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カット/オフ

Abgeschnitten
2018年【独】 上映時間:132分
サスペンス
[カットオフ]
新規登録(2022-03-01)【なにわ君】さん
公開開始日(2020-01-10)


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監督クリスティアン・アルヴァルト
キャストモーリッツ・ブライプトロイ(男優)
あらすじ
ある日検死官のポールは、モルグに運び込まれた女性の変死体の頭部からカプセルに入った紙片を見つけるが、そこには彼の娘の名前と電話番号が書かれていた。狼狽える彼がその番号に電話をすると、娘の声で「犯人の指示に従わなければ殺されてしまう」との必死の訴えが。そこから始まる数々の出来事にポールは翻弄されていくのだった…。西ドイツ発、複雑な謎が絡み合うサイコスリラー。

タコ太(ぺいぺい)】さん(2024-08-29)
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【クチコミ・感想】

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3.《ネタバレ》 本邦の2時間TVドラマを思わせる思いっきりストーリーが絡み合う物語。てか、それを凌ぐ程に何が偶然で何が必然か訳が解らなくなりそうに強引に絡み合わされた物語。「これって要る?」とか「思いっきりミスリードじゃん!」と思われる展開も少なからずあり、もう少しコンパクトに出来たようにも思えてしまいます。 とは言え、2時間超の作品をさして中だるむこともなく一気に突っ走らせてくれたので、不平不満を述べたくなりつつも正直退屈することなく楽しんでしまいました。 かなりリアルな解剖シーンは観る者を大いに選ぶところでしょうけれど、スプラッターがあまり得意ではない私でも「よく作り込んでるな~」と感心しつつ概ね不快になることもなく観ていられました。生きている者が切り刻まれるのはダメなのに、死んでいる者が切り刻まれるのは大丈夫、というのもある意味不道徳かなとも思えますが。 結局、瞬間湯沸かし器的で父親としても少々難ありの検視官が、部外者でも素人でも何でも利用して正義というより愛娘のために暴走するお話といったところでしょうか。最後の最後まで予定調和とお約束感満載で、消化不良で引っかかる部分は多々あるものの、ある意味安心して楽しめる1本でした。(作品の盛り込み過ぎに釣られて混乱気味のレビューで失礼しました) タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(字幕)] 6点(2024-08-29 11:17:14)

2.《ネタバレ》 あちこちで「拾い物のサイコホラー」みたいな評価がされてるようなので観てみました。 このジャンルの映画は本当に沢山製作されていますから、新しく作るとなるとどんどん凝った内容にいかざるを得ないのはわかるんですが…さすがにこれはちょっとやり過ぎ凝り過ぎでしょう。 たとえばリンダの冒頭のシーンは導入部として観客をミスリードさせ、かつリンダという人物の状況説明になっていて、製作サイドとしては「うまく作った」つもりなんでしょうが、ぶっちゃけいらないと思うわけですよ。いきなり解剖室からはじめた方が客の引き込みとしては絶対いいと思うんですよね。 リンダについては「ジョギング中にたまたま通りすがっただけ」みたいな感じで作劇上も全然問題ないはずで、ここに「元カレからのストーカー行為で逃げてる」みたいな設定をいれちゃうから「盛りすぎ」になっちゃうわけです。実際この元カレ、話に全くからみませんし。 全編がそんな感じの「意味のない凝り方」に満ちているので、映画の半分もいくと食傷気味でイヤになってきます。 とにかく「凝りすぎ」「やり過ぎ」。そのせいで当然ツッコミどころも多くなるし、その際たるものが「いくら電話で言われてもリンダが解剖なんかしないでしょ」という点。 さらに「スマホで写真撮って送れるでしょ。つか写真撮れるスマホもってないのは作劇上のご都合主義かよ」とか、とにかく「そこがないと映画が成立しない」ような点が軒並みご都合主義的で強引に「そういうもの」ですまされちゃうんですよね。 それはダメだ。 今やこのジャンル「普通の(猟奇犯罪的に普通の)」ストーリーじゃもたない…というのもわかるんですが、だからと言って非現実的なレベルでやりすぎこりすぎにされても観てて冷めてしまいます。 あと普通だったら黒幕的立ち位置でずっと映画に出てるインゴルフ、この手の映画を見慣れてる人なら「黒幕は絶対こいつだよね」と思うキャラで、実際私もずっと「こいつが黒幕」だと思いながら見てました。 で普通の映画なら最後に「俺が黒幕だ」となるわけですが…この映画ではラスト前にあやしいカメラワークでインゴルフの後ろ姿を追うシーンを長々と見せるだけで終わらせてしまいます。 ここ怪しい効果音(BGM)もついてますから、確実に「こいつ黒幕」「これから何かあるぞ」を意味してるシーンなんですが… 結局、詳細は何もわからないまま観客は放り出されてしまうため「えええ」って思いが抜けません。これがこの映画一番の「無意味な凝り過ぎ」の典型かもしれませんね。 あばれて万歳さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-05-08 15:03:04)(良:1票)

1.《ネタバレ》 よく爆弾解体とかで、プロが素人に電話で指示して、素人がビビりながら解体するシーンってあるじゃないですか、この映画は、それの人体解剖バージョン。それに異常犯罪者と娘救出の謎解きを絡めた感じ。冒頭、主人公とヒロインの人物描写から始まるんだけど、通常の見慣れたハリウッド型の人物の性格を語る見せ方じゃないので、ここでチョット戸惑いましたが、本筋に入ってからは、かなり面白かったです。ただ、解剖シーンや死体はほんまにエグイので、グロがダメな人には向いてないと思います。特に、医療関係者でもない漫画家志望のヒロインが主役の指示で解剖するシーンは、観てるこっちも解剖をやらされてる感じになるので、グロイのが慣れてる僕も、ちょっと、ゲゲってなりました。映画自体はちゃんと真相が明かされ、決着もつくのですが、実は映画の端々にちょっとした裏真相を解くヒントみたいな箇所がいくつかあるらしく、解説サイトなんかがあって、映画を観終わってから見てみたら、え?そーなの?って部分があり(絶対そーだとは限りませんが)、鑑賞後もチョットしたお楽しみがあったりします。 なにわ君さん [インターネット(字幕)] 10点(2022-03-02 21:11:08)

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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 7.33点
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