みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
31.俺には合わなかった。みんなカメラ目線でセリフを言うの気持ち悪い。ストーリーもハマらなかった。 【センブリーヌ】さん [インターネット(字幕)] 5点(2023-11-19 15:45:47) 30.《ネタバレ》 監督の故国チェコの民話が題材で、お話の内容は確かに「御伽噺」と言うべきものです。だから、当然の如くにファンタジー的な質感に仕上げられても居て、その部分を表現するコトの一環として(監督が得意とするトコロの)ストップモーション・アニメの技法によるシーンもふんだんに織り込まれ、そしてソレがまた実に優れた効果を上げている…とゆーのも確かだとは思うのです。しかし、だからこの話はやはり「寓話」なのだ…という意見には、個人的にあまり賛同できないのですね。私自身は、今作は実に好く・そして徹底的に「人間・人間性そのモノ」を描き出した(抉り出した)映画だ、と思うのですよね。 確実に意図的に、醜いモノや、また本来はソコまで醜くないモノ、をよりグロテスクに・必要以上に醜悪に描いてゆく…一方で、だからこそ、その醜さを越えたからこそソコに、本当に根源的な善きモノのカタチが(ようやく)垣間見えて来るのだ…とでも言いますかね。今作の登場人物達は、須くが必ずナニかを「間違えている」(=何なら、一部はほぼほぼ「全て」を間違えている)とも思われます、が重ねて、その間違えているコトを「乗り越えた」からこそ、更にナニか真なるモノに辿り着ける…とゆーのを私も遂に「実感」できた…と言いますか。アプローチという意味で、これ程にユニークで、かつ本質的に「正しく」思われる手法(+そして一見は「そうは思われない」という手法)も、他にあまり見当が付かないな…てのが私の結論です(そしてこれは、ある部分で「手法」と言うよりは、確実に多分「哲学」に近い方のモノだ、とも感じるのです)。凄い監督・凄い作品だ、と思いますね。 【Yuki2Invy】さん [インターネット(字幕)] 9点(2023-05-01 00:32:56) 29.《ネタバレ》 DVDで見よう見ようと思っている内にアマプラにあったのを見つけて鑑賞。 誰を生贄にするかのくじ引きで両親もしっかり入ってる上に結構速い登場なのとか、メガネの変態おじいさんを誘惑するポーズとか。 他にも突っ込みだせばキリがないけど面白かった。 最後は童話通り退治されたんだろうか・・・ かみさんと一緒に見たのであのメガネ変態おじいさんの真似してあげると笑ってくれます。 【悲喜こもごも】さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-04-28 22:10:11) 28.《ネタバレ》 2時間強とやや長めだが、切株の人形に命が宿ったあたりからジェットコースタームービーの如く引き込まれた。 シュヴァンクマイエル監督の映画を幾分見ていたのもあり、比較的分かりやすくエンタメ寄り。 ご丁寧にも元ネタの民話を説明してくれる。 「食べることは相手の命を奪うこと」。 そのグロテスクさを否応なしに突き付け、子供ができない夫婦のエゴイストぶりと重なる。 嘘を付き続けて、ますます引き返せなくて、増えていく犠牲者たち。 夫婦の秘密を知った隣人の少女はそれを分かっていながら、オテサーネクとの絆を選ぶ。 秘密を持つことにワクワクしながらも自身の所有物として見ている感じの子供の残酷さが際立つシーンだ。 短編『地下室の怪』(1983)のセルフオマージュ感あり。 キャベツ畑を荒らされた管理人の老婆が民話通りオテサーネク討伐を仄めかして映画は終わるが、 そう問屋は卸さない気がする。 期待通りの気色悪さ、堪能させて頂きました。 【Cinecdocke】さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-04-27 23:32:42) 27.《ネタバレ》 この監督の作品は初見でした。顔や顔の一部のクローズアップを多用したり、食べ物をことごとくマズそうに映し出したりと、始めのうちはその独特な映像表現・世界に馴染めませんでしたが、ストップモーションアニメによる食人木が登場したあたりからすっかり馴染んで来て、物語の展開がどうなっていくのか夢中になって鑑賞することが出来ました。 元々はチェコの民話がベースとのことですが、主人公夫妻が不妊に悩む姿は極めて現代的にアレンジされていて、何かと子育て支援の充実が叫ばれる昨今の我が国的には、製作から20年以上を経た今は将にタイムリー。ホラーク夫人の子どもが出来ないことへの苦しさや罪悪感、人形に対して母親として半ば狂ったかのように愛情を注ぐ姿は、ホラー作品に位置付けられている本作ながら悲哀に胸を打たれるものがありました。 細かな表現の一つひとつが不気味で不快と感じる方も多いかも知れませんが、様々な要素を詰め込みながらも決して破綻することなく丁寧に仕上げられた佳作に8点献上します。