりかけの子供と言いますか。 レオーネ特有の長回しも皆無に近いのが逆に好印象。 ヌードルスたちが成長して殺しの限りを尽くすシーンも好きだ。密告、裏切、下剋上。 綿の機械?工場での追走劇はカール・テオドア・ドライヤーの「吸血鬼(ヴァンパイア)」を何故か思い出した。吸血鬼は工場のおがくずの中で息絶える。 車上で“暴走”するヌードルスの愛。あえて合成の車外映像が、ヌードルスの愛がデボラの心ではなく肉欲、“偽”の愛情である事を暗示する。 何いかにも哀しげな音楽で誤魔化そうとしてんだよ。無言の「別れ」が終わりを物語る。 それとも、ヌードルスはデボラを巻き込まないためにあえて彼女の心が離れるような事をしたのだろうか。 禁酒法の終わりはヌードルスたちの友情の終わりも告げる。 コーヒーカップをかき回すシーンの異様な緊迫、一世一代の“大博打”、明かされる真実、ゴミ清掃車という名の霊柩車。ラストのヌードルスの哀しき笑みは忘れられない。 すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-10-09 21:51:30)(良:1票)

13.《ネタバレ》 アメリカの禁酒法時に稼いだ悪ガキ達の人生を少年期、青年期、老年期と分けて描き、時間が飛ぶので分かりずらい場面もありますが、ゴットファーザーに並ぶ名作です。デニーロの最後のニカッとした笑いどう思うでしょう。それにして少年期の子役がそっくりで驚きました。レオーネ監督、モリコーネ音楽作品にはずれなし。4時間弱引き込まれます。 zekeさん [DVD(字幕)] 10点(2014-08-21 22:46:20)

12.《ネタバレ》 あんまり筋書きを覚えてない、ただとても雰囲気の良い作品。 デニーロさんかっこいいですもんね。 強く印象に残る最後の微笑・・・いろんな意味にとれますね。 たかしろさん [DVD(字幕)] 7点(2014-04-11 10:17:59)

11.素晴らしい pillowsさん [DVD(字幕)] 10点(2014-03-29 14:22:59)

10.《ネタバレ》 4時間近くの長さにもかかわらず画が素晴らしい。 特に若き時代には絵画であるかのように綺麗なシーンが散りばめられていました。 少女時代のデボラの初登場のカットでは、その透明感にヌードルスばりにドキリとさせられたほどです。 これほどの大作の場面一つ一つをゆったりとノンストップで堪能するには、平日ではとてもできません。 この作品を正月休みに選択したのは大正解でした。 個人的に本作のような時間軸を行ったり来たりする作品は好きなため、飽きずにみれたのも良かったです。 また、清掃車からの流れで思わせぶりに締めるあたりも心憎い。 作中、デ・ニーロが存在感を見せつつも、どこか大人しいキャラクターで終わりそうだっただけにラストの「笑み」がより印象に残りました。 今のところ、あの笑みは「やったぜ、えへへ♪」と解釈しています。やはりいい映画には毒のスパイスが欲しいので…  それにしても何度も噛みしめたい作品ではありますが、次見るのは来年の正月になってしまいそうな気がします。 午の若丸さん [DVD(字幕)] 9点(2014-01-03 11:05:10)

9.なんて素晴らしいんでしょう!もう10点以外考えられません!レオーネ監督作品の中では、ウエスタンが断トツに好きで、もうこれ以上の作品はないだろうと思っていましたがそれを超えてきましたね。回想と現実を行き来する構成は、惚れ惚れするほど上手いですし、何より4時間近い尺があるのに一切無駄がないのには驚かされます。全編に渡り名場面のオンパレードで、どの場面を切り取っても絵画のような美しさがあります。特にヌードルスが、トイレからのぞき見するダンスシーンはジェニファー・コネリーの美しさと挿入曲の素晴らしさが相まって、映画史に残る名場面であると思います。よくゴッドファーザーと比べられるようですが、なんら遜色のないクオリティを持っていると断言できます。ラストも色々な解釈があり余韻に浸れる本作、最高でした! キリンさん [DVD(字幕)] 10点(2013-01-23 22:53:35)

