みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
23.《ネタバレ》 おかしな人しか出てこない映画。 全てを操った気で主人公はいるのだが、ご近所の奥さんが全て分かっていた上で誘導していたと思うとそれが一番恐ろしい。 見終わって気付くこの映画のジャンルがコメディであると。 しかし64歳には見えんなぁ。 年の割には締まりがいいって言われてもピンとこなかったがそりゃ言いたくもなるわ。 【悲喜こもごも】さん [インターネット(字幕)] 5点(2022-11-05 20:28:23) 22.《ネタバレ》 変態に犯罪に不倫に、てんこもりのアンチテーゼ含め、作品を通して女性の強さを描いているのではないかと感じた。 レイプされようが、社内で卑劣な動画を送られようが、イザベルは全てに淡々と対処する。かつて父親が街中の人を殺してきた時にも見せたある種の落ち着きというか、冷静さが彼女の持ち味だ。(一方の嫁がヒステリックなのが対照的) ヨーロッパではバンパーの接触は事故扱いではないとも聞くが、それにしてもあの当て方はひどい。落ちたバンパーは男性のナニカを表しているのだろうか。 【チェブ大王】さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-06-12 22:49:40) 21.始まりが衝撃的でもあるが、徐々にそれに慣れてくるような一貫したトーンの映画。 イザベル・ユペールが当時も60歳を超えているというのはちょっと信じられない。 【simple】さん [インターネット(字幕)] 5点(2022-01-16 18:27:27) 20.評価し忘れていました。2年ほど前に視聴、美しいユペールが複雑なヒロインを果敢に演じていたのが印象的でした。 【HRM36】さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-08-03 18:03:18) 19.《ネタバレ》 予備知識なく鑑賞。 私には無理でした。ちょっと内容が気持ち悪くてえげつない。性描写が多いので、熟女でももっときれいな人じゃないと見るのが本当にきつかった。でも、皆さんのレビュー見ていたら、有名な女優さんなんですね。知らなかった。美しいとかいている人が多かったけど私は無理でした。 【ブリーバンデカンプ】さん [インターネット(字幕)] 4点(2020-06-29 15:14:32) 18.《ネタバレ》 フランスが放つ異常な映画。 人間の隠したがる忌々しい過去、性の狂気、不貞、嫌気がさす人間関係が交差して終始変態的。 感情移入は難しいが、何故か目が離せない。 イザベル・ユペールの熟女の魅力を前面に押し出し、女の怖さの象徴でした。 体を張った演技は納得のアカデミー賞ノミネート。 【mighty guard】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-03-15 22:04:29) 17.《ネタバレ》 タイトルの仏語の意味「彼女」のとおり、ある一個人(女性)をクローズアップして描くことを主題とした作品で、話の内容自体には左程の意味は無いとも言える。特筆すべきは、その女主人公の非常に多面的な人物像(冒頭からのレイプ被害者に始まり、母、娘、経営者、等々)と、それらの中でも際立っている病的なまでの異常人格ぶりである。その異常性・変態性にせよ、もう一つの重要側面だと思われる性的魅力とその部分の奔放さにせよ、それらに重厚なリアリティを吹き込むイザベル・ユペールの演技は細部に至るまで実に見事で、かつ独創的だと言える(美醜を併せ持つ様な容貌のつくり込みにせよ、それでいて還暦越えにも関わらずの熟した色気を迸らせるのも自由自在だということについても、正に圧巻と言う他無い)。監督はユペールには演出を付けなかったらしいが、それだけ彼女の役作りが卓越していたということだろう。この演技の質だけでも、観る価値は十二分だと言える。 