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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想】
4.《ネタバレ》 正直なところ見事に騙されました。まさかまさかの展開がラストに待ち受けていました。(以下大いにネタバレです)
殆ど予備知識なしに鑑賞したので、難病の少年が不気味な医療施設に入院してワケの分からない治療を受ける。しかし、その医療施設はひとりのマッドサイエンティストが営んでおり、少年は生体実験の材料にされてしまう。難病の少年だからこそ体内に持っている成分。その成分を取り出すことでサイエンティストは恐ろしい薬物を作り出していて…みたいな物語を予想していました。
実際、始めのうちはその線で観ていたのですが、ところがところが幽霊さん登場。あれ?これって幽霊話?イカレタ医師が実験的治療を繰り返し、犠牲者の霊が彷徨う館?外から語りかけて来るヘイリーも実は幽霊?中に入ると血まみれになる?
でも、話が進むうちに幽霊さんたちってイーライの味方?何かを伝えてくれようとしている?そもそも医者やスタッフだけじゃなくて父親も怪しい?何も知らない母親は協力させられている?
更に進むと、あれ?医者もスタッフもシスター?え?ここは教会関係?もしかしたら悪魔崇拝?黒魔術?イーライたち被験者は生贄?そもそもイーライには病気なんて無い?
そしてクライマックス。あれ?シスターたちは悪魔と対峙している?え?イーライって憑依されてる?えええええっ!?イーライは悪魔の子だったの?悪魔パワー全開??ということは、父親は悪魔の子であるイーライを不憫に思いつつもシスターたちに協力して悪魔の子退治を目していたの?父親の方が善玉的存在?
あぁ、完全に騙されました。途中、自室から逃げ出したイーライが母親とスキンシップするシーンがいくつかありましたが、その度に「外気を遮断したって、たとえ親だからってベタベタしてたら何かしら感染しちゃうじゃん!」などと呆れて見ていましたが、そもそも免疫不全がないなら関係ないし、両親ともそのこと知ってるし。ただ、冒頭のシーンとか旅の途中で絡まれるシーンで実際に発作起こしてるのは何でかな?という疑問も残ったりはしますけれど。
結局、「オーメン」的なストーリーだった訳ですね。「666」の痣はないまでも生みの親が認めてる訳ですし、何よりも怒り心頭でイーライが目覚めちゃう訳で。父親はある意味可哀想。頭潰されお亡くなり。母親は元々悪魔に魂を売ってるからとりあえずはドライバーとして使われるけれど、二人が悪魔のもとに着いたら御用済みってところでしょうね。
悪魔が絡むと何でもありだから悪魔モノはあまり好まないのですが、本作は先が読めない展開を大いに楽しめました。傑作とまでは言いませんが観て損のない佳作ですね。勿論、事前情報なしでという条件付きで。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [インターネット(字幕)] 8点(2025-02-16 11:19:32)(良:1票)
3.《ネタバレ》 Netflixで長らく気にはなってはいたけど、この度やっと鑑賞。
一番の衝撃シーンは少年の後頭部にドリルで穴を開けるシーンだが、少年が見る謎の幽霊とアレルギー治療に一体何の関係が?と思ったらぶっ飛びの展開が待っていた。
この展開はさすがに予測不能だ。納得感も何もあったものではないが、最後は勢いで押し切られたと言う感じかな?
