みんなのシネマレビュー

暗くなるまでこの恋を

Mississippi Mermaid
(La Sirène du Mississipi/Le Sirène du Mississippi)
1969年【仏】 上映時間:123分
ドラマサスペンス犯罪ものロマンス小説の映画化
[クラクナルマデコノコイヲ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-04-24)【イニシャルK】さん


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監督フランソワ・トリュフォー
キャストジャン=ポール・ベルモンド(男優)ルイ・マエ
カトリーヌ・ドヌーヴ(女優)ジュリー・ルセル/マリオン・ヴェルガノ
ミシェル・ブーケ(男優)探偵 コモリ
山田康雄(日本語吹き替え版【TBS】)
平井道子(日本語吹き替え版【TBS】)
野沢雅子(日本語吹き替え版【TBS】)
阪脩(日本語吹き替え版【TBS】)
原作コーネル・ウールリッチ「暗闇へのワルツ」(ウィリアム・アイリッシュ名義にて/早川書房)
脚本フランソワ・トリュフォー
音楽アントワーヌ・デュアメル
撮影デニス・クレルヴァル
製作フランソワ・トリュフォー
配給ユナイテッド・アーチスツ
編集アニエス・ギュモ
その他クロード・ミレール(プロダクション・マネージャー)
シュザンヌ・シフマン(スクリプト・スーパーバイザー)
ジャン・ルノワール(献辞)
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未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

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13.《ネタバレ》 やたら不安を煽る音楽にこれはサスペンスものでカトリーヌ・ドヌーヴの怪しさが想像出来ます。ジャン=ポール・ベルモンドの心模様が無理筋でついてゆけません。収拾がつかなくなったかのような結末にも唖然とするところです。 The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 5点(2021-12-31 23:00:38)

12.《ネタバレ》 サスペンスが好きです。なので、導入部の”ほんとの嫁じゃない疑惑”らへんは、とてもそそられました。掴みはOK、です。 けれど、意外や話は失楽園へと突き進む。ちょっとがっかり。そりゃドヌーブは素敵ですけど、社会的地位や生活の糧を投げ打ってまで彼女にのめり込む、というにはベルモンド、やや「狂ってる」感が足りなかった。とはいえ、彼のそれまでの男っぽいイメージを覆すような「女に振り回される」弱さがチャーミングにも感じられ、ああこれはアラン・ドロンにはできない芸当だろうなーと発見できたりもしました。 tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-04-19 22:59:53)

11.《ネタバレ》 これは原作も読んだのですが、アイリッシュ(ウールリッチ)が下り坂になる端緒の長編だったりします。どうもそれまでの犯罪小説ではなく、「犯罪がらみの恋愛小説(ストレート・ノベル)」を書こうと思ったようなのですが、みごとに失敗。主人公がヒロインをなぜそんなに愛するのか、よくわかりませんでした。 この映画も、その原作の欠点をそのまま持ってきてしまいました。とはいえ、原作よりは理解できるかな、という気はします(カトリーヌ・ドヌーヴだし)。しかし、あくまで彼女にこだわる主人公に共感できないので、見ていてツライ。まあ、ストーリーよりも雰囲気を楽しむ映画かもしれませんし、実際映像面では見るべきところもありましたが(だからおまけで+1点)、根本的にどこをどう楽しめばいいのか、さっぱりわからない作であります。恋愛映画が好きな人なら楽しめるんだろうか? アングロファイルさん [映画館(字幕)] 6点(2013-11-22 20:31:44)

10.映画の中でも語られるが、男は馬鹿で女は悪女という言葉がぴったりの映画だ。ヒッチコック風な描写にフランスの恋愛感を加え見事なまでに描き出す。決して好きにはなれない二人だが、それをジャン=ポール・ベルモンドとカトリーヌ・ドヌーヴが演じると妙に引っかかるものがあり、今まで持っていたイメージががらりと変わってしまった。 働かないで金を得ようとするあさましさや犯罪の醜さは普通ではすぐ気づくところなのだが、それが見えなくなるところが盲目の愛か。 ESPERANZAさん [映画館(字幕)] 7点(2012-08-10 02:10:51)

