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パットン大戦車軍団

Patton
1970年【米】 上映時間:172分
ドラマ戦争もの伝記もの
[パットンダイセンシャグンダン]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2018-03-25)【イニシャルK】さん
公開開始日(1970-06-27)


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監督フランクリン・J・シャフナー
キャストジョージ・C・スコット(男優)ジョージ・S・パットン大将
カール・マルデン(男優)オマー・N・ブラッドリー大将
スティーヴン・ヤング(男優)チェスター・B・ハンセン大尉
キャリー・ロフティン(男優)ブラッドリー大将の運転手
マイケル・ベイツ(男優)モントゴメリー将軍
カール・ミヒャエル・フォーグラー(男優)ロンメル元帥
エド・ビンス(男優)ウォルター・ベデル・スミス少将
ジャック・グウィリム(男優)アレキサンダー将軍
ダグラス・ウィルマー(男優)ド・グィンガンド将軍
大木民夫ジョージ・S・パットン大将(日本語吹き替え版【1976年日本テレビ】)
島宇志夫オマー・N・ブラッドリー大将(日本語吹き替え版【1976年日本テレビ】)
村松康雄(日本語吹き替え版【1976年日本テレビ】)
西田昭市(日本語吹き替え版【1976年日本テレビ】)
宮内幸平(日本語吹き替え版【1976年日本テレビ】)
伊武雅之(日本語吹き替え版【1976年日本テレビ】)
池田勝(日本語吹き替え版【1976年日本テレビ】)
屋良有作(日本語吹き替え版【1976年日本テレビ】)
亀井三郎(日本語吹き替え版【1976年日本テレビ】)
塩沢兼人(日本語吹き替え版【1976年日本テレビ】)
田中康郎(日本語吹き替え版【1976年日本テレビ】)
小関一(日本語吹き替え版【1976年日本テレビ】)
石森達幸(日本語吹き替え版【1976年日本テレビ】)
斎藤昌(日本語吹き替え版【1976年日本テレビ】)
宮川洋一(日本語吹き替え版【1976年日本テレビ】)
大平透ジョージ・S・パットン大将(日本語吹き替え版【LD】)
内田稔オマー・N・ブラッドリー大将(日本語吹き替え版【LD】)
仁内達之(日本語吹き替え版【LD】)
今西正男(日本語吹き替え版【LD】)
納谷悟朗(日本語吹き替え版【LD】)
緑川稔(日本語吹き替え版【LD】)
徳丸完(日本語吹き替え版【LD】)
矢田耕司(日本語吹き替え版【LD】)
織本順吉ジョージ・S・パットン大将(日本語吹き替え版【1974年日本テレビ】)
永井智雄オマー・N・ブラッドリー大将(日本語吹き替え版【1974年日本テレビ】)
藤本譲(日本語吹き替え版【1974年日本テレビ】)
児玉謙次(日本語吹き替え版【1974年日本テレビ】)
原作エドマンド・H・ノース(ストーリー原案)
フランシス・フォード・コッポラ(ストーリー原案)
脚本フランシス・フォード・コッポラ
エドマンド・H・ノース
音楽ジェリー・ゴールドスミス
編曲アーサー・モートン〔編曲〕
撮影フレッド・J・コーネカンプ
製作20世紀フォックス
配給20世紀フォックス
特撮L・B・アボット(特殊効果)
アート・クルックシャンク
アレックス・ウェルドン(視覚効果)
美術ウーリー・マクレアリー
ジル・パロンド
編集ヒュー・S・ファウラー
録音ダグラス・O・ウィリアムス
セオドア・ソダーバーグ
マレー・スピヴァック
ジェームズ・P・コーカラン(音響監督)
あらすじ
砂嵐の舞う砂漠にサイレンの音が鳴り響く。アフリカで惨敗したアメリカ軍を立て直すために、ひとりの男がやってきた。彼の名はジョージ・S・パットン。共産主義と弱虫が嫌いで、目的を達成するためにはがむしゃらに突進する猛者である。彼は、負け犬集団だったアメリカ軍を鍛え直し、ついにはロンメル軍団を打ち破る。猛暑のシチリアからフランスへと戦いは続くが、1944年12月、ドイツ軍最後の運命を賭けたバルジ大作戦が始まり、孤立した味方の救出命令が彼に下る。果たして間に合うのか・・・。雪の中の大移動が今始まる!