それなりに見応えはあったので6点は献上します。 【ぴのづか】さん [インターネット(吹替)] 6点(2023-09-04 14:34:00)
2.《ネタバレ》 「おかしいのは周りじゃなく、主人公の方だった」という、実にありがちな御話なのですが……
意外や意外、中々面白かったです。
この手の「実は主人公が異常者だった」オチの場合、大抵は「超常現象かと思わせて、実は精神の病だった」ってなりがちなんですが、本作は逆なんですよね。
「現実的な病気かと思わせて、実は悪魔の子だった」という形であり、これには吃驚。
息子に対し、盲目的な愛情を注ぐ母親と、どこか距離がある父親という対比が、程好い伏線となっているのも良かったです。
後は、やっぱり主人公が幼い子供っていうのも大きいんでしょうね。
多分、これが高校生くらいの年頃だったとしても「ありがち」って印象になってたと思うし、自分にとって「子供は純真無垢」「子供は善」「子供は被害者」っていうイメージは、やっぱり根強いんだなと、再確認させられた形。
「オーメン」(1976年)を父親ではなく、子供側の目線で描いた物語と解釈する事も出来そうです。
「人々が逆さ十字のまま宙に浮かび、回転する場面」とか「イーライの足跡が炎になる場面」とか、視覚的に「この子は悪魔だ」と納得させるだけの描写が、しっかり備わっていた辺りも嬉しい。
悪魔の手先となって主人公を惑わす存在が、可愛らしい少女っていうのも(そう来たか!)っていう意外性と(美少年のイーライの姉妹なんだから、良く考えたら当たり前か)って思える説得力があって、良かったですね。
自分の場合(多分、この子が幽霊で、イーライは超能力者か何かだろうな)とボンヤリ予想していただけに「二人とも悪魔でした」ってオチには、素直に脱帽させられました。
ただ、二人の正体が明かされた後の終わり方に関しては……ちょっと微妙でしたね。
母親生存エンドとなったのは「観客が感情移入出来る存在を、最後まで生かしておく」という配慮があったんでしょうけど、どうも中途半端になってしまった気がします。
コレは、自分が男だからそう思うのかも知れませんが、母親だけ生き延びて父親はアッサリ殺されて終わりっていうのが、何かスッキリしないんですよね。
せめて父親は傷を負いながらも生き延びるとか、イーライはイーライで「パパはパパなりにボクを愛してくれてたから、どうしても殺せない」って、命だけは奪えずに見逃すとか、そういう展開でも良かった気がします。
それなら「人間は我が子が悪魔というだけで殺そうとするが、悪魔は父親が人間でも殺したりはしない」という対比が際立って、より自分好みな映画になってたかも知れません。 【ゆき】さん [インターネット(吹替)] 6点(2023-07-13 02:36:21)(良:1票)
1.《ネタバレ》 彼の名は、イーライ。数年前に発症した極度の免疫疾患により、少しでも外気に接すると瞬く間に皮膚が爛れてしまうという難病に侵された11歳の少年だ。なので、普段の生活は完全に外部と遮断されたテント内のみ、外出する時も完璧に防備された防護服を着なければならなかった。悲嘆に暮れた彼の両親は、様々な専門家を当たってみるものの有効な治療法を見出せぬまま時間だけが過ぎていった。そんな中、両親はこれこそ本物かもしれないと思しき専門医に行き当たる――。アメリカ郊外にひっそりと佇むその医師の治療施設は、外部との接触を一切絶った一軒の洋館だった。しかもそこは最新鋭の設備によって外気から完全に隔離され、この中であればイーライも普通の少年のように自由に生活することが出来るという。久しぶりの普通の生活に嬉しくなったイーライは、治療に専念するため、その洋館に両親とともに泊まり込むことに。だが、一日二日と過ぎてゆくごとに、彼はこの洋館に言い知れぬ違和感を感じ始める。何処からか自分を見つめる視線、いつに間にか壁に書かれていた謎のメッセージ、そして屋敷の外をうろつく怪しげな少女……。果たしてこの施設に隠された秘密とは?という極めてオーソドックスな設定のゴシック・ホラーなのですが、本作のミソは主人公の少年が外部との接触が一切無理という難病に侵されているという点。おかげでこの洋館から逃げ出せないという密室設定を無理なく作り出せている。そこで次々と巻き起こる怪異現象もまぁかなりベタではありましたけれど、それなりに怖くて一定の水準には達していたと思います。知らない洋館で夜を過ごすというのはやはり本能的な怖さを搔き立てるものがありますね。そこで繰り広げられる主人公の治療も禍々しくて大変グッド。特に、イーライの頭に電動ドリルを突っ込むシーンは思わず目を逸らせちゃいましたわ。このシーンを含め、何だか全体的に楳図かずおテイストを感じたのは自分だけでしょうか。そして、最後に明かされる驚愕の真相にもまんまと騙されてしまいました。なるほど、このどんでん返しは予想できませんでしたわ。監督はこの善悪の逆転劇を見せたかったのですね。とは言え、100%納得できたかというと全くそんなことはありませんでしたけど。納得度で言えば正直、25%くらいですかね。残りの75%は「んなアホなぁ」でした(笑)。と、オチがちょっと(かなり?)残念な作品でしたけれど、正統派ゴシック・ホラーとしてはぼちぼち楽しめると思います。 【かたゆき】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-11-29 06:01:17)(良:1票)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
4人 |
平均点数 |
6.50点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 3 | 75.00% |
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7 | 0 | 0.00% |
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8 | 1 | 25.00% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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