みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
14.《ネタバレ》 “HELLBOUND”『地獄行き(が決まっているもの)』カースティのその後。って考えると納得なタイトルです。その後もその後で、前作の直後から始まります。前編、後編みたく綺麗に繋がってますね。 セノバイトとカースティ引き継ぎの、新しいキャストでの物語かと思いきや、まさかのジュリアがヒール側の主役。凡人だったらフランクおじさんの方をメインに選ぶところだろうに。 そして相変わらず出番の少いセノバイト。今回こそは大活躍かと思ったのに。ピンヘッドの過去がちょっと解り、その流れでチャナード医師もセノバイト化、あいつらの仲間入りするのかと思いきや、まさかの対立。 そして、やっぱ弱い。なんかもう、可愛いセノバイト。やられたあとのビジュアルも衝撃的。チャタラーお前… ストーリーが面白いか?と言われると相変わらず微妙なんだけど、この作品が目指したところが“Mtvの映画版”なのかもしれない。 グロくてキモい映像、サブリミナル効果が出てそうな細かいカット割りから、何となくニック・カーショウの“The Riddle”やイエスの“Owner Of A Lonely Heart”のオフィシャルビデオ映像を思い浮かべました。本作の映像だけ流して、BGMに好きな曲流したら、環境映像としてカッコいいなって。 トニー・ランデル。あの伝説の『北斗の拳』実写版の監督。予算内でキッチリ仕事をする職人監督だと思っています。私評価してます。 ウィリアム・ホープ(髪の毛あり)が出てるのと、無口な少女(…でもないか)ティファニーを助けるトコ、なんか太い管で繋がってるチャナード先生のビジュアルがエイリアン2を連想させますね。 『前作同様グロいホラーで、この前ヒットしたエイリアン2っぽくて、それでいてMtvっぽいセンスも出せ』なんて無茶な要求を、ランデル監督は高次元(&低予算&短時間)で、満たしてるんじゃないでしょうか? なんかね、観終わったあと『'80年代のホラーを観たなぁ~~』って満足感がたっぷりでした。面白いとかつまらないとかでなく、観ちゃいけないものを観てる背徳感というのかな、良い週末の夜って感じを味わえました。 前作と合わせて194分の超大作ホラー。合わせて平均6点になるように、この点数で。 【K&K】さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-02-12 16:20:45) 13.《ネタバレ》 監督が『北斗の拳』で監督生命を散らせたトニー・ランデルの割には観れる作品です。前作のラストと完全に続きになっていて、今回の実質的主役はあの継母ジュリア、マットに染みついた血からのお約束の復活でございます。こいつが道を踏み外した精神病院長を取り込んでゆく過程が見ものというわけですが、院長が首だけ化け物になってからのビジュアルが笑わせてくれます。まるで自主製作映画みたいなレベルのストップモーション・アニメは本来笑うところなんですが、現在の眼で観るとかえってシュールで不気味ささえ感じるのはどうしてなんでしょうか。この映画の惜しいところは、地獄の奥の奥まで見せちゃったことでしょう。でもまるでカフカの世界みたいなチープな書き割りの迷宮は、個人的には好きな世界観ではあります。魔道士たちは前作以上にわき役に押しやられ、ラストではヒロインを助けて化け物と戦い全員あわれな最期を迎えるとは、「ふざけんな!」と暴れたくなりました。そしてこれも前作に続いてヒロインの恋人(というか好意を寄せるイケメン)が全く活躍せずあっさり途中退場となってしまうパターン、これも“80・90年代のホラー映画あるある”の一つです。ラストでヒロインが“ジュリアの皮かぶり作戦”で化け物に勝利を収めるところは、前作でやはりフランクがラリーの皮膚を被ったのとまるで同じ、でもまさかこれをヒロインにやらせるとは… クライヴ・バーカーがメガホンをとらなかった割には、なんとかギリギリにポテンシャルは保てたかなってのが、正直な感想でした。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2019-02-13 21:09:05) 12.前作は、「監督・脚本クライヴ・バーカー」でしたが、2作目からは製作総指揮に引っ込んで、監督はと言うと・・・誰ですかこれは。 1作目には、日常と魔界が隣り合わせ、みたいな感覚があってそれなりにいい味出してたのですが、1作目のクライマックスから始まる2作目ではもはや日常色が引っ込まざるを得ず、普通にグロテスクなだけの世界観になっちゃいました。 皮膚のないヌメヌメとした全身血濡れメーキャップは、頑張ってるんですけどね。 