【Yuki2Invy】さん [インターネット(字幕)] 7点(2019-12-14 11:30:18) 16.ピンポイントで。個人的には一堂全員集合の食卓のシーンが映画的高揚の頂点でした。この場面、敵対心、嫌悪感、倒錯した愛、、それぞれの思惑を想像するだけでハラハラ可笑しくて仕方ない。もちろん、この楽しいお食事会に向けて、ここまで登場人物たちのしがらみをしっかりと描いてる。あとは冗長ぎみでちょっと長いかな、って感じなのですが、そこは眠気覚ましにおっぱいが登場するいつものバーホーベン、最後まで楽しませていただきました。ちなみに、キリスト教には "隣人愛" という教えがあります。他者への愛、身近な人々への愛、の意味なそう。でもその愛のカタチについては述べられておらず、そのカタチは人それぞれということでしょうか (笑) 【タケノコ】さん [DVD(字幕)] 7点(2019-08-30 10:50:16) 15.《ネタバレ》 一度にすべては呑み込めなかったけど、長い歳月、女を撮り続けたバーホーベンが撮ったのだから・・・ 隣人からのレイプを受け入れた感あってもそこで憤慨して観るのを止めたりせずに 最後まで見れば、けしてそれでいいと思っているわけでもないのだという複雑な、答えにもならないようなことになってゆくのです。 そしてその隣人は死ぬ。 なんていったらいいのか、観てるこっちが寄る辺ない気分になる。あんなひどい目に遭っても全然悲しくないように見えるのに めちゃくちゃ苦労はしてるという。苦労の感覚がマヒしているのかな?才能あるように見えなかったけど会社の社長だよ? 気に入らない社員でも能力さえあれば絶対に切らない。それだけだ。お金も持ってる。強すぎる。 でも気軽に強い言ってくれるなよ光線を発し続ける。 涙は一滴も流していない。YesかNoしか選択できないところででそこは明確にNoなんだな、やはりというべきか 一度でも泣いたら類型的な被害者感が出てしまうという判断だろうか。 もう自分に嘘はつきたくないともいっていた。やっぱ複雑。彼女にとってなにが嘘なんだろう。 【うまシネマ】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2019-08-29 03:44:28) 14.《ネタバレ》 ヒロイン選出にあたって、声をかけたハリウッド女優に軒並み断られたんだって。え、イザベル以外の候補がいたの?嘘でしょう?とまず思った。だってこれ、この脚本この主人公、イザベル・ユペール一択じゃないですか。他にハマる女優なんかいないよ。イザベルのために書いたようなホンじゃないか。 イザベル・ユペール、彼女の過去作品はどれもアクの強い役で強烈に印象に残るものばかり。美人だけど屈折しててある時は病んでいたり、または暴力的だったり。今作ってそんなイザベルが演ってきた”まんま”のキャラなので、ミシェルを見てても今さら驚くこともなく、その突飛さや冷たさが「なるほど」と腑に落ちちゃったりしましたよ。レイプ犯を手玉に取るあたりなんざ、おおさすが、とすら思ったり。ミシェル、まあ並みの役者ではとうていこなせないキャラクターです。大量殺人者である父親の側杖を食った形で安寧な人生は学童期に崩壊。社会から偏見と敵意にさらされ続けてきた結果性格はキツイし嫉妬深い。あと意地も悪いしモラルも無い。 面識のない人間からゴミを浴びせられる人生を送ってきた凄絶なキャリアの持ち主であるから、レイプごときでこっぱみじんになるメンタルではないのだ。 そしてここがポイントなんだけどイザベル・ユペールに代表されるフランス女は年をとってもすんごく女度が高いのだ。細身のスーツを着こなし、黒のストッキングにハイヒール。フェロモンが尽きることが無いみたい。想いを寄せる男を覗き見しながら自慰行為。この場面が、どういう現象なのかそこはかとなく文学的な香りなのがスゴイ。うん、たしかにアメリカ女優では無理かも。そして日本人のワタシはほぼ共感度ゼロの話でありました。面白かったけど。