みんなのシネマレビュー

暗黒街(1927)

Underworld
1927年【米】 上映時間:80分
ドラマサイレントモノクロ映画犯罪もの
[アンコクガイ]
新規登録(2003-12-01)【--------】さん
タイトル情報更新(2017-07-20)【+】さん
公開開始日(1928-01- )


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監督ジョセフ・フォン・スタンバーグ
キャストジョージ・バンクロフト〔1882年生〕(男優)"ブル"・ウィード
イヴリン・ブレント(女優)"フェザース"・マッコイ
クライヴ・ブルック(男優)ロールス・ロイス・ウィンセル
原作ベン・ヘクト(原案)
脚本ロバート・N・リー
ジョセフ・フォン・スタンバーグ(ノンクレジット)
ハワード・ホークス(ノンクレジット)
撮影バート・グレノン
製作ヘクター・ターンブル(スーパーバイジング・プロデューサー)
パラマウント・ピクチャーズ
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【クチコミ・感想】

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8.序盤はブルの馬鹿みたいな俺様キャラと、ブルの右腕としての活躍が描かれないロールス・ロイスにギャング映画らしさを感じられず、サイレントなのでこんなものかと眺めていました。途中から三角関係のメロドラマとして盛り上がってゆき、「人生を凝縮した数時間」に於けるブルは前言撤回の一匹狼に相応しい姿で痺れました。エドワード・G・ロビンソン、ジェームズ・キャグニーを始めとする多くのスターが活躍するギャング映画の先駆けとなった作品に敬意を表しての8点。 The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 8点(2019-04-18 01:53:59)

7.《ネタバレ》 スタンバーグの繊細さは特別だ。ボスの情婦の首回りに揺れる羽毛、情婦がボスの手下を誘惑するシーンのクロースアップの神秘的な美しさ。 フィルムノワールの白黒のコントラストで突き進むなんてことはしない、陰影に富む。 ひと3さん [ビデオ(字幕)] 7点(2015-02-03 00:25:30)

6.フェザーズの身に付ける羽毛がユラユラと・・・これでもう思考は止まってしまう。サイレント映画はいつも、映画を「理解する」という地点から「感応する」ことへと引き戻してくれる。ラストの10分は、まさに人生そのものが濃縮されていると思った。ジョージ・バンクロフトの不敵な笑み、猫と戯れる姿、そして最後警察に連行される時の清々しい表情。そういえば「近松物語」のラストにおける香川京子の表情も、こんな風に清々しかったのだった。 Qfwfqさん [ビデオ(字幕)] 10点(2006-04-16 15:34:41)

5.ラストに向かっての迫力が素晴らしい。よく考えてみたらありえないだろ、と思うんだけど、そのへんの常識がぶっ飛んでしまう。サイレントとか犯罪ものとかいうジャンルにこだわって言っているのではなく、これ自体が非常によい作品だと思います。この監督の作品をもっと見たくなりました。 トナカイさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-07-31 22:00:32)

4.タイトルから重厚なものを期待したがえらく軽快な音楽に拍子抜け。ところがパーティ終焉あたりからどんどんシビアな展開へ。裁判官の説教(判決理由?)を裁判官の影とそれを聞くブルの苦々しい表情を同時に映すことで、まるで音のある映画のごとくその状況を映し出す。と思いきや↓なんと正義の象徴として大きく映していたとは..なるほど、奥が深い。終盤の銃撃戦はサイレントであることを忘れるくらいの臨場感。そしてやっぱり最後の名言が実に良い。サイレントをなめてはいけない。凄く面白いです。 R&Aさん 8点(2004-07-08 12:32:18)

3.単純に犯罪物の映画として観て楽しめるか否か?十分楽しめる。サイレントである事がハンデ思わせない程見せ場がたっぷりあった。フェザースの揺れる想い、ロールス・ロイスの律儀な男気、そしてひたすら大物ぶって生きていたブルの最後の言葉。いまどきの三角関係を描いた映画でこれ以上親切なキャラ設定してるものは少ない気がする。80年も前の映画にしては、古典としてといった評価でなく楽しめた意味での率直な点。 スルフィスタさん 9点(2004-04-29 03:10:55)

2.《ネタバレ》 映画史的な価値はわからないんですが、小粋な映画ですねー。影の演出が巧みで、警官だと思わせておいて牛乳配達人だったり。猫の使い方も印象的。隠れ家に逃げてきたウィードの元へ牛乳とともに現れる猫は、ドリームランドカフェにもいたことを考えると、その場所が彼にとってのドリームランドになることを暗示しているかのようです。「静けさにつつまれて彼のジェラシーはいよいよ燃え盛っていく」というナレーションは、「I am a Rolls-Royce for silence」と言っていたロールスロイスの静けさをも暗示しているのかのようでした。ウィードの最後のセリフは心に残る名台詞に投稿しておきました。 彦馬さん 8点(2004-02-29 19:51:27)

1.《ネタバレ》 例によってBSで観ました。例によってむっつかしい事はよく分からんのですが、小津安二郎の「朗らかに歩め」とか「その夜の妻」とかはきっとこの作品もお手本にしたんじゃないかなーと思います。ラスト、愛し合う二人の命を救う為に投降したブルが「結局ほんの少し死刑になるのが遅れただけじゃないか」と言われたのに対し「この数時間は俺にとって一生分の価値がある(かなりウロ覚え)」みたいなことを言ってたのがシビレました。 ぐるぐるさん 8点(2004-02-28 16:42:27)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 8.25点
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8562.50% line
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review2人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

【アカデミー賞 情報】

1928年 1回
脚本賞ベン・ヘクト受賞 

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