それに、あの昔懐かしいギクシャクとしたコマ撮り映像、こういうのもちょっと嬉しくなってきます。 ただ、あのヘンな立体パズルみたいなのには、別段思い入れも感じなければ神秘性も感じないので、いつまでこんなコトやってんのかね~とも思いますが。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-08-10 16:18:20) 11.《ネタバレ》 うっわ 前回死んだはずの淫乱ババアがアーカイブ映像として出て来た。(そこでマイナスぅ ) ただそれだけでは留まらずにまさか生き返ってきやがった。(そこでももちろんマイナスぅ~) そう、あの手の顔立ちの女性のラブシーンはかなりキツイものがあると思うの。(だからもちろん当然かなりのマイナスぅ~ ) 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-01-17 23:58:11) 10.《ネタバレ》 一作目に続けて見た 冒頭、一作目のダイジェストから始まる 続けて見たせいもあるだろうが、この部分は完全に蛇足感がある その後の展開は前作とかなりイメージが違うので前作のイメージを引きずる必要もないしむしろ無いほうが良かった 一作目と違ってかなり不条理な展開 地獄の中が描かれる 前作の不満だった描かれなかった快楽の部分も少しだけ描かれていたがほんのちょっとだ 明らかに危険なパズルボックスを進んで求めてなおかつ開くという展開は必然性にかけるが、地獄の世界観はまぁまぁだ この展開なら大林宣彦の『HOUSE ハウス』のほうがはるかに上だ 『HOUSE ハウス』が77年なのでこれを見て無ければもうちょっと点が良かったかも パズルの得意な少女がバズルボックスを閉じる重要な役割をするが、パズル自体が余り難しそうじゃないので天才的少女の存在にあまり必然性がないんじゃないか ピンヘッド達魔導士も以外に弱くて飛んでくるチェーンの釣り針さえなんとかすれば銃乱射ぐらいでなんとかなるんじゃなかろうか 【にょろぞう】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-01-19 23:27:45) 9.《ネタバレ》 前作に比べると、ずいぶんとSF色が強くなり、ホラー要素が弱くなってしまいました。 ホラー要素を損なってしまった最大の要因は、全体像を見せてしまったことでしょう。この映画の良さは、地獄?への扉が開いても、その地獄の奥行きは決して見せなかったところにあります。地獄の先は見えない、・・・が、目と鼻の先に地獄は確実に存在するということは認識できる状況、ここに恐怖心を煽られるのです。 未知なるものへの恐怖。いったん扉を開けてしまうと、もう抗うすべはないという絶望感。逃げ道はないという閉塞感。この2作目では、そのすべてを取り払ってしまって、もともとあった1作目の良さを損なってしまい、ただのよくあるスプラッター映画になりさがってしまいました。 また、魔導士(セノバイト)達も、1作目では不可侵の存在であったのに、2作目では早くも手の届く存在に。せっかくあった神秘性がなくなってしまい、彼らから発せられる恐怖や圧力というものが随分と色褪せてしまいました。挙句の果てには「よし、ファイトだ。」で戦い始めるし。 ホラー映画として面白い映画ではあると思いますが、ヘルレイザーに求めていたものはあまり見られませんでした。そこがただただ残念です。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-04-28 22:59:50)(良:1票) 8.《ネタバレ》 前作ほどのインパクトはなかったものの、これはこれでよく出来ていたと思います。特に、魔導士になった主治医が凄いですね。相当おぞましいキャラですよ。前作は、男が皮膚の復元役だったけど、本作はジュリアっていう女性が復元キャラになってて、男の場合は脅迫や暴力でやったのがジュリアの場合は女の武器を使う。これがまたヤラシイ。それから、地獄の迷宮のヴィジュアル。これもまたなかなか魅力的でよかったですね。サイケデリックな映像でしたし。まぁ、あんまり怖くなかったけど、普通映画の続編ってどうしても1作目より劣っちゃうのが定番だけど、本作はむしろ正統進化してる出来映えでもあり、「よく出来た続編」の数少ないうちの一つに数えても良いと思いますね。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-08-26 01:52:40) 7.《ネタバレ》 ヘルレイザー2は相変わらずグロ・アート全開だ。 このヘルレイザー2は前作よりもSF色が強くなっていると思う。 壮大な異次元地獄の迷宮が見所だ。 ゴキブリの演出が前作同様にショッキング。 