9.プロットもストーリーも良いが、何かが良くない。何かが良くないせいで、どうもストーリーに入り込めない。全体的には好きな映画なのだが。 みんな嫌いさん [DVD(字幕)] 6点(2012-01-15 17:29:31)

8.《ネタバレ》 カトリーヌ・ドヌーブ萌え~みたいな映画である。フランソワ・トリュフォー監督のカトリーヌ・ドヌーブの映し方がとにかく物凄くエロイ!ベッドに横たわり、ジャン=ポール・ベルモンドを挑発するように誘い込むシーンなんて特にエロイです。サスペンス映画としての緊張感という意味でそれほどのものを感じられないという大きな不満が残る中にあってのカトリーヌ・ドヌーブのいやらしさと美しさ、そりゃあねえ!車を運転していたら上半身裸でおっぱい丸見えのカトリーヌ・ドヌーブのように美しい女性と遭遇してしまったら運転に集中出来ずに事故るのも解るよ!とにかくそんなにも面白い映画ではないが、カトリーヌ・ドヌーブを眺めているだけで見て損はないと言える作品です。 青観さん [ビデオ(字幕)] 6点(2008-05-27 18:21:04)

7.《ネタバレ》 サスペンス仕立てなのは『隣の女』に通ずるものがある。 後半はこういう破滅路線のフランス映画にありがちな収束をみせる。 『隣の女』よりは多少良かったものの、不満も感じた。 ベルモンドは相変わらずマッチョで、ドヌーヴは相変わらず足がキレイだった。 にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 6点(2008-01-04 01:15:36)

6.こんな失敗作に出演させた埋め合わせに、トリュフォーは後年ド・ヌーブを終電車に起用したという記事をどこかで読んだことがありますが、そうでもないんじゃないかなあというのが第一印象。ストーリーはよくありそうなものだけど、さすがフランス映画、いい雰囲気に仕上がってます。とくにド・ヌーブは見事だと思います。「彼女がいると、その場の雰囲気を曖昧にする」と誉められていたのを思い出します。問題はベルモンド。アフリカのタバコ農園持ちのお金持ち、だけど本が好きなインテリ風側面ももつ。これって、設定も含めて黒い絨毯のチャールトン・ヘストンに似てますよねえ。でも、あれはアクション・スペクタクルなのでよかったけど、こちらはかなりな心理葛藤の描写が要求される。そこでは、どうしてもベルモンドの顔ではちょっとねえというのが正直な印象。ミス・キャストか演出不良か。ちょっと残念。すこ~し、小さくまとまりすぎてる感もありますね。ところで、ここのみなさんの評価見て困ってしまった。4,5,6,7,8点と一人ずつ。わたしは、3点か9点しかつけられないのか?はたまた、平均点を変えないように6点か?迷いに迷って素直な気持ちで7点です。全般的には6点かなあと思いますが、ド・ヌーブがいいので+1点です。 ひよりんさん [DVD(字幕)] 7点(2006-11-26 14:06:02)