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [インターネット(字幕)] 8点(2023-04-26 23:16:50) 26.《ネタバレ》 高評価だったので手にしてしまった。映画マニアだったら楽しいのかもしれません。 映画の世界に何の思い入れもなく、ただ面白い物を見れれば良いと言う 自分のような人間には良さを実感できませんでした。 確かに不気味で気色の悪い映画ですが、最初から最後までただそれだけ。 それを楽しめると言う人はどうぞ。 【デミトリ】さん [DVD(字幕)] 1点(2017-01-05 15:47:19) 25.《ネタバレ》 嬉々とした変態映画。本当はもっと変態な映画を撮る人らしいが、もうこれで十分。おなかいっぱいだ。 ただごはんを食べているだけのシーンが悉く不快。狙いすましている。下ネタ映画以上に飲食しながら観たくない映画だ。「物を食べる」という行為をテーマにここまで嫌らしい映画が作れることに感動した。他の動物の命を奪う「食」は確かに原罪だ。動物性の食べ物ではなく、キャベツを食べて死ぬという御伽噺も象徴的である。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-10-21 12:46:21) 24.《ネタバレ》 こんな映画見たことない! まず、雰囲気からして気持ち悪いし、食事のシーンがこんなに気持ち悪いなんて。人々も、みんな生気のない顔してて怖い。可愛くない女の子の無邪気な残酷さが怖い。体弱いのにロリコンなじじいが気持ち悪い。 木の化物の変な動きは、醜悪なのにシュール。 この世界観はクセになるかも。 嘔吐寸前、おぞましいおとぎ話ホラーの奇作。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-01-01 23:53:27) 23.深刻に不妊の悩みを持つ人が見たら卒倒しそうな内容。こりゃー怖い。豆腐売るみたいに赤ちゃん売ってる屋台があればねえ・・・。オティークはあの奥さんの執着の権化、まさに尽きない欲望ってとこかな。あそこまで行くと、赤ちゃんに執着しているというより、執着していることに執着している(今さら執着を捨てられない)みたいなモンでしょ。せっかくだから、もっとアニメを見せて欲しかったなあ。あの絵本はステキだったけれど。シュワンクマイエルにしては何もかもがえらく真っ当な作りでございました。いえ、不満じゃないんです、グロ全開でとても面白かったので。ちょっとばかし物足りなかっただけです。 【すねこすり】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-05-01 16:16:33) 22.《ネタバレ》 相変わらず食い物がまずそう。食べ方も酷いw現代劇ぽいので他の映画より見易かったですが、それだけに何か物足りなさも感じました。あの女の子、爺さんの次くらいに食われても同情しないな。 【TAKI】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-12-09 00:52:38) 21.《ネタバレ》 子どもだけが真実を知っているという点がシュヴァンクマイエルらしいところ。化け物をかわいがる母親はどう見ても普通じゃなく怖かったが、愛があるとも思った。チェーンソーを手にしつつ、手を下すことのできなかった父親にも。 【ジェイムズ・ギャッツ】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-10-23 18:11:35) 20.《ネタバレ》 シュバンクマイエル監督にしては珍しく分かりやすいストーリー。劇中の夫婦と同じ境遇の方にはあまりお勧めできません。ラスト、おばぁちゃんの勇姿が見たかった(笑 【njld】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-10-15 00:46:25) 19.《ネタバレ》 初めてこの映画を観たのが約3年前。 この間に私の人生にも色々転機が訪れたのでこの作品を再レビューしてみる。 この作品にはいくつかの親子像が出てくる。不妊症の夫婦とオティーク。隣部屋の夫婦と娘。そして管理人(老婆)とキャベツ。 特出して目立つのが女性差によるエゴと残酷さと母性。 当時観ていて何もここまでオティークに固執せずとも他にもっと可愛い子供の代替になるものはあるだろうに…と思っていたが最近見返してみて考えが改まった。 長らく不妊治療を続けてきたこの夫婦、それでもより追い詰められ子供を切望していたのは妻側で夫とは切迫感の違いというか溝があるのだ。だから夫のほんの気まぐれで遊び心から差し出した切り株に妻が執着したのは、他ならぬ夫からの『贈り物』だったから。おそらくそれまで子供の代替として飼われていた猫は妻が欲したものだったのではなかろうか。