オオカミ】さん(2003-11-17)
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【クチコミ・感想】

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64.《ネタバレ》 3時間弱の戦争大作映画。戦争大好きおっさんが主人公。主人公役は熱演だと思うのですが、いかんせんストーリーが単調で起伏がなくて、どうしても退屈になってきます。戦争のドンパチも当時の映像としては凄いのでしょうが、計算された構図で、どこか切迫感に欠ける気がします。このおっさんも威勢がいい割に、戦場で活躍してるイメージが薄いんですよね。映像が断片的で、戦いの流れが掴めず、勝った負けたもよくわからないまま話が進んでいくからでしょうか。 camusonさん [DVD(字幕)] 5点(2023-04-12 17:50:24)

63.好き勝手に自由にモノが言いたいが、誰からも批判される事なく認められたい、そして組織の指揮官として活躍したい。これらの欲求を全て満たすには独裁国家のTOPに立たなければならない。ヒトラーのように。しかしながら、主人公は中間管理職でしかないし、「一応」自由と民主主義の国のアメリカ国民なので不当な言動は周囲やマスコミから叩かれる。とはいえ、戦争や軍隊と人権とは相性が悪いというかそもそも両立するのかという疑問もあり、本音とタテマエも見え隠れする。勝負には強いパワハラ指導者が身内である選手やその父兄からは人気があるのも類似系であろう。 ただし、上司部下が逆転したり主人公が次々と閑職に追いやられる過程は軍隊と言えどもというか、軍隊だからこそ「協調性」が要求される故だろう。結局こういう我が道を行くタイプは個人として自由に生きる分にはいいが、組織では出世しないという現実を突きつけられる。 東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-09-06 11:03:56)

62.《ネタバレ》 「猿の惑星」のフランクリン・J・シャフナーが監督、「ゴッドファーザー」のフランシス・フォード・コッポラが脚本、さらにアカデミー賞作品賞でタイトルに「大戦車軍団 」となるとさぞかし派手なアクション大作映画なのだろうと思って一番最初は見たので意外と地味というか、イマイチ物足りなくて、長いし退屈に感じ肩透かし食らいました。 今回久しぶりに見てみましたが、見たことあるはずなのに全く覚えておりませんでした。たぶん、20歳頃に見た時は戦闘シーン以外興味ないというか、まだ若く頭が弱かったのでストーリーをまともに見る忍耐力がなかったのでしょう(笑) 約15年近く振りに見ましたが、冒頭から勲章まみれで演説するシーンには引き込まれました。その後も派手なアクションの戦争映画ではなく、このパットン将軍の物語として進行して行きます。今なら問題になるパワハラクソジジイですが、当時でも問題になってしまっているのはある意味流石です(笑)でも道理は分かるとうか、筋は通ってるというか、とにかくベストではなかったのかも知れませんが、かと言って間違ってるというわけではなく、嫌いではありません。あっ一緒に仕事はしたくないです笑) この映画もパワハラクソジジイも別に特別好きというわけではありませんが、嫌いではありません。割かし好きです。僕も年を取ったというか、中途半端ですが、忍耐力が着いて若くはなかったということでしょう。もちろん、良い意味でと自負しております(笑) 映画の夢さん [DVD(字幕)] 7点(2019-06-24 21:08:00)(良:1票)

61.《ネタバレ》 「あんたは自分の意地で多くの将兵を危険にさらしている。本当の勇気があるのならやめたまえ。そうでないと一般の兵士が気の毒だ。彼らはあんたの夢とは関係ない。彼らは今も最前線で毎日死と直面してるんだ。あんたと私は一点で違う。私は任務だから戦うが、あんたが戦うのは好きだからだ。」ブラッドリーのパットンへの直言が私の感じた事をズバリ言い表しています。お目当てカール・マルデンは期待通りであっても期待を超える事はありませんでした。ノーマークのジョージ・C・スコットが演じるパットンの喜怒哀楽ぶりは実に見応えあるもので他の出演作も要チェック。 ドイツ軍人はドイツ語だったのに好感。ロンメル役のカール・ミヒャエル・フォーグラーは観た事あると思ったら「ブルーマックス」のハイデマン隊長で大出世しています♪ The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 7点(2018-08-30 01:41:35)

