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【クチコミ・感想】
2.《ネタバレ》 政情不安に揺れるメキシコを舞台に、アイデンティティの危機に直面したある一人のジャーナリストをマジックリアリズム風に描いたシュルレアリスム劇。監督は、メキシコを代表する映画作家アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。アカデミー賞を受賞したものの、世評では賛否分かれる『バードマン』が自分はけっこう好きだったので今回鑑賞してみました。正直、あかん映画でしたよね、これ。とにかくずっと意味不明でしかも2時間40分もあったので、最後まで観るのがかなり苦痛でした。しかも映像が終始小汚いうえに全体的にいまいちセンスも感じられず、もう何を楽しんでいいのやら。監督はきっと、デビッド・リンチの『マルホランド・ドライブ』のような作品を撮りたかったんでしょうけど、出来上がったものは比べるべくもない酷い代物でした。『バードマン』が好きだっただけに、残念!! 【かたゆき】さん [インターネット(字幕)] 4点(2023-01-05 09:35:39)
1.バルドとはチベット仏教用語で"中陰"。
「死から転生までの間の魂の浮遊期間」のことを指すという。
アメリカで成功したジャーナリスト兼映像作家のメキシコ人監督が、
祖国に戻っても居場所のない疎外感、メキシコ人としての帰属意識とアイデンティティの揺らぎ、
家族とのわだかまりを描いている辺り、イニャリトゥの半自伝的作品であることは確か。
問題はそのシンプルなストーリーを物凄く難解に(いやストーリーの繋がりすら放棄している)、
現実と空想とメタ演出が曖昧のまま、何の方向性も決まらずに単調でダラダラ描いているだけだった。
これがテレビ司会者の主人公の作品に対する批評と重なる。
要は中身がない。
拝金主義のアメリカに対する風刺やメキシコの抑圧された歴史を盛り込んでも、
知ったところで何の感慨もなかった。
オスカーを4個も取って、「本当の俺はこうではない」とモヤモヤした部分はあったのだろう。
ネットフリックスだからこそ好きなように撮られたそうだが、受け入れられるかは別の話。
(事実、ヴェネチア映画祭で初公開時不評だったようで、劇場公開時に結構削ったらしい)。
金をかけた同人映画の域でしかなく、イニャリトゥのワースト。 【Cinecdocke】さん [インターネット(字幕)] 3点(2023-01-02 23:49:43)
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【点数情報】
Review人数 |
2人 |
平均点数 |
3.50点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 1 | 50.00% |
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4 | 1 | 50.00% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 0 | 0.00% |
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7 | 0 | 0.00% |
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8 | 0 | 0.00% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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