8.《ネタバレ》 ギャング映画の中では『ゴッドファーザー』の次に好き。 4時間近い長尺なのに、最後まで引き付けられる。 ヌードルスの青年~老年期を演じたデニーロはさすが。 それに比べて、デボラ役のエリザベス・マクガヴァンは見劣りする。 少女時代を演じたジェニファー・コネリーは、イメージぴったりだったのに。 音楽もいい。優雅な「アマポーラ」とエンニオ・モリコーネの切ない調べが胸に響く。 音楽も相まって若き日々へのノスタルジーを誘う。 ゴミ清掃車のくだりが、こねくりすぎてわかりにくい。 もっとすんなり落とすような話にしてほしかった。 ヌードルスが阿片でトリップして笑うラストシーンが印象的。 こちらも捻ってはいるが、まだ腑に落ちる。 つらすぎる現実から目を背けて、楽しかった頃に逃避しなければいけないほど、ボロボロになった姿が浮かび上がる。 ヌードルスはいい時代の思い出だけを拠りどころに、なんとか正気を保ってきた。 だから、マックスの告白した真実を今さら認める必要はなく、撃たなかったのだろう。 ヌードルスにとって、マックスはベイリー長官ではなく、あの銃撃戦で死んだ親友なのだ。 このとき流れる「イエスタディ」が、良き時代への郷愁を表している。 惜しいのは、マックスが仲間を裏切る動機が、いまひとつ説得力をもたないことか。 いくつか伏線は張ってはいるけど、それでもまだすっきりとはしない。 『ゴッドファーザー』との比較でいうなら、『ゴッドファーザー』のほうがわかりやすい。 描き方が素直なので、解釈が分かれる部分もない。 その点、本作は変にこねすぎた嫌いがあって、すぐには理解しづらい箇所がある。 また、時系列が少年期、青年期、現在と行きかうので、少し混乱する。 ただ、見直すと、初見では気づかなかったセリフや表情を確認できる。 冒頭で、ヌードルスがファットモーの店に戻ってきた場面。 「時計の鍵を返しに来た」 あの時に止まっていた時間が、再び動き出す。 そこからラストに至るまで、無駄なシーンがなく、いたるところに伏線が張られているのに気づく。 ところが、最初の劇場公開では、監督の意向に反して、製作サイドの都合で無残にハサミを入れられたとか。 計算されつくしているのに、それでうまくつながるわけがない。 監督は不本意な編集を不服とし、後に自らの手で完全版を出した。 作り手としての意地と執念が結実したことに拍手。 飛鳥さん [DVD(字幕)] 9点(2012-12-12 20:19:48)

7.《ネタバレ》 上映時間229分、ギャングの濃厚な一大叙事詩。少年・青年・老年期と時代を行き来しながら人生を振り返る時間構成が見事。彼らと一緒に長い人生を旅した気分にさせられました。親友の最期はゴミと共に、無残。表情で心情を語るデニーロの好演、哀愁を醸す主題曲が流れるエンドロールで見せる笑みは全てをアヘンの夢へと葬るのでしょうか。 獅子-平常心さん [DVD(字幕)] 7点(2012-10-22 00:25:28)

6.《ネタバレ》 ひたすら長い。エロシーンとか必要?謎なのはラスト。ゴミ清掃車は何を意味するの? とまさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-08-14 18:15:17)

5.正確に見比べたわけではないが、完全版のほうがより厚みが増したように感じる。長さのせいだけだろうか? やはりこの手の時間軸が交差している映画は二回以上観た方が味わいが出る。一度目はストーリーの華麗さ、重厚さ、不可思議さに魅了され、二度目は何気ない一つ一つのショットの美しさに息を呑む。ほかにも、ユダヤ系移民であること、デボラがフレンチに慣れていたことなど、一度では気付かなかったファクターに目をやるべきである。そしてこの映画の全体像について、あれやこれや思索を広げなければならない。この映画はそれをやるだけの価値がある。 Balrogさん [DVD(字幕)] 8点(2011-11-22 00:26:19)

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【点数情報】

Review人数 24人
平均点数 8.04点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
414.17% line
528.33% line
600.00% line
7625.00% line
8312.50% line
9729.17% line
10520.83% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.50点 Review2人
2 ストーリー評価 8.75点 Review4人
3 鑑賞後の後味 9.25点 Review4人
4 音楽評価 9.25点 Review4人
5 感泣評価 9.00点 Review3人

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