60.《ネタバレ》 主人公は戦車の残骸や多くの戦死者が野ざらしになっている戦場跡を見て「これが好きだ」と言いました。そのひと言で、普通の人とは違う感覚を持った人物だと分かります。自国の利益のために戦うと云うより、目の前の戦闘での勝利だけに興味があったようです。味方が死ぬことよりも、敵を殺すことに意識が向いていました。そんな「戦場でしか生を全う出来ない人物」の伝記として、とても良く出来ていたと思います。前線から離れた場所にいる者からは頼りになる将軍でしょう。でも、その人の配下で戦えるかと問われると尻込みしそうですけどね。 「失言」がもうひとつのテーマになっていました。思ったことを全て口にする。それが災いになり不遇へ落ちる。私は同情しましたよ。確かに「失言」なんだけど、本人の思惑から離れたところで言葉が独り歩きしている部分もあったと思います。 余談。官僚の失言がマスコミを賑わす昨今。パットンさんじゃないけど「失言」のほとんどはメディアの紙面や放送枠を埋めるためだけの揚げ足取りだと思っております。いや、確かに正真正銘の失言もたまにはありますけど、野党は政策論で戦うことを放棄しているとしか思えません。 アンドレ・タカシさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-04-24 02:52:28)(良:1票)

59.確かに興味深い主人公だけど中味はとっても退屈。これだけユニークな人物なら映画の出来ももう少し何とかなったんじゃないの? ProPaceさん [CS・衛星(吹替)] 5点(2016-08-15 13:45:32)

58.《ネタバレ》 ○他のレビュワーも突っ込まれているようにタイトルでかなり誤解を受けるのではないか。確かに想像していたのとは違った。○冒頭の星条旗バックの大演説からパットンのキャラは十分に描かれていたものの、指導者として、軍人としてどれだけ有能だったのかがエピソードの数珠つなぎではあまり感じ取れない。また、不祥事からの謝罪と弁明には現代の政治家と通ずるところがありなかなか印象的な場面であった。○ジョージ・C・スコットの好演は印象的であった。 TOSHIさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-10-13 21:39:59)

57.《ネタバレ》  思っていたよりも地味な映画だった。邦題からしたら、もっと大量の戦車が一面に展開されて、ドンパチ砲撃戦が繰り広げられるなんて、思ってた。でもこの映画は、パットン将軍の部分的な伝記映画の側面が強い。  伝記映画で主眼が主人公そのものだから、戦争の成り行きなどかなり駆け足だったり、飛んでいたりもするが、そのへんは公開当時は常識的な「現代史」だったのだろうなあ。今の日本人が見るには、第二次大戦のヨーロッパ戦史を、ちょっとだけ予習しておくといいかもしれない。  平時の30年はそれなりに記憶の彼方ではあるが、世界を廃墟にした戦争の記憶の前には30年などつい最近の事のはず。その生々しい残虐さの描写が本作では殆ど拭い去られている事に、若干の違和感を感じる。  ただ、映画としては、祖父が南北戦争の功労者で自身も戦争のために生きているような人物の、「闘う男」の一本気な生き方にある種の清々しさを感じさせて好感が持てる。それは、そのまま嘗ての強いアメリカの良さだったのかもしれないが、もし、彼が今の時代(ナチスという絶対悪と認識されていたものがない時代)に生きていたらどうなっていただろう?などと思うのは余計なお世話か。  ところで、日本の(モデル)ガンマニア的には、GSPの連なった刻印入りグリップの2挺のリボルバーがカッコイイのだが、胸に自動拳銃忍ばせてたんかと、ちょっとガッカリ。 Tolbieさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-09-26 13:56:29)