この2作目は前作ほどホラーとして成功はしていない。 その理由の一つが地獄の魔道師たちのヒューマンな部分が見えてしまうからだ。 そこで彼等に軽い共感が生まれ、魔道師たちに威厳のようなものは失われてしまう。 人間離れした怖さを感じづらくなった。 これだけ続編が出る事は予期しなかったとはいえ、2作目にして人間的な部分を見せてしまう魔道師たちとはどんなものか。 スケールが大きくなった事で恐怖は感じづらくなった。 広大な迷宮などSFファンタジーとして見応えのある作品となったけど、前作ほど異次元を描いていないように思える。 映像のスケールばかり大きくはなったが、異次元の奥行きが前作ほどは感じられない。 とはいえ突拍子も無い奇抜な演出にセンスを感じる。 鎖で縛られた裸体の生贄女はエロ過ぎた。 ここは間違いなく抜きポイントだ。 残念なところもあったけど、見応えのあるSFホラーの名作部類にある。 なんと!監督はあの「北斗の拳」のトニー監督らしい。 どうりで、再現度とイカ臭さは共通するところがあるのかも・・・ 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-06-22 23:36:33)(良:1票) 6.《ネタバレ》 世間での評価はイマイチですが、俺はこの2も大好きです。魔道士の正体が人間ってのも評価を下げる一因になってますが、俺は逆にそれがいいんです。特に医者が魔道士になっていくクダリが最高です。魔界の手術みたいな感じで改造されていくんですが、普通なら死にますよ。頭にドリルで穴あけられるし。でも死なない。死なないように死ぬほどの、いやそれ以上の苦痛をうけ、その苦痛のはてに快楽と悟りをえる、そんな改造風景が、なんかすごい。てゆーか、まさにそれが地獄の手術っぽい。死なないように考えれた痛みは人智を超えた技術でしかできない。そして人間の精神と感覚のはてを味わった者こそ地獄の住人らしい。魔道士みんな、そんな地獄の苦痛をうけて、あのキャラになったんだと思えば、不気味で興味深い。地獄の世界も マット絵だけど、なんか奇怪なスペクタル感が出てて、ほんとの魔界はこんなんかもって目から鱗状態になった。リバイアサンって神も、奇妙で納得。痛いシーンも前作以上だ。特に体に剃刀をはわすシーンは、痛そうでイーッてなる。この後のシリーズも嫌いじゃないけど、やっぱりヘルレイザーは1と2が一番だ。ああ、やっぱり俺、変態だ 【なにわ君】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2008-09-17 21:24:17) 5.1がおもしろくて見ましたが・・・チョット期待はずれでした。 【エディ】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-09-18 18:07:28) 4.監督さんは違いますが、見事に1のすぐ後(数時間後)の設定で始まりますね~。これ、レンタルで借りる時は1と2を続けて借りたらいいかも。こういうホラー映画でよく思うんだけど、これだけ目の前で殺人やら魔導師やらモンスターやらすんごい出来事がいっぺんに起こってるのに、主人公の子が正常でいられるのが不思議。私がこの子だったら、たぶん発狂して、ピンヘッドのピンを自分の頭に刺して満足して死んでると思う(笑。 最後の義理のおかんの皮をかぶるとこなんて尋常じゃ無理! ・・とツッコミつつも、やっぱりこのシリーズはやめられないなぁ~~ 【akoako】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-24 23:30:19) 3.《ネタバレ》 続編が謎解きに触れて面白くなくなるパターンではないかと思います。魔道士にその人間性を感じてしまっては、なんか親近感がでてきてジェーソン的ではなくなる。その素性や考えが判らないから怖いんじゃないでしょうか。 【森のpoohさん】さん 4点(2004-03-15 22:07:55)(良:1票) 2.どないやねん?むちゃくちゃな展開。魔界?のイメージがしょぼい。 グラサン魔道士が良い。が、活躍はしない。 【ナルコ】さん 3点(2004-01-13 10:15:27) 1.前作の雰囲気を残しつつまた新たな話が展開されていく。一世を風靡した残虐描写も健在だが、今回のピン・ヘッドは、前回とは違ってどこかいい奴に見える。そして、今回、もっとも存在感のある魔道士は、ヘル・レイザーの虜になった医師。なので、他の方々は少々押され気味… 【クリムゾン・キング】さん 6点(2003-10-31 19:18:37)
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