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-08-06 21:57:27)(良:1票) 13.《ネタバレ》 怖い映画。男性が理解しがたい女性の怖さを知らしめる映画。ユペールの女優根性を魅せられた映画。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-01-24 12:53:50) 12.《ネタバレ》 いかにもヴァーホーベンらしい変態ドラマ。いきなり中年女性がレイプされるというショッキングなシーンから始まり、その後、彼女が荒らされた部屋を掃除し風呂で身体を洗い寿司をデリバリーで注文しいたって普通に生活をこなしてゆくところから「あれ?」と思わされる。その後は数々の性的倒錯者たちによるちょっとおかしな物語がひたすら綴られてゆく。まともな人間が一切登場しないというのがいかにも彼らしい。人間は誰もが何処かしら変態ということか。ただ、少し淡々としすぎかな。もう少しドラマティックな展開があっても良かった気がしなくもない。余談だけど、途中で触手系変態エロアニメを挿入してくるあたり、いい歳になっても変わらないこの監督の変態っぷりを表していて嬉しくなった。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2018-10-07 00:49:14) 11.この監督は78にもなって、こんな作品作って幸せなのかねぇ。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2018-09-10 22:58:10) 10.《ネタバレ》 そういう年齢には見えないぐらいに綺麗な人だとは思うが 話としてはこれといって特に。 どいつもこいつも普通ならこういう反応はしないじゃねーの、って 行動の連続なんで違和感がすごいんですよね。 全く共感できないのでこういう人もいるのか、へー、って感じで冷めちゃう。 【虎王】さん [DVD(字幕)] 5点(2018-07-30 14:27:53) 9.淡々と十歳の頃、父親がもたらした修羅場の記憶を語るミシェル。その常軌を逸した惨劇を体験していれば、自身に降り掛かったレイプ事件など相対的に大した事ではないのだろう。17人もの大量殺人を犯したミッシェの父親は今も尚服役中。殺したのは人間に限らずハムスターを除く、馬や犬に猫など、人間と密接な動物であるペットも含まれる。ハムスターを除外したのが謎だが、命の重みとしては軽く観たのだろうか。世間の誹りを浴びて育ってきたであろうミシェルの少女時代を考えるなら、レストランで食事中、意図的に残したスープなどの残飯を高価な衣服にかれられても黙って怒りを抑えるしかないのだろうし、明らかに似ても似つかない黒人の遺伝子を受け継ぐ、赤ん坊を産んだ息子夫婦の妻に対して、ミッシェルが不審の念を抱いたとしても、当人の息子がその状況を全肯定するのであれば敢えて口を挟むべきでは無いと達観する。ミッシェルの立場は戦後の日本やドイツの立場とひどく似通っている。降りかかる敵対行為や謂れのない批判など、様々な理不尽に対して反駁・告発できない不条理。自身が起こした事件でもないのに永年に渡り、嫌がらせが継続するミシェルが、感受性にフィルターを掛け、強く生ざる得ない酷な状況に同情を禁じ得ない。 ヴァーホーヴェンの描く女性達は大抵自己利益の為に打算的・功利的に行動する、合理性で動く強い女ばかりだ、ミシェルもその例外ではない。ミシェルの経営するゲームソフト会社が新作として製作中の内容が、誰と特定できない化物である触手に犯される女性レイプものであるのもミッシェルが既存のモラルや常識にとらわれない、突き抜けた感性の持ち主であるのが解る。出血がないなんてリアルさの欠片もないないなんて、実体験がそうした事を平気で言わせるのか、修羅場を潜り抜けてきたものだけが言える真実。触手物なんて、こんなところにも日本の変態物の影響が及ぶとは意外(笑)。 