56.《ネタバレ》 ドンパチ系戦争映画だと誤解してしまうひどい邦題なんですが、戦争映画としてみるとアメリカの戦車にドイツ軍のマークだけ描くという安直さに代表されるように完全な落第点。では普通に映画としてみるとどうか…というと、まるでゲームのようにエピソードが羅列されるだけの構成は、あまり関心したもんじゃなく結局どう評価してもたいしたことない映画だと思うんですが…なぜアカデミー賞を6つも取ったのか不思議です。 劇中に描かれる兵士殴打事件がまるで現代の教師の体罰事件のようで今の日本で観るとタイムリー。 平和な日本の学校で問題になるのはわかりますが、戦争中の軍隊で上官が部下を殴打しただけでこんな事件になるとは…かなーり意外感のあるエピソードですが、これもキャラが立ちすぎてる戦争馬鹿パットンだからこそ叩かれたんでしょうね。 あばれて万歳さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-11-12 16:21:58)

55.《ネタバレ》 鉄血将軍パットンの伝記映画だが、奥底には「人間は何故戦争するのか」という命題を含んでいると思う。新兵への演説で、 「米国民は常に戦いを求めている。お前たちが子供の頃あこがれたのはビー玉や徒競走の優勝者、野球の名選手、タフなボクサーだ。米国民は勝者が好きだ」と断言する。「死ぬほど戦場が好きだ。外に生き甲斐が無い」と言い切る男、「永遠に戦いに生きる男」とも 偉大なる時代遅れ」とも称される男、このような人間がどうして生まれたのか。それは時代が必要としたからだろう。平時ではものの役に立たない人物が、乱世や争乱になると人間ばなれした活躍を見せ、英雄になる場合がある。日本では、幕末の高杉晋作がよい例だ。戦争がいつから始まったか不明だが、紀元前25世紀の頃には記録がある。それ以前の戦争がない時代であも、動物を狩るということに快楽を覚えることがあっただろう。農業が始まると、富の蓄積が起こり、略奪行為が発生する。すると今度は防衛のための備えが重要になる。隣の村や部族同士で軍事力が増し、緊張が高まると、偶発的な事故や突発的な争いで戦争が勃発するようになる。生き残るためには常に戦争に備え、戦争に勝たなければならない。このような事情から、人類には闘争というDNAが沁み込んでいったのだろう。別言すれば、闘争というDNAを持たない人種、部族は滅亡する運命を辿ったのかもしれない。さて怪物的な闘争本能の持ち主であるパットンは良い時宜を得て、良い戦争に巡り合った。味方の兵にさえ人権を認めない彼は敵に対して容赦などしない。敵、味方関係なく、次々と屍の山を築いていく。勝つためには勇気と犠牲が必要だが、「愚将は敵より恐い」という諺があるようにその匙加減が難しい。彼は運よく勝利し、英雄となる。しかし勝利しても、「次はナチスと組んでソ連を叩く」と嘯く。戦うことが総てである彼にとっては当然の所見だ。ローマの英雄が現代に出現したかのような生き様を見せる彼は時代を映す鏡だ。国民を鼓舞し激励する指導者であり、戦争の英雄であり、血に飢えた愚将であり、弱い人間の見本のようにも映る。戦争と人間について考えさせられた映画だ。批判や英雄視を廃し、パットンを客観的に見据え続ける視座がよい。アフリカでの戦闘場面は迫力があった。  よしのぶさん [DVD(字幕)] 8点(2012-12-17 22:25:23)(良:1票)

54.パットン大将のことはもちろん詳しく知らないが、この映画を観たらこういう人がいたんだと洗脳されること間違いなしの力作(実際映画の通りの人物であったと思うが)。余談ながらO支店長を思い出しました。 すたーちゃいるどさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-10-01 23:29:51)

53.《ネタバレ》 この映画はパットンという軍人の面白さに尽きるわね。 豪胆でカリスマ性があって、でも欠点も人間臭さもタップリっていう。 兵士殴打事件で好感度は一旦ずいぶん下がっちゃうけど、再び戦地に戻ると兵士たちにはやっぱり人気だし、彼の有言実行っぷりは確かに敵兵ドイツからも一目置かれるだけはあるわよね。 ただ…三度のメシより戦争が好き!!みたいなこういう人は、いくら人間的魅力に溢れてても結局大迷惑なんだけどさ。 …なんかわかんないけど惹かれちゃう!みたいなこういうタイプの人って実は演じるのがほんとに難しいと思うんだけど、その点ジョージ・C・スコットは完璧! 戦争モノが苦手なアタシにとっちゃ無駄に長くて残酷な戦場のシーンとか、コマ切れでよくわかんないエピソードとかも、彼の真に迫った演技のおかげであんまり気にならなかったもの。 梅桃さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-08-23 14:44:23)