妻にとってオティークは夫婦の共同作業で得た本物の子供という事になるのだろう。狂っていく妻と暴走を止められない夫の苦悩に引き込まれていく。 夫婦視点で描かれていた話の中核は後半になるにつれ少女視点にシフトしていく。 子供にオモチャを与えると親が性差をつけずとも本能として遊び方が異なってくるという。男の子は分解と破壊、女の子は大人の真似事(○○ごっこetc)を始めるそうな。この作品ではオティークと少女が『食欲』を通して大人をもて遊んでいく。 物語のラストで管理人(老婆)とキャベツ(赤子の象徴)という生命の終末と誕生を外殻化した親子像が浮き上がってくるのも印象強い。 少女の薄っぺらい懇願なぞ、人生の酸いも甘いもかみわけた老女にとってはとるに足らない深刻さだろう。 シュルレアリスムの視点で描かれる生命とは何てグロテスクなのかと魅了される。 老若問わず女性特有の残酷かつ観念主義的な一面をえぐりたてるように描いた作品は私にとっては非常に興味深く面白く感じた。ここまでひどくなくとも「あるある」と思える共感部分が多いのだ。そしてそれを描いたのが男性の監督だという事がまた素晴らしい。(20110719) 【どぶん子】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-04-26 21:46:01) 18.《ネタバレ》 やっぱり変な映画。 アパートの中に独特の雰囲気が渦巻いていて、それがとても居心地よく感じた。 食べ物がグロテスクに描写されていて見事だ。人物像も面白く描かれている。 赤ちゃんがコワ~。。。 この監督にしては地味かも知れないが、しかし変なものが渦巻いている。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-08-02 00:21:45) 17.劇場で観ましたし、その後DVDも購入しました。登場人物がみ~んないい感じに狂ってますね。ホラーものは好きじゃないし、シュヴァンクマイエル先生のこともよく知らない私でしたが、この世界にはなぜか心惹かれましたし、個人的に結構ツボりました。でもこれあんまりDVDで観たくないです。グロい場面で細かいところまで目に飛び込んでくるのでゲロゲロゲ~・・・。劇場のスクリーンで1回きりで観るってのがいいかも。ある場面以外は極力CGを使用しなかったという監督の職人魂にホレました。お子様は、見ちゃダメ。これは大人の寓話。 【☆Tiffany☆】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-07-30 04:39:47) 16.白い髪のぽっちゃりした女の子がすごく良い味を出してる。食べるって行為は何かの命を奪うって事だから、始終残酷で良いんだと思う。グロいというか無意識下で行われる清涼作業を除くとこうなるんだろうな。 【Vanilla】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-11-21 00:10:58)(良:1票) 15.すごい期待してみたんですけど裏切られませんでした。驚きました。お母さんかわいいんですけど怖いですね~。オティークへの愛が尋常じゃない・・・。口とかがアップになるのがなんつーか気持ち悪いですね。おもしろい。もう一回観たい。この監督の他の映画も観たいなと思いました。 【CTU】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2006-08-07 17:28:48)(良:1票) 14.シュヴァンクマイエルお得意の「モノへの偏愛」の極み。 【k】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-28 23:58:14) 13.わーこわい、こわかったけど最高、ヤン・シュワンクマイエルはやっぱり天才、3回連続で観てしまった、おもしろすぎる、何か「モンスター」の絵本を思い出した、 【羊子】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-04-22 02:56:18) 12.この作品に限らずこの監督の作品を絶賛して人に薦めると人によってはメチャメチャ退かれちゃいそうです(笑)、でも悪趣味と思われても面白いものは面白いのだから仕方がないですね。ところでこの監督の作品ってDVD化されてもすぐに製造中止になってしまうしやはりマニアックなのでしょうか、一作品観れば全作品観たくなるほど魅力的だと思うのですが・・・。これは余談ですがあの童話の絵のタッチ、どっちが先なのかわかりませんが浦沢直樹の『MONSTER』をちょっと思い出しましたよ。 【眼力王】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-02-09 18:01:40)
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