【DADA】さん [DVD(字幕)] 7点(2018-05-15 10:44:39) 8.《ネタバレ》 飽きずに三度観ました。 いやあ これはヤバイ。 語りたい事が大いにあってこれはヤバイ。 単なるエロっぽサスペなんかじゃない。彼女と周りの人間 全ての絡みが濃ゆい濃ゆい。彼女にとっちゃ常に平常心で淡白な行動と言動の一部なんだが 実はその全ての絡みが重い重い。言葉悪く言ってしまえばドロドロなんだが だけども彼女のヒョンとした表情やらキュートな仕草にこちとら上手くはぐらかされるんです。そして歳はとってもしっかり女であること演じていらっしゃる様が凄い。この方きっとこの先70になっても80になっても女性らしさを失わない色気を保ったままでいらっしゃるだろうなという事が想像出来ます。いやはや、恐れ入ります さてと、自分と違って女性の方の見方や言い分とはどんなものなのでしょう。この先少しづつでも投じてこられるであろう御意見やら御感想がすごく楽しみとなってまいります。 そんな本編、記憶に残ってゆきそな好きなシーンてたくさん有りすぎるんですが、 彼女と息子の絡み。その息子の恋人との辛辣な絡み。 元夫との絡みで(何をしでかすんだ!バンパーぐしゃりw) 彼女とロベールの絡みで(最後のSEXだと宣告しといた上でベッドの上では死んだフリw) 母の家とはいえ、ベルも鳴らさず土足入りw そして半裸の男がいてもお構いなし。 などなど、いろんなシーンが蘇ってきますが 最後にもひとつ、 猫に語りかけたセリフで 猫ちゃん(ああいう時には見てるだけじゃなくって、奴の目玉でもくり抜いて、でも、)『目玉をくり抜けないんであれば せめて引っ掻いて』とは、いやはや、かわいらしい会話だった。とにかくこの作品は暗くない。彼女のブラックさと明るさが混ざり合ったどちらかというと、明るさ寄りの映画です。まあね変態映画である事は間違いないですが。 【3737】さん [DVD(字幕)] 10点(2018-04-15 20:51:51)(良:1票) 7.《ネタバレ》 結局、おばちゃんの性癖の話でどうでもよい。 【kaaaz】さん [インターネット(字幕)] 5点(2018-03-04 01:27:33) 6.大変ショッキングなオープニングで。もうこれは完全にサスペンス映画なのかと思ったが、事態は思いもよらぬ方向に展開していく…。 あれだけの被害にあった女性が取り乱すわけでもなく冷静に後片付けをし、いよいよ警察に電話するのかと思いきや寿司の出前を頼むという超展開に唖然…( ゚д゚)ポカーン しかし、その後明らかになる彼女の生活を見ていくと納得。この監督の描く典型的パターンである女性は美しくて賢くて格好良くてセクシーで…要するにスーパーウーマンが愚かな男共を手玉に取りまくって、レイプ犯にも武器で立ち向かっていくというサスペンスというよりアクションでありコメディであり、もうジャンル不能のぶっ飛んだ映画であるのだった。さらにイザベル・ユペールが64歳と知って二重の驚きであった。 【ヴレア】さん [映画館(字幕)] 7点(2017-11-20 23:50:12)(良:1票) 5.あまりにセンセーショナルなオープニングが、この映画のすべてを物語り、そこから始まるさらなる衝撃を暗示している。 白昼、自宅にてレイプ被害に遭った主人公ミシェルは、只々冷静に、荒らされた室内を片付け、風呂に入り、“寿司”の出前をとる。 そして平然と、来訪予定だった息子を笑顔で招き入れる。 冒頭から観客は、「?」に埋め尽くされる。(“ホリデー巻”って何なんだ?) 劇薬的なストーリーが進むにつれ、「?」の数々は消化されるどころか、更に増大し膨らんでいく。 その理解し難いストーリー展開と主人公の言動は、極めて倒錯的に映り、混沌極まる感情の渦に呑み込まれてしまう。 鑑賞直後は、とてもじゃないが整理がつかず、めくるめく感情の一体どれから処理して良いのか分からなかった。 けれど、取り敢えず、この映画において「彼女」が繰り広げる立ち振舞のすべてに参ってしまったことは明らかだった。 