52.あれ、今まで何度か観たヤツでは、冒頭の演説シーンがラストにもあったと思ったけど(ただし冒頭よりもやや口調が柔らかい)、今回観たヤツではパットンがどこか遠くへと立ち去って終わっちゃった。ちょっとカッコつけ過ぎじゃあないですかね。この映画、頭悪そうな邦題がついていますけど(笑)、戦争映画というより伝記映画。ドイツとの戦争が終結してなお、映画が続き、むしろその後日談においてパットンの本領発揮みたいなところがあるのが面白い(何だか今回観たヤツは、“戦後”の部分が物足りなく感じちゃう)。このユニークな脚本を書いた人ってのが、映画監督のコッポラって人らしい、と言う訳で、私は子供の頃、コッポラってのは何だかとってもエライ万能人であるかのように思ってました。今ではどっちかというと、本作の脚本がとりわけ優れている訳ではないような気もしてますが。エピソードの羅列になっちゃってる感じ(そこがコッポラらしいのかも?)。敵の爆撃機に拳銃で応戦しようとするとか、アフリカで自分の前世を暗示する場面とか、兵士殴打事件とか、色々エピソードを盛り込む割にはそれが単発で、彼の変人ぶりを描くことに関してはやや未消化な感じも。一方で、戦闘シーンのスペクタクルばかりに頼ることなく、パットンの足跡を追うことに専念しつつ(「歓迎パレード」のシーンであったり、背景を変えながらひたすら続く「行軍」のシーンであったり)、その中で、パットンの変わっていく面と変わらない面を描いて行くのは、やっぱり上手いと思います。最初の方では「こんな頑固親父、皆に嫌われて、生きてて楽しいのかね」と思われるパットンが、だんだん愛すべきキャラに思えてくる。ジョージ・C・スコットの一直線ぶりがいい(そして脇にひかえるカール・マルデンのデカ鼻もいい)。パットンが、行軍の邪魔になるロバだかラバだかを容赦なく射殺する前半と、活き活きとした表情で楽しそうに行軍の交通整理をする後半。うーむ。何だか星野監督の中日時代と阪神時代みたいではないですか(……この喩えはイマイチでしたね、すみません)。歴戦の中で角がとれて丸くなったようなパットンだけど、反骨精神は最後まで貫いて見せる。あのペットの犬もイイですね、どこからあんな犬見つけてきたんですかね。「魅力ある主人公」映画部門、第1位に推薦いたします。 鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-04-15 08:23:53)

51.これはもう、パットン将軍の性格がすべてでしょう。正直、こんな人が実際に上司だとありがたくないですが、映画で見るぶんには面白い。生まれ変わって戦い続けてきたと称し、戦争史に詳しく詩もものするなど、なかなか一筋縄ではいきません。言うならばいくさバカですが、これだけ徹底したバカだと魅力的。長所も短所も含めて、愛すべき人物に描かれていました。少々長く感じたので、その分マイナスです。 アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-04-12 21:50:05)

50.パットン将軍の性格のいさぎよさが爽快で楽しめた。 ホットチョコレートさん [地上波(字幕)] 7点(2012-03-11 09:43:47)

49.《ネタバレ》 “ドイツ軍が恐れた連合軍の唯一の将軍”パットンの伝記映画。その生涯が映画化された第二次世界大戦の指揮官は、ロンメル、マッカーサー、パットンの三人ですけど、その中でもパットンはキャラの面白さでは飛び抜けています。この映画はベトナム戦争真最中に製作され、オスカー受賞にも政治的な影響があったなどといまだに非難している人もいますが、そんな批評は的外れもいいとこで、ひとりの特異な人間を通じてアメリカ人の本質に迫った傑作だと思います。脚本を書いたのはコッポラで、彼の数ある脚本の中では本作が最高傑作、バイオグラフィーと戦争スペクタルのバランスがとれた非の打ちどころがないシナリオでしょう。パットンの性格は粗暴ながら詩人でセンチメンタル、とても同一の人間とは思えない複雑さですが、これまた非の打ちどころがないジョージ・C・スコットの演技でした。また脇にはカール・マルデンのブラッドレー将軍がいて、彼の真面目っぷりがきらりと光るいぶし銀の名演です。 最近出てきた史料からは、慰問に訪れたマレーネ・ディートリッヒと情事を楽しむなど、けっこうパットンはそっちの方も豪胆だったみたいです。 S&Sさん [映画館(字幕)] 9点(2011-10-27 00:11:10)