5.やっぱり、この頃のフランス映画はいいです。あのヨーロッパ映画独特の画面のくすみ具合、古ぼけた感じがたまらんのですよ。そして、そのくすみがかった画面の中で愛を囁く男女二人。これだけでもう十分です。さらに、男の独り語りのシーンがあればより評価は上がります。 この映画のストーリーは本当に単調で、二人が仲良く暮らしている間も逃避行を続ける間も、愛を語り合ったり、喧嘩をしたり・・・というだけなのですが、何故かどことなく面白いのです。よく考えてみると、こんなストーリーって映画の中の世界に限った話をすれば、結構ありふれたストーリーのようにも思えてきますが、それでもやっぱりイイんです。 自分も人生で一度くらいはこんな恋愛してみたいなぁ~なんて思う反面、人生万事順調だった人が、たった一人の女に人生を狂わされると言うのはやっぱり見ていて忍びない。 けど、やや非現実的なストーリーなのかもしれませんが、一つの愛の形がキッチリと描かれていて映画の中に一徹したポリシーがあるのがわかるので、やっぱり評価が上がります。 映画の終盤での、ログハウスの中で「ハイ、これ飲んで♪」と余りにも自然な態度で優しく接していたので、白雪姫のカートゥーンを見ても、まさかそれはないだろうと、最後までその事実を信じることができませんでした。この映画のような“女の本性”って本当にオソロシイ・・・。 それと、この邦題は見事です!かなり気に入ってます。 〔追記〕スクリーンで観たときの印象↑と自分の部屋の小さなテレビで観たときの印象がこんなにも違うのかということをこの映画で痛感しました。まず、スクリーンで初めて観たときはシネマスコープサイズでもちろんノーカットバージョン(124分)。かたや、自分の部屋でレンタルしてきたやつを観た時は4:3サイズの100分チョイ版ときた。これだと、肝腎の暖炉で愛を語るシーンがカットされているわけなのです。この映画の中で一番好きなシーンだったのに・・・。もし、自分より前に投稿なされている方全員がノーカットのシネマスコープサイズの方で観ていたとしたらもうちょっと平均点上がっていたことでしょう。(序盤の出会いのシーンの格好良さは、絶対シネマスコープでないとわからないと思います。お金に余裕のある方は是非DVDで!) もっつぁれらさん [映画館(字幕)] 8点(2005-03-19 01:19:03)(良:2票)

4.《ネタバレ》 妻が正体を隠していたときの男はどちらかというと「恋に恋する」あるいは「家庭に恋する」男だったのが、正体が悪女だったとはいえ発覚してから初めて男は女を心底愛する。男の会話の端々にそれを感じる。「愛の逃避行」と言っても一方だけの愛。男のおそらく初めての純愛に対し、悲惨な過去を送ってきた女の自らの安全とお金のための逃避行。この映画はラストがいい。 前半(盗ってくれと言わんばかりの口座の共同名義の申し立て、逃げた女を誰よりも早く偶然見つけてしまう等)のご都合主義的展開を初めて流す女の涙が帳消しにしてくれる。女の白いドレスに身を包んだ登場シーンに対しエンディングで見せる黒いコートの後姿がこの先の二人の運命を暗示しているようだ。逃避行に雪国はベタだが、だからこそ黒が印象に残る。 R&Aさん 7点(2004-06-17 17:44:25)(良:1票)

3.《ネタバレ》 先に、『ポワゾン』のほうを観てしまっていたので……。純粋に映画を楽しむというよりも、リメイク作との違いのほうに、目がいってしまったのが、ほとほと残念。あとは、どういうラストを迎えるか、というのに興味があったのですが……。あの後、二人はどうなっちゃうんでしょう? 夫は助かるのでしょうか? 妻はもう離れていかないのでしょうか? ああ、諸々の問題が残ったままラストを迎えてしまったので、想像力を逞しくするしかないんですね。 【やましん】さんの仰るように、愛の形が示されているとは思いますが、このまま二人が幸せに暮らしましたというのは、どうも……。ドヌーブはキレイだけれど、ちょっと踊り子をしているなど、イメージに合わなかったですね。でも↓の方々のコメントを読んで納得。役どころ、間違えていたんですね(笑)。私としては、『ポワゾン』の濃いコンビのほうが好きです。リメイク成功か!? 元みかんさん 5点(2004-01-09 02:20:23)

2.そりゃあ、溝口健二の映画とくらべりゃユルユルの、トリュフォーとしても失敗作の部類に入る代物だとは思いますが…。自分を殺すと分かっていてもその女を愛し続ける男の、マゾヒスティックなまでの「優しさ」は、やっぱりトリュフォーならではのもの。最後の最後でその愛にこたえたヒロインに、小生は涙を禁じ得ませんでした。カトリーヌ・ドヌーブは信じられないくらい美しいし。 やましんの巻さん 6点(2003-05-22 11:19:18)

1.あの終わり方はなしでしょ。 さっちさん 4点(2001-12-03 02:51:54)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 13人
平均点数 6.00点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
417.69% line
5323.08% line
6538.46% line
7323.08% line
817.69% line
900.00% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.50点 Review2人
2 ストーリー評価 7.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.50点 Review2人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 8.00点 Review1人

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