タイトル(ELLE=彼女)がダイレクトに指し示す通り、この映画で刻まれたものは、主人公が体現する現代社会における「女性」の在り方そのものだ。 レイプ被害に遭いながらも、努めて冷静に“事後処理”をし、警察に通報することもせず、一人“犯人”を追う主人公の女性の姿は毅然として見える。 しかし、その姿を=「強い女」と捉えることは浅はかだ。 彼女は決して「強い女」ではない。 そもそも「強い女」とは何か。 レイプされ、それが無かったかのように耐え忍ぶ様を「強さ」と呼ぶのなら、それこそあまりにも馬鹿げている。 だがしかし、その馬鹿馬鹿しさと愚かしさに埋め尽くされた価値観が、この社会に我が物顔でのさばっていることこそが「現実」なのだ。 現実社会でのレイプ事件においても、取り調べを行う男性刑事は愚劣な憶測を押し付け、大衆からは好奇と侮蔑の視線が降り注ぎ、被害者を“セカンドレイプ”で貶める。 突然の悲劇により打ちひしがれた主人公ミシェルが、その直後からとった行動のすべては、恥辱と屈辱、自分の存在性を内外から押し潰そうとするあらゆる“攻撃”から自らを守り、一人の女性として存在し続けるために避けられないことだったのだと思う。 彼女が見せる言動と感情のすべては、あまりに理解し難く衝撃的である。 しかし、そうせざるを得ないこの社会の病理性こそが、最も忌むべき恥部だ。 主人公ミシェルを演じたイザベル・ユペールが言わずもがな圧倒的である。 60代に入りながら唯一無二の美貌と女性としての存在感をこの大女優が示してくれたからこそ、この特別な映画は成立している。 数多のハリウッド女優たちがオファーを断ったらしいが、オファーを受けたイザベル・ユペールの勇気こそが、ミシェルというキャラクター造形を創り上げたのだろう。 そして、個人的には、先日観た「ブラックブック」に続き、奇しくも立て続けにポール・ヴァーホーヴェン監督作に打ちのめされた格好だ。 様々な時代、様々な境遇の中で、闘い続ける「女性」の強烈な姿を、偏執的、変態的に描き続けているこの名匠のぶれない「視点」は、時代が彼に追いついたかのように極めて重要な「意識」を観客に植え付ける。 もしこの映画が、一昔前の価値観の前に晒されていたならば、もっと一方的なバッシングに覆い尽くされ、これ程の一般的な評価は得られなかっただろう。 勿論、現状においても批判の声も多いと聞くし、拭い去れない不快感を示す人も多かろう。 しかし、この映画はそんな必然的な賛否両論を恐れず、勇気を持って新しい女性像を描き出すことで、映画表現のネクストステージへの歩みを確実に進めている。 そうして振り返ってみると、この映画の「彼女」とは必ずしも、主人公ミシェルのみを捉えたものではないのではないかということに気づく。 主人公の親友アンナも、老いた母親も、息子の妻も、元夫の恋人も、そして“隣人”の妻も、それぞれが“闇”を孕んだ思惑と感情を秘めひた隠しにしているように見える。 「彼女」たちは、それを馬鹿な男たちのように安易に曝け出し誇示したりはしない。 “闇”すらも武器にして、懐に仕舞い込み、美しく、強かに、この愚かな世界を歩んでいく。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 9点(2017-09-20 07:59:27) 4.《ネタバレ》 カメラは最初から最後までイザベル・ユペールを追いかける。これは彼女の物語だ。過去のトラウマからの解放と尽きない性への欲望を付きまとわせながら、周りを翻弄し、翻弄され、ひたすらに観客は戸惑わせられる。出てくる男がみんなダメな男ばかり。男性に虐げられた女性が主人公のサスペンスという前提をとりながら、実は女性賛歌のブラックコメディ的ドラマなのである。 【カワウソの聞耳】さん [映画館(字幕)] 7点(2017-09-17 20:04:46)(良:2票)
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