48.凡庸な戦争映画とは一線を画す人間ドラマ重視の戦争映画。ジョージ・C・スコットの熱演もありパットンという人物が良く描けています。まるでパットン本人が出演しているかのようです。 akilaさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2011-02-20 10:34:53)

47.《ネタバレ》  戦争映画としておかしな点は少なかったけれど、その反面見るべきものもあまり無かったですね。まず相当お金をかけている割には本格的な戦闘シーンは冒頭のアフリカのみ。あとはパットンが「行け行けどんどん」と声をかけていると、指揮下の部隊が進軍してそれで終わりとかなりあっさりしたものだったので、派手戦争を映画を期待対していた自分としてはすこしつまらなかったです。  あと、どこが名将なのかまるでわからなかったなあ。というか、補給を計算しないで、部隊止まらせちゃうとかどっちかというと凡将ですよね。日本軍によくいた突撃一本やりの。ノルマンディに反対してカレー上陸を主張したりとか、バルジの戦いのドイツ軍攻勢を当初軽視したりとか欠点ばかり目立って。もう少しどこが優れているか分かる映画だ思ってました。  まあ、緻密に戦史どおりであること、ドイツ人がきちんとドイツ語を話している等、 真面目に作られた映画であることは間違いないですけど、面白みには少し欠ける映画でした。  ちょっとセルDVD購入は失敗だったかな rhforeverさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2011-02-05 16:57:22)

46.古い詩を好む、ドン・キホ-テ的なアメリカ武人の話は、類型的ではあるが、偏った知性と単純な肉体を感じさせてなかなか魅力的でした。へなへな犬もよく似合ってたし。 ねこひばちさん [DVD(字幕)] 6点(2011-01-09 09:50:12)

45.《ネタバレ》 骨太な戦争ドラマ大作。米軍の鉄血猛将・パットン将軍に恐れるものはなし。戦うことが我が命と言い切るこの男、鬼の形相で敢然と敵に立ち向かっていく。彼の戦いの辞書には守るという言葉はない、ただただ前進あるのみ。闘志が空回りしてつい口を滑らせてしまうのが玉にキズ。40年前の戦争映画のため戦闘の臨場感に欠けるが戦略的に綿密なドラマが展開されていて軍略好きには楽しめるでしょう。 獅子-平常心さん [DVD(字幕)] 6点(2010-11-02 00:23:37)

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【点数情報】

Review人数 64人
平均点数 7.09点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
434.69% line
569.38% line
61015.62% line
72031.25% line
81523.44% line
9812.50% line
1023.12% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 3.16点 Review6人
2 ストーリー評価 7.57点 Review7人
3 鑑賞後の後味 7.16点 Review6人
4 音楽評価 7.83点 Review6人
5 感泣評価 3.25点 Review4人

【アカデミー賞 情報】

1970年 43回
作品賞 受賞 
主演男優賞ジョージ・C・スコット受賞※ 受賞拒否
監督賞フランクリン・J・シャフナー受賞 
脚本賞フランシス・フォード・コッポラ受賞 
脚本賞エドマンド・H・ノース受賞 
撮影賞フレッド・J・コーネカンプ候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)ジェリー・ゴールドスミス候補(ノミネート) 
視覚効果賞アレックス・ウェルドン候補(ノミネート) 
音響賞ダグラス・O・ウィリアムス受賞 
美術賞ウーリー・マクレアリー受賞 
美術賞ジル・パロンド受賞 
編集賞ヒュー・S・ファウラー受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1970年 28回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)ジョージ・C・スコット受賞 
監督賞 